カテゴリー: 南アジア情勢
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パキスタンとアフガニスタンが衝突 双方に死者
このところパキスタンとアフガニスタンが衝突し双方に死者が出ている。時系列的に簡単に整理しておきたい。
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ネパール首相が退任 SNS禁止で死者19名の混乱の責任を取って
ネパールで19人が亡くなる政府抗議デモが起き責任を取って首相が退任した。きっかけはSNSの禁止だったと報道されている。
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プーチン・金正恩・習近平が再接近 様変わりする極東情勢
日本のメディアによるとロシアのプーチン大統領は経済的に孤立。ウクライナの戦線を維持することはできないことになっていた。また北朝鮮も同様。人民は疲弊し体制崩壊は間近のはず。 だがそんな事は起きていない。…
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パキスタンがアメリカの足を掴むことに成功 印パ停戦のその後
インドとパキスタンが「停戦合意」したが、その後も散発的に衝突が続いている。結果的にパキスタンがアメリカの足を掴みトラブルに引きずり込むことに成功した。トランプ大統領はこの構図に気がついておらず「貿易を…
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「すわ核戦争」からアメリカ合衆国介入までの経緯 印パ対立が「停戦完全合意」
インドが管理する領域での観光客殺害をきっかけにエスカレートしていたインド・パキスタン対立がアメリカ合衆国の介入によって「停戦完全合意」を迎えた。これまでのQuoraでのコメントやIMF有志などの話題を…
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インド・パキスタン情勢が緊迫化
中東に続いてインド・パキスタン情勢が緊迫化している。ところがQuoraで意見を聞いてみると意外と冷静な声が多い。CNNは「危険度は高まっている」としているがBloombergは両者とも自制心を保ってい…
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グラミン銀行のユヌス氏が顧問としてバングラデシュの暫定政権入り
バングラデシュの政変が興味深い展開を迎えている。あのグラミン銀行でノーベル平和賞を獲得したユヌス氏が帰国し首席顧問として暫定政権を率いる。どうせ軍部が力で政権を掌握してしまうのだろうと思われていたが、…
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バングラデシュが軍政に移行
つい先程、バングラデシュのハシナ首相がヘリコプターでインドに逃亡した。跡を引き継いだのは軍だった。軍が政権を掌握したなどと書くと民主主義が抑圧されるような印象を持つのだが、我々の常識はなかなか通用しな…
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教育投資の重要性 バングラデシュの学生暴動から「日本の何が幸運だったか」を考える
バングラデシュで学生運動が過激化し大勢の死者が出ている。少なくとも百人を超えているそうだがインターネットが遮断されていて実際の死者数がどれくらいなのかよくわからないそうだ。 バングラデシュ経済を調べる…
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バングラディシュの学生デモが過激化 テレビ局が燃やされ死者も30名以上に
アメリカのニュースは大統領選挙の行方を夢中で追いかけている。まるで世界では大統領選挙以外のことは行われていないような印象を受ける。 そんななか「バングラディシュで学生デモ」というニュースを見かけた。「…
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インド株急落 出口調査の結果と開票結果がマッチせず
「BJPの勝利でインド経済はさらなる成長へ」という見出しから一転してインド株が急落した。BJPの得票率が期待されていたほど伸びなかったためだ。インドの民主主義はこれまで概ね健全なものだったが今回は野党…
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神聖民主主義に傾くインド モディ首相が総選挙に勝利
インドの総選挙は「世界で最大規模の民主的な選挙」と言われる。NHKによると選挙は七回に分けて行われたそうである。そのインドでモディ首相率いるBJP(インド人民党・Bharatiya Janata Pa…
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民主主義という災厄 混乱が予想されるパキスタンの総選挙
人口2億3000万人のイスラム教国パキスタンで総選挙が行われる。選挙情勢はかなり荒れていてカーン元首相の一派が徹底的な弾圧を受けている。カーン首相はありとあらゆる罪で有期刑に処せられておらず身動きが取…
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モスクが破壊され跡地にヒンドゥー教寺院が建設される アヨーディヤで寺院建立の記念式典が行われモディ首相も参加
民主主義は成長と繁栄を求める。ではそれが民主主義が与えてくれる唯一の報酬なのだろうか。それがわかる事例がある。インドデモスクが破壊されヒンドゥー教寺院が建設されている。再選を狙うモディ首相はここから再…
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イランに予想外の反撃 外交関係も途絶し「強いパキスタン」をアピール
【お詫びと訂正】当初タイトルを「イランに予想外の反撃 イラン大使も人質に取り「強いパキスタン」をアピール」としていましたが、記事をよく読むと「イラン大使がパキスタンに戻れなくした」ということでした。お…
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インドの野党議員143人が登院停止に 背景にあるモディ政権の暴走
総選挙を控えたインドで野党を潰すあからさまな動きが起きている。今は野党になっている既成政党(INDIA)系の議員のうち143名が登院停止になった。既成政党とポピュリズム政党の争いである。 インドの上院…
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シーク教指導者殺害をきっかけにカナダとインドの外交関係が悪化 お互いの外交官を追放する騒ぎに
「インド人」というとターバンを巻いた人を想像することがあるが、あれは厳密にはシーク教徒と呼ばれる人たちである。インドでは少数派の宗教だ。カナダでこのシーク教徒の宗教指導者が殺害された。インド政府がカリ…
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なぜインドの個人識別番号システムは成功し、日本のマイナンバー制度は失敗したのか
NHKの「台頭する“第3極” インドの衝撃を追う」を見た。特に注目していたわけではなく暇つぶし録画だったのだが有益な内容だった。インドは生体情報と紐づけた個人識別番号システムを導入し海外に無償で提供す…
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外貨不足、インフレ、洪水、デフォルト危機、野党指導者逮捕による政情不安、そして広がる暴動 パキスタンは今どのような状態にあるのか?
スリランカが国家デフォルトを起こした時「悲惨なデフォルトはなんとしてでも避けるべきだ」と感じた人も多かったのではないか。だが、パキスタンは今「なかなかデフォルトしない」ことで危機に陥っている。これまで…
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インド東部で55人が死亡する民族対立が発生。インパールを中心に混乱が広がる。
インド東部のマニプル州で部族間対立が広がっている。マニプル州というと聞きなれないのだが「州都がインパールである」と言えばなじみを感じる人もいるかもしれない。きっかけはチベット・ビルマ系のメイテイ族の「…
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鈴木財務大臣は、経済破綻したスリランカの面倒を押し付けられるのか
「日本が主導してスリランカの債務整理をする」という記事が日経に掲載されていた。日本が国家デフォルトしたスリランカの面倒を押し付けられるのかと思ったのだが結局枠組みの発表は行われていない。ロイターの記事…
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ネパールで毛沢東主義の首相が誕生し親中国に傾斜
ネパールで毛沢東主義者の新しい首相が指名された。元ゲリラだが三度目の首相登板である。今回の総選挙は親中国と親インドの争いだったそうだが、結果的に親中国にシフトするのではないかと言われている。親インドと…
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ラジャパクサ前大統領がスリランカに帰還し37名の閣外大臣ポストが分配される
ラジャパクサ大統領がモルジブに逃げてからしばらくが経った。大統領権限がないと不逮捕特権がなくなってしまうため海外に出てから電子メールで辞任表明したことが話題になった。このため今は前大統領ということにな…
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なぜパキスタンの洪水は国の1/3という広範囲に及んだのか?
パキスタンで大規模な洪水が起きている。なぜこんなことになったのかを調べて見た。 何が起きたのかはビデオを見るのが手っ取り早いと考え、まずはYouTubeのビデオを集めた。ドローンで空撮している映像には…
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スリランカのウィクラマシンハ大統領代行はなぜ債務再編を日本に頼ろうとしているのか?
スリランカのウィクラマシンハ大統領代行が「日本が中心となって債務再編を助けてほしい」と依頼してきた。一部報道によると日本に来たいとも言っているそうだ。ではなぜ、ウィクラマシンハ大統領代行は日本に頼ろう…
