カテゴリー: ヨーロッパの政治
-
ヒトラーの好戦的性格と女性に対するコンプレックス
人々は当時のドイツ人がなぜ過激なユダヤ人排斥運動が国民から熱烈に支持されたのかを知りたがっている。ヒトラーは武力闘争で民主主義を抑圧したのではなく議会から権限を委譲されて「民主的」に独裁者となった。こ…
-
BBCで会長とニュースCEOが同時に辞任 公共放送に強まる逆風
BBCの会長が辞任した。偏向報道の責任を取ったもの。過去にも辞任した事例がある。しかし今回はニュース部門の経営責任者(CEO)も辞任している。背景にあるのがBBCに対する逆風だ。日本でも見られるオール…
-
オランダで極右が退潮し改革中道派が躍進
オランダで総選挙が行われ、極右自由党が退潮し中道右派が勢力を取り戻したとされている。しかし、少数政党化が進むオランダで躍進したのは伝統的な保守ではなく改革中道派だった。連立には数カ月かかるものと見られ…
-
ルコルニュ首相はかろうじて内閣不信任案を回避へ
当ブログはあまり注目されていないフランスの内政に注目している。当初内閣不信任の無限ループが予想されていたがかろうじて回避されそうだ。ルコルニュ首相の手腕と言うよりは既存政党の「日和見」が原因だ。
-
トランプ大統領が「取らない」ことが注目された今年のノーベル平和賞
共同通信によると今年のノーベル平和賞はアメリカ合衆国で大いに注目されたそうだ。トランプ大統領が取らないという事実を確認したい人が多かったのだろう。ノーベル平和賞が注目されるのはおそらく政治的に中立だと…
-
マクロン大統領が左派との連合に傾く
退任やむなしとされていたマクロン大統領だがルコルニュ首相と左派との間で合意がまとまりつつあるようだ。フランスの金融市場はやや落ち着きを取り戻しているものの依然警戒感は根強いそうだ。
-
フランスでマクロン大統領退陣論
どうでもいい日本の政局について時間をかけすぎてしまったので、フランスとアメリカで起きている状況についてはさっくりと済ませたい。フランスではマクロン大統領の退任観測が出てきた。投資家たちのフランス資産を…
-
フランスで内閣が総辞職 存命わずか14時間
日本のニュースばかり見ている人は「日本の行き詰まり具合をネガティブに伝え過ぎだろう」と思っているかもしれない。しかし経済が行き詰まっているのは世界的傾向。日本は過去の蓄積と分厚い「国家社会主義的な制度…
-
イギリス・マンチェスターのシナゴーグで襲撃事件
イングランド北部のマンチェスターのシナゴーグで襲撃事件があり2名が亡くなり容疑者が射殺された。当局は詳細を明らかにしていない。容疑者は車で突っ込みナイフで襲撃した模様だ。 記事を書いた後、当局は容疑者…
-
日本で急速に湧き上がる外国人排斥とどう向き合うべきか
当ブログは、外国人排斥運動に対して自分で要求を出せない人のルサンチマンであり思い込みであるというポジションを取っている。日本には様々な政治課題があるがそれを差し置いてまだありもしない問題に焦点を当てす…
-
世界の嫌われ者 ネタニヤフ首相が国連演説で退席者多数
ネタニヤフ首相が国連で演説しパレスチナ国家の樹立は絶対に認めないと宣言した。この演説に前後して国連ビルの前には講義者が殺到。各国の外交団が一斉に立ち去る中でアメリカの代表団だけが必死に拍手を送るという…
-
エストニアで領空侵犯 危険な挑発を繰り返すロシア軍
ポーランドとルーマニアに続いてエストニアでも領空侵犯があった。ヨーロッパではウクライナからNATOの目をそらす作戦であるという指摘が出ている。一方でアメリカ合衆国ではプーチン・トランプ会談と絡めた報道…
-
チャールズ国王は友だち トランプ大統領が自身の見解を示す
トランプ大統領がイギリスから異例の高待遇を受けている。極めて例外的な二度目の国賓待遇での訪英を果たした。トランプ大統領はチャールズ国王は友だちであると主張したが、各メディアはこぞって「友だち」とカギカ…
-
「無敵の人」ロシアがNATO領空を侵犯
次第に状況が第二次世界大戦前夜に似てきた。第一次世界大戦ではドイツが多額の賠償金を課せられ次第に失うものがない「無敵の人」状態になった。ヨーロッパは度重なる挑発をやり過ごしたが無敵の人は次第に凶悪化し…
-
もう何度目? フランスで政権崩壊危機
フランスでは現役層の不満が爆発し結果的に極右が台頭しマクロン大統領が率いる政党が大敗した。そんなフランスだが財政健全化を諦めきれておらず結果的にまた内閣が崩壊しようとしている。極右も左翼も内閣打倒には…
-
クシュナー大使がフランス政府からの呼び出しを喰らう
在仏アメリカ大使のチャールズ・クシュナー氏がフランス政府からの呼び出しを喰らった。ニュースでは「召喚」などと表現されている。クシュナー大使はウォール・ストリート・ジャーナルにフランス政府に対する注文を…
-
シチリア連絡橋計画が動き出す
イタリアの本土とシチリアの間には橋がなくフェリーだけが主な連絡手段になっている。中には鉄道車両をそのまま乗せるフェリーもあり鉄道ファンにも注目されている。そんなシチリアに橋をかける計画が持ち上がった。…
-
イギリスで財務大臣が泣き出しポンド安
最近「すわトラスショックの再来か」という話をよく聞くようになった。原因は議場で財務大臣が泣き出したから。一体何があったのか。
-
トランプ大統領にへつらうNATOと何も言えない日本
トランプ大統領のNATO訪問が終わった。 ヨーロッパはアメリカをつなぎとめるためにへつらいとも言える待遇を行い、日本は下を向き何も言えなかった。様々な事情がありヨーロッパのようにへつらいきれなかったの…
-
NATOはアメリカ合衆国を接待モード 日本メディアは3.5%を既定路線化
NATOはどうにかしてアメリカ合衆国を繋ぎ止めておきたい。このため、オランダ王室はトランプ大統領を王宮で接待した。ただその報道ぶりはなかなか辛辣なもの。ルッテ事務総長はアメリカにへつらっているとしてお…
-
トランプ大統領がNATOの集団防衛義務に疑義 問われる日米同盟へのコミットメント
NATO首脳会談に出席するトランプ大統領がNATOの集団防衛義務に疑問符を投げかけNATO加盟国に波紋が広がっている。 この発言は日米同盟の有効性にも疑問符を投げかけるものになるだろうが日本のメディア…
-
意外と好戦的なドイツのメルツ新首相
G7サミットではトランプ大統領の迷走ぶりが目立っている。このためバイデン政権時代の構図をそのまま持ち込み「偽善者VSトランプ大統領」という図式を作りたくなるのだが、G7の構図は変化しつつある。
-
あっけなく オランダで連立政権が崩壊
オランダで連立政権があっけなく崩壊した。移民政策を巡って極右自由党が連立政権を離脱したためだ。総選挙が前倒しになると言われている。
-
ポーランド大統領選では保守系野党が勝利
ポーランドでは2023年に議会選挙が行われPiSが野党に転落した。しかし大統領はPiSが握り続けていてトゥスク首相と対立してきた。今回の大統領選挙ではPiSも推薦するナブロツキ候補が大統領に就任し「二…
-
実効性に疑問 イギリスとアメリカが貿易協定締結で合意
数日前からトランプ大統領は「世界で尊敬されている国との貿易協定がまとまる」としてきたが、その国はイギリスだった。貿易協定が結ばれるというが対英貿易はアメリカの黒字でありそもそも相互関税の対象国になって…
-
バランスをとった新教皇 レオ14世はアメリカ出身の改革派
先ほどバチカンで白い煙が上がりプレボスト枢機卿が新教皇に選出された。プレボスト枢機卿はレオ14世を名乗る。保守と改革派のどちらが教皇になるのかに注目が集まっていた。トランプ大統領は保守派の教皇を望んで…
-
極右の躍進を受けルーマニアの首相が辞意を表明した
ルーマニアで二回目の「大統領選第一回投票」が行われ極右「ルーマニア人統一同盟」を率いるシミオン氏が40%の得票を得た。これを受けてチョラク首相が辞意を表明している。中欧・東欧地域にもじわじわとポピュリ…
-
ドイツ議会がメルツ氏を新しい首相に選出した
ドイツ議会がメルツ氏を新しい首相に選出し大統領が首相を任命した。保守派・進歩派の二大政党が協力したことから「大連立」と呼ばれる。しかしながら第一回の投票ではメルツ氏が敗退し二回目でようやく首相就任を決…
-
ドイツ政府がドイツのための選択肢(AfD)を極右指定
ドイツ政府が最大野党「ドイツのための選択肢(AfD)」を極右指定した。通信傍受などが可能になる。なぜかルビオ国務長官がこれに反発しておりドイツ外務省が反発している。イギリスでも地方選挙が行われリフォー…
-
フランシスコ教皇が死去 葬儀と墓標は質素にとの指示を残す
ヨーロッパと北米は春を告げるイースターの祝日を通過したばかりだ。そんな中フランシスコ教皇がなくなった。南米出身の異色の教皇だったが葬儀と墓標は質素にするようにと指示をして亡くなったそうである。
