カテゴリー: 中東・アラブ・イスラエル情勢
もともとは単なる地域的な区切りでしたが、最近ではガザ地区情勢などを中心にお届けすることが多くなりました。イスラエル、パレスチナ、サウジアラビアなどのアラブ圏に加えてイランの状況などをお伝えしています。
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トランプ大統領が「ガザの所有」を宣言
トランプ大統領が「ガザの所有」を宣言した。国際法違反になる可能性が高くアラブは強硬に反対している。しかしトランプ大統領は反発されればされるほど自説にこだわる傾向がある。 この背後でほくそ笑んでいるのが…
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ガザで42日間の停戦が実施 ベン・グビル氏ら「ユダヤの力」は内閣から離脱
イスラエルとガザ地区の間で停戦合意が結ばれた。停戦実施は3時間近く遅れたとされておりその間にも19人が亡くなっているという報道もあった。 合意の実効性を危ぶむ中で3人の女性が解放され、42日間の停戦が…
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6時間の議論の末にガザ和平案が承認 42日間の停戦へ
イスラエルの内閣がガザ和平案を承認し当初の目標通りに19日までに停戦が実施されることになった。日本の報道のヘッドラインだけを見ると「一件落着」のように思えるのだがどうやらそうではなかったようだ。 この…
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イスラエル=ガザ和平の進捗
イスラエル=ガザ和平の進捗についてCNNとアルジャジーラの英語版の情報を元にまとめた。2つの見方がある。1つはバイデン政権の一方的なイニシアチブを嫌うネタニヤフ政権が独自の動きをしているというもの。も…
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【短信】レバノンが2年ぶりに大統領を選出
レバノンに新しい大統領が誕生した。日本人の興味を惹かないテーマなので簡単にまとめる。
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【短報】ネタニヤフ首相が前立腺除去手術へ
ネタニヤフ首相が前立腺除去手術を受けたというニュースが入ってきた。感染症が確認され診察したところ良性の肥大が見つかったとThe Time of Israelは伝えている。
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【短報】イスラエルのイエメンに対する空港爆撃で国連職員が負傷
イエメンの空港がイスラエルに爆撃された。「たまたま」テドロス事務局長がイエメン入りしており空港に滞在していた。確たる証拠もないためイスラエルがテドロス事務局長を狙い撃ちにしたとは言えないのだが、国連職…
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アメリカ合衆国がシリアに居座るのは「石油利権」があるからなのか?
シリアで新しい政権づくりに向けたプロセスがスタートした。 アメリカ合衆国はシリアにとどまりたい考えだが、新しい政権との距離を決めきれていない。なぜか上から目線で「4つの条件さえ飲めば全面的に指示する」…
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シリアに暫定政権が発足
シリアにHTSを主軸とする暫定政権が発足した。ジャウラニ指導者が大統領格でイドリブ県で行政経験があるバシルという人物を暫定首相に任命している。 西側各国はテロ組織に指定していたHTSに警戒心を示しつつ…
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シリア情勢について簡単にアップデート
中東情勢について簡単にアップデートする。各国の関心が外に向いたことでアサド政権が倒れた。トルコが介入しないことがわかり反政府勢力がダマスカスに向けて進軍し12日で首都を占拠した。すると各国が一斉に「独…
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アサド政権があっけなく崩壊 アサド大統領はロシアに亡命
イドリブ県から出発した反政府軍がアレッポを制圧したとされたのが12日前だったそうだ。ついに反政府軍はダマスカスに到着しアサド大統領はダマスカスから姿を消した。つい先程ロシアがアサド大統領と家族の亡命を…
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反政府勢力はダマスカスを目指す
シリア情勢が緊迫している。 まずロシアとイランがシリアの政権を養護する余裕がなくなっていた。トルコに支援された反政府勢力は反撃の機会を狙っていたがハマス・ヒズボラと同調していると見られるのを避けるため…
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泥沼化する中東情勢をまとめて
突然、韓国で45年ぶりの非常戒厳令が出され慌ててしまったのだが大統領が撤回を宣言し正式な手続きまちとなっている。この時間を利用して中東情勢についてまとめたい。 ガザ地区からシリアまでの状況が泥沼化して…
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シリアの第二の都市アレッポが反体制派に占拠される
シリアの第二の都市「アレッポ」が反体制派に占拠されたという。ああそうなのか中東も大変だなと思った。ただこれをきちんと理解しようと思うととたんにめんどくさいことになる。そもそも反体制派って何だ?というこ…
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停戦合意は時間稼ぎ イスラエル・ヒズボラ双方の思惑
イスラエルとレバノンの間に60日の停戦合意が結ばれた。実態は「停戦に向けた60日間のトランジション」と表現したほうが良さそうだ。だが実際には単なる時間稼ぎに終わると見られている。イスラエルは「お休み」…
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【速報】レバノンとイスラエルの間に60日停戦合意 微妙に異なる表現
レバノン政府とイスラエルの間に60日の停戦合意が成立したとバイデン政権が発表した。イスラエルの閣議決定を受けてのもの。ただし媒体によって表現が若干異なる。この項目は特に多くの未確定情報を含むためオリジ…
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ネタニヤフ首相に学ぶポスト・トゥルース時代の生き残り戦術
ポスト・トゥルースの時代と称していくつかの記事をお送りしている。今回はポスト・トゥルースの時代を生き抜く「その場その場戦術」についてお伝えする。題材はネタニヤフ首相だ。ガザ地区やレバノンなどで多くの市…
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イスラエルのヨアヴ・ガラント国防大臣が更迭
大統領選挙の結果が判明するまで「凪」のはずだったイスラエル情勢が動いている。ガラント国防大臣が更迭されたようだ。後任はカッツ外務大臣となる。ガラント国防大臣はアメリカの政権と近くネタニヤフ首相とは距離…
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イスラエルの首相サイドが軍から情報を盗む事件
イスラエルで情報漏洩事件が起きたと各紙が伝えている。アメリカから漏れた事件の続報だろうと思って読んだのだが全く別件だった。 戦争の継続を望むネタニヤフ首相サイドが世論を操作するためにヨーロッパの新聞に…
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イスラエルに報復を誓うイラン ただし具体的な言及はなし
イランのハメネイ師がイスラエルへの報復を示唆した。しかし具体的な行動について言及しなかった。アメリカ大統領選挙を控え中東情勢も「次の大統領待ち」の状態に入っている。イランは「報復の連鎖で疲弊する」か「…
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イスラエルの巧みなメディア戦術 イランへの報復は完了
国連を敵に回して暴走しているイスラエルをアメリカ合衆国は制止できていない。背景にあるのはイスラエルの巧みなメディア戦術だ。ネタニヤフ政権は英語とヘブライ語を使い分けてメディアを乗りこなしている印象があ…
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トルコの防衛産業でテロと見られる攻撃 詳細は不明
トルコのアンカラ近くの防衛産業でテロと見られる攻撃があった。REUTERSによると詳細はわかっていない。自爆攻撃があったとされており(REUTERSは確認していない)カギ括弧付きで「テロ」と表現されて…
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「イスラエルの情報がアメリカ経由でリーク」の波紋
今、英語メディアで「イスラエルの情報がアメリカ経由でリークされたらしい」という問題が語られ始めている。情報はファイブアイズで共有されていたが、おそらくイスラエルは知らされていなかった。そしてこれを対外…
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「いつでもやれるんだぞ」 ネタニヤフ首相の私邸がドローン攻撃を受ける
ネタニヤフ首相の私邸がドローン攻撃を受けた。日本語では記事が少ないので例によって英語の記事をいくつか読んだ。海辺の高級住宅街にある別邸が狙われたそうだがネタニヤフ首相は無事だった。 イスラエル北部に広…
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イスラエルのイラン攻撃は大統領選挙前の公算 ハマスのシンワル氏も殺害
CNNがアメリカ高官の話として「イスラエルのイラン攻撃は大統領選挙前になるだろう」とする記事を出している。リベラル系のメディアなのでバイデン政権に有利な誘導をしていると思える。だが、どうも様子がおかし…
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「ホンモノ」は目が据わっている ネタニヤフ首相が暴走
ネタニヤフ首相が暴走している。連日この暴走ぶりを見ていて「ホンモノ」は目が据わっているなあと感じた。この「ホンモノ」ぶりにはプーチン大統領の暴走と似ている。 トランプ氏は大衆を煽り自分への支持を呼びか…
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イスラエルのUNIFILへの発砲に広がる反発
イスラエルが在レバノンの国連軍であるUNIFILに発砲し国際的反発が広がっている。ネタニヤフ首相は国連レバノン軍に「出てゆけ」と要求しているそうだ。
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バイデン大統領とネタニヤフ首相が直接会談 中東戦争は回避できるか
バイデン大統領とネタニヤフ首相が直接会談を行った。その後イスラエル側は強い姿勢で「イランへの報復」を明言しているが、言葉が強いときにはそれほど強硬な攻撃には出ないだろうという一種の安心感がある。とはい…
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「マクロン恥を知れ」の顛末
日本ではあまり大きく報道されていないがネタニヤフ首相がマクロン大統領に対して「恥を知れ」と恫喝した。普通に考えると世界大国で支援国であるフランスのほうがイスラエルよりも立場が強そうだ。だが実際には慌て…
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オクトーバーサプライズ イランにある核施設攻撃と全面戦争のリスク
オクトーバーサプライズという言葉がある。大統領選挙前に予想外のことが起きて大統領選挙の行方が左右される現象だ。今年はイランにある核施設攻撃と中東戦争がオクトーバーサプライズになるのかもしれない。政権延…
