カテゴリー: 中東・アラブ・イスラエル情勢
もともとは単なる地域的な区切りでしたが、最近ではガザ地区情勢などを中心にお届けすることが多くなりました。イスラエル、パレスチナ、サウジアラビアなどのアラブ圏に加えてイランの状況などをお伝えしています。
-
ネタニヤフ首相が恩赦を要求
ネタニヤフ首相が大統領に恩赦を要求した。ただし罪は認めていないそうだ。こうしたニュースを見るとこれが良いことなのか悪いことなのかと考えてしまう。悪いことをした人の罪が「正しく」裁かれず特別扱いされるの…
-
ロシアがトランプ大統領の和平案を黙認へ 帝国化する世界
現在の世界は国連を中心とする主権国家体制を取っている。しかしながらこれが揺らぎそうな兆候がある。例えば中国が台湾は自分たちの勢力圏にあると主張しアメリカ合衆国がそれを黙認するという世界である。主権国家…
-
鬼の居ぬ間にガザ攻撃
先程ネタニヤフ首相がガザ地区に対する攻撃を命じた。トランプ大統領がアジアを歴訪している時を狙ってガザを攻撃したのではないかと思う。 いずれにせよガザ地区におけるイスラエルとハマスの対立は「分断」の究極…
-
イスラエルが西岸丙午を求める決議でバンス副大統領が「個人的に」立腹
イスラエルの国会「クネセト」が西岸併合を求める決議を出した。バンス副大統領は「個人的には屈辱されたと考えている」と表明している。しかしアメリカ合衆国国内ではトランプ大統領が「違法であろうがやったもの勝…
-
ガザ地区でイスラエルが空爆を再開 33名が死亡
ガザ地区でイスラエルが空爆を再開したというニュースが入ってきた。この攻撃で33名がなくなったと読売新聞が書いている。 そもそも心のなかに平和がないトランプ大統領に世界平和を実現することなどできないと示…
-
トランプのトランプによるトランプのためのガザ和平が早速頓挫
BBCがトランプ大統領のガザ和平についてかなり厳しい分析をしている。日本でもこの程度の論評が出ればいいのになどと考えつつこの記事を読んだ。 【解説】ガザ停戦にトランプ氏が決定的役割、しかしこれは和平へ…
-
トランプ大統領がハマスから人質奪還に成功
トランプ大統領がハマスから人質を奪還することに成功した。人質20人はすでに解放された模様だ。ノーベル平和賞が取りたくてたまらないトランプ大統領の執念だけが世界平和を支えているという歪な状況だが、関係国…
-
パキスタンとアフガニスタンが衝突 双方に死者
このところパキスタンとアフガニスタンが衝突し双方に死者が出ている。時系列的に簡単に整理しておきたい。
-
ガザ合意は最終段階とトランプ大統領が主張
AxiosがExclusive: Trump says Gaza peace deal in “final stages”という独占記事を書いている。ガザ合意は最終段階だという…
-
「戦争でもしない限り止められない」 イランの核協議体制が崩壊
やっぱりこうなるだろうなと思っていたので特に気にしていなかったのだが、時事通信が「対イラン核合意瓦解」という記事を書いている。国連が主導する体制が急激に崩壊しつつあることの一つの現われだろう。
-
世界の嫌われ者 ネタニヤフ首相が国連演説で退席者多数
ネタニヤフ首相が国連で演説しパレスチナ国家の樹立は絶対に認めないと宣言した。この演説に前後して国連ビルの前には講義者が殺到。各国の外交団が一斉に立ち去る中でアメリカの代表団だけが必死に拍手を送るという…
-
西側先進国がパレスチナを国家承認
アングロサクソンの各国とフランスの働きかけを受けた国がこぞってパレスチナ自治政府を国家承認した。カナダの首相はイスラエルとアメリカが抵抗しているとわざわざ示している。岩屋外務大臣は「承認することは間違…
-
ロシアの領空侵犯はちょっとしたミスとトランプ大統領
先日トランプ大統領の外交政策が行き詰まりつつあると書いた。その後ロシアの領空侵犯とイスラエルの空爆についての受け止めが入ったので軽くまとめておく。 この問題は日本にとっても他人事ではない。対ロシア制裁…
-
行き詰るトランプ外交 振り回す側から振り回される側に
トランプ大統領の外交が行き詰まっている。相手に無茶苦茶な要求を突きつけることで状況を作り出しディールを展開するトランプ流が成り立たなくなり、振り回される側に回っているからだ。
-
イスラエルのカタール攻撃でトランプ大統領のメンツは丸つぶれ
イスラエルがカタールを空爆し、トランプ大統領の反応が注目されている。トランプ氏は対ハマス和平交渉を主導したいと考えたが、イスラエルはハマスの幹部を狙った。 トランプ氏はネタニヤフ首相に強い態度を取れな…
-
和平交渉は頓挫か イスラエルがカタール領内で攻撃を仕掛ける
イスラエルがカタール領内でハマスを攻撃した。イスラエルが和平交渉に応じるつもりがないことがわかると同時にトランプ政権の外交政策が行き詰まりつつあることも伝わってくる。
-
立ち退き料はデジタルトークン トランプ政権がガザの信託統治化を計画
元記事はワシントンポストだったそうだ。政権(共和党だけでなく民主党も)に批判的でインテリ色が強いため軽蔑的な意味合いもあるかもしれない。トランプ政権がガザ地区の信託統治化を狙っているという。 前回のエ…
-
右派のアジェンダに沿ってイスラエルがガザ市に侵攻
超正統派が政権を離脱し少数与党に陥落したネタニヤフ首相。右派(極右といったほうが正確なのだろうが)を取り込むためには彼らのアジェンダに従うしかない。 ハマスが人質の部分解放に傾く中でガザ市に侵攻を始め…
-
なぜオーストラリアはパレスチナ政府を承認するのか
フランスを皮切りに西側諸国にパレスチナ政府を承認する動きが出ている。イギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドが揃ってパレスチナ国家承認に向けて動き出した。現在はオーストラリアが承認を決めニュ…
-
ネタニヤフ首相のガザ完全占領計画が承認される
ネタニヤフ首相のガザ完全占領計画が承認された。これまで後がないネタニヤフ首相が極右と組んで暴走し始めたというような書き方をしていたのだが、これは必ずしも正しくないということがわかった。 内容を読めば読…
-
ネタニヤフ首相がガザの完全支配に向けて重要な一歩
少数与党状態になり秋の政局まで時間がないネタニヤフ首相。ガザの完全支配に向けて重要な一歩を踏み出した。記事を書き始めたときにはこれから会議に臨むとされていたが今も会議は続いているようだ。アメリカ合衆国…
-
ガザの新しい占領計画
超正統派が連立を離脱したため少数与党になったネタニヤフ政権。議会が再び開くまでの短い期間に思い切った策を見つける必要がある。 そんな中、イスラエルは「右派の要求に従ってガザを完全に占領するのではないか…
-
ネタニヤフ首相のガザ地区併合発言と裸の王様トランプ大統領
ネタニヤフ首相がガザ地区の併合に踏み込んだ発言を行った。イギリスはパレスチナ国家承認に向けて一歩を歩み始めた。主権国家を併合する行為はロシアのウクライナ侵攻と同じ国際秩序に対する挑戦となる。アメリカ合…
-
ガザに飢饉などないとネタニヤフ首相が発言
連日のようにお腹をすかせたガザの子どもたちの映像が飛び込んでくる。そんなかなネタニヤフ首相が「ガザに飢饉などない」と発言した。トランプ大統領は特にこの問題には興味がないようで「食べ物は豊富にあるのにガ…
-
ネタニヤフ首相がカトリック教会爆撃を謝罪
議会の過半数を失ったネタニヤフ首相が生き残りをかけて周囲に敵意を撒き散らしている。シリア南部に緩衝地帯を作れとダマスカスを攻撃。またガザ地区にあるカトリック教会を攻撃した。これまでモスクの攻撃はさほど…
-
崖っぷちのネタニヤフ首相 今度の標的はシリア
イスラエルのネタニヤフ政権は超正統派の政権離反で過半数を失った。政治生命を維持するためには、再び国会が動き始める秋までに局面打開を図る必要がある。 そんなイスラエルだが今度はシリアの国防省を攻撃しシリ…
-
ネタニヤフ政権が議会過半数を失う
ネタニヤフ政権が議会過半数を失った。超正統派(ウルトラ・オーソドックス)政党が相次いで政権を離脱したためだ。しかしイスラエルの国会は夏休みに入り秋まで政局は動かないという。超正統派は取引したい考えで今…
-
プロレスに夢中なトランプ大統領が「プーチンは戦争をやめない」と気づく
当ブログはよく「政治はプロレスである」と表現することがある。だがトランプ大統領が夢中になっているのは本物のプロレス。250周年のイベントの一環としてホワイトハウスでのプロレス興行を計画しているそうだ。
-
イランの弱点は核施設だった ではアメリカの弱点とは?
アメリカが「正義の鉄槌」を下しハメネイ体制は追い詰められている。イランは弱点である核施設を攻撃され少なくないダメージを負った。ではアメリカの弱点はなにか。それはいい加減なトランプ政権である。イランのハ…
-
アメリカ合衆国はイランの核施設攻撃が失敗したと知っていたのではないか
イランの核施設攻撃については様々な意見が出ている。トランプ政権側はイランの各開発能力に壊滅的なダメージを与えたと主張しておりアメリカとイスラエルの政府機関はこのトランプ大統領の発言をバックアップするエ…
