カテゴリー: アメリカの政治
トランプ大統領の登場でますます不透明感が増したアメリカ合衆国の状況をお伝えします。
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トランプ大統領が対中関税の引き下げを示唆し株価が大幅反発
ベッセント財務長官が対中関税戦争は激化しないと発言し株価が反発していたが、トランプ大統領が同調したことでさらに株価が上がった。特に何かの交渉が進展しているわけではないのだが希望的観測にすがりたいと考え…
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なぜアメリカ合衆国は崩壊に向かいつつあるのか
このエントリーではなぜアメリカ合衆国は崩壊に向かいつつあるのかについて分析する。根本原因は中間所得者層の没落と不満だ。 きっかけになったのはエマニュエル・トッド氏と池上彰氏の対談だ。ロシアが勝利しアメ…
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一時1000ドル超の反発 ベッセント長官に希望を見出す人々
ニューヨークの株価は一時1000ドルを超えて反発した。先日の東京証券取引所でも商社株が反発していたのでなにがあったのだろうかと思ったのだが、どうやらベッセント長官が「中国との間では貿易戦争は起こらない…
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関税交渉どころではない アメリカ連邦政府の統治機構の混乱と加速するアメリカ売り
国内状況を描写するエントリーでは「問題に対処する意欲も能力もない日本人は何も知らないのが一番だ」と書いた。この例外が投資をしている人たちだ。 アメリカ売りが加速しているためNISA組は資金を逃避させる…
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無限匹の猿が無数のタイプライターを使って アメリカ国務省の混乱
国務省というとわかりにくいが要するにアメリカの外交を束ねる省庁だ。この国務省にリストラの噂がありルビオ国務長官が否定する騒ぎになっている。アメリカ合衆国は世界の警察をやめると言われているが、軍隊だけで…
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マルガリータをすすりながら…… ブケレ大統領が主張
日本とアメリカは価値観を共有する国だというクリシェを振りかざす人がいる。おそらく中国について言及したいのだろう。だが最近のアメリカ合衆国を見ていると「果たして本当にそうなのか」と思うことが増えた。ブケ…
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中国との戦争問題についてイーロン・マスク氏が情報収集
アメリカ合衆国関連の情報に詳しい人にとっては「何を今更」という話題だとは思う。だが、今のホワイトハウスの状況がよくわかるエピソードなので、状況をおさらいしておく。イーロン・マスク氏が中国とアメリカの戦…
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アメリカ市民の拘束とエルサルバドルのニュービジネス
トランプ政権は移民を拘束し裁判なしでエルサルバドルに送り込んでいる。間違えて送られた人もいるのだが「アメリカの主権はエルサルバドルには及ばない」として帰国はさせない方針だ。実はエルサルバドルはこの「囚…
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トランプ大統領が今度はパウエル議長を恫喝
連日トランプ大統領の行動様式について調べているとある共通した傾向が伺える。自分の思い通りにならないとジタバタと暴れ、相手が歩み寄ってくるのを待つのである。スーパーマーケットの床に座り込みお菓子が欲しい…
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トランプ大統領が関税交渉に参加で日本は大慌て
トランプ大統領が日本との関税交渉に直接参加することになったとして日本は大慌てになっているという記事が複数出ている。非常に興味深い報道だなと感じる。前段の行き詰まりが全く報道されていないからだ。
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全体主義か法秩序の崩壊か ハーバード大学に対する補助金打ち切り
Quoraにトランプ大統領が司法のdue processを無視し全体主義化を進めていると指摘する投稿があった。アメリカの弁護士・法学博士による投稿だ。これについてコメント欄にもさまざまな意見が寄せられ…
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今度は自動車関税猶予案 トランプ大統領の関税政策はなぜ揺れ続けるのか?
トランプ大統領が半導体を関税の対象から切り離すことになりニューヨークの株式市場は若干勢いを取り戻した。直後にラトニック商務長官が「半導体にも別途関税がかかる」と宣言しトランプ大統領も同調した、この発言…
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トランプ大統領を殺害するにのに両親が邪魔だった少年と謎の「九角教団」
ABCニュースに「トランプ大統領を殺害するのに両親が邪魔だった」と考えた少年の話が出てくる。記事によると「ヒトラーに賛同するThe Order of Nine Angles」の影響を受けているという。…
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今度は「1〜2ヶ月後に半導体関税」 朝令暮改のアメリカの関税政策
iPhoneなどを念頭に置いたとみられる「関税猶予」にまた新しい進展があった。ラトニック商務長官が「アメリカ合衆国は1〜2ヶ月後に半導体に対して関税をかけ」ると宣言し、メディアは「iPhoneなどもそ…
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iPhoneは関税の例外 またもトランプ大統領が突然の発表
週末くらいはまあなにも起こらないだろうと思っていたのだが、トランプ大統領が突然「スマホは関税の例外にします」と宣言し話題になっている。これを見越してアップル株を買っていた人には「おめでとう」と言いたい…
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トランプ大統領に起因する「アメリカ売り」が続く
円が急に143円線を超えて上昇した。同時に米国債が下落しており「アメリカ売り」の様相だ。過去に5%台をつけたことがあるため「国債危機」とまでは言えないが急速な値動きはやはり危険信号と見做すべきだろう。…
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事実上の株価操縦 反省なきトランプ大統領の救い難さ
今回のトランプ大統領の相互関税政策の放埒さからトランプ大統領が本質的にアメリカ合衆国大統領の職責も株式市場の仕組みも理解していないということがわかった。この問題は金利上昇を通じてアメリカ政治に暗い影を…
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トランプ関税から日本と世界を救った「カミカゼ」の正体とは
トランプ大統領の追加相互関税が数時間で撤回された。トランプ大統領の事実上の敗北宣言だった。一体この背景に何があったのかの分析が進むに従って「日本が戦わずして関税を撤回させた」ことがわかってきた。未曾有…
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トランプ大統領の事実上の敗北宣言で株価が急騰 関税政策を90日延期
ニューヨーク株式市場は下落から始まったそうだが、午後になって突然急騰した。トランプ大統領が追加関税政策の90日延期を決定したからである。市場のプレッシャーに負けた事実上の敗北宣言と言えるだろう。 早起…
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AIによる政府職員の監視 マスク氏の登場で一気に「SFみ」が増す
株価の混乱からアメリカ合衆国で意味の崩壊が起きているということがわかる。民主主義と人権を擁護する立場から見れば我慢ができない現象なのだがまるでSFのような動きも起きていると面白がることは可能だ。 20…
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トランプ関税は日本にとって得なのか損なのか
このエントリーではトランプ関税は日本にとって得なのか損なのかを考える。話の持って行き方次第では意外と「日本にとっては喜ばしい動き」なのかもしれない。 トランプ大統領は関税交渉に応じる国と応じない国を分…
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激しく上下動する株価に惹きつけられ大怪我をする人が多いのはなぜか
一時「関税が延期される」という根拠不明の報道が出たがホワイトハウスが否定した。これによりトランプ政権は本気で経済を混乱させようとしているらしいということになり株式市場は続落した。また中国に対してもさら…
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関税延期の報道に振り回されるアメリカの株式市場
ニューヨーク株式市場が一時株価上昇に転じた場面があった。関税が90日延期されるという根拠不明の報道を受けて人々が「買い」に走ったのである。ただしホワイトハウスがこれを否定したため株式市場は再び下落に転…
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石破総理の電話会談は不発 トランプ大統領の性格を読みきれず
石破総理が電話会談を行い日本は不公正な取引などしていないと訴えた。これに対してトランプ大統領は「これまでひどい扱いをしてきた日本が心を入れ替えて交渉を申し出てきたぞ!」と宣伝した。USスチールの話はす…
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全米に広がる反トランプ・反マスクの「Hands-Off」運動
日本語に直すと「手を引け・手を離せ」ということになる。全米各地とヨーロッパの一部に広がっている。株価の大幅下落で人々が動揺する中で平日のゴルフ休暇を満喫し「負けるのは弱者だけ」と言い放ったことも反発に…
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トランプ関税でiPhoneの価格はどの程度値上がりするのか?
各メディアはトランプ関税の影響をわかりやすく伝えようとしている。最もわかりやすい事例の一つがiPhoneの値上げである。アメリカでiPhoneを製造するとコストは43%上昇するという試算が出ている。い…
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「弱者が負けるだけ」 トランプ大統領はゴルフ休暇を満喫
アメリカでは連日株価の大暴落が続いている。トランプ大統領は株価の下落や物価高にはあまり関心がないようで、平日にもかかわらず自身が所有するゴルフコースでゴルフ休暇を楽しんだとされている。関税に関しては手…
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アメリカ合衆国の民主主義というリスクとどう付き合うべきか
今やアメリカ合衆国の民主主義は世界にとってのリスクとなった。 トランプ大統領の今回の関税発表は1930年代に喩えられることが多い。アメリカ発の経済恐慌が世界に連鎖し最終的に第二次世界大戦に向かったとい…
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陰謀論者に吹き込まれ トランプ大統領が情報機関のトップを解任
世の中の話題はトランプ関税と株価下落だろうが、むしろそんなことはどうでも良くなりつつある。 トランプ大統領がNSCのメンバーを複数名解任した。陰謀論者として知られる人のアドバイスを受けたものとされてい…
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トランプ関税のアメリカへの影響と日本が持つ「核爆弾級」の武器
トランプ大統領の「解放の日」の波紋が広がっている。アメリカの株価は290兆円が吹き飛んだそうだ。自民党・公明党政権は対応に苦慮しているが実は核爆弾級の武器を持っている。アメリカ合衆国の経済を簡単に吹き…
