カテゴリー: アメリカの政治
トランプ大統領の登場でますます不透明感が増したアメリカ合衆国の状況をお伝えします。
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中東からアメリカ政府要員が一時撤退 新しい危機の予兆
日本は対米関税交渉で頭が一杯のようだが、アメリカ合衆国では盛んにICE関連の報道が出ている。その裏で新しい危機が起きつつあるようだ。これを書き始めた時点では「注目が集まっていない」と書いたが数時間のう…
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憲法秩序の書き換え トランプ大統領が目指すもの
このところ対ICE抗議運動の鎮圧が大きなニュースになっているがトランプ政権の目指すものがかなり明確になってきた。それが憲法秩序の書き換えである。一部の有権者はこれを強力に支持しており構造的に第二次世界…
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トランプ大統領の「鎮圧している風」戦略
ロスアンゼルスの暴動について日本ではピリッとしない報道が続いている。Quoraでは中国で起きた出来事であれば盛んに批判されていただろうというコメントが付いた。香港の民主化運動の際には大規模な中国共産党…
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プロレスか政治内戦か ロスアンゼルス暴動が泥沼化
ICEに抗議する移民のデモが泥沼化している。ついに政治内戦状態に発展しカリフォルニア州のニューサム知事が「逮捕できると言うならとっとと逮捕してみろ」とトランプ大統領に挑戦状を叩きつける状態になっている…
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1965年以来 大統領の州兵派遣のきっかけと根拠
BBCが今回の一連の州兵派遣のきっかけについての記事を出している。州兵派遣のきっかけになった出来事が「フェイク」でありトランプ大統領の根拠が「政府の反乱」だったことがわかる。ちなみにBBCはイギリスの…
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国家的危機のはずなのにトランプ大統領はプロレス観戦
この記事は「トランプ大統領がアメリカ合衆国を守るために立ち上がった」という記事のカウンターになっている。 国家的危機のはずなのにトランプ大統領はプロレス観戦を楽しんでいる。最初から「民主党は何もしなか…
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トランプ大統領がアメリカを守るための戦いを開始
本日は分断されるアメリカ合衆国を体験していただきたく、1つの事件について2つの記事を書く。このエントリーではトランプ大統領と支持者たちの視点から記事をまとめる「偏った」内容となっている。 ロシアンゼル…
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トランプ大統領がパウエル議長の解任を示唆?
トランプ大統領がFRB議長の後任について近く発表すると記者たちに答え一部でニュースになった。ただ市場関係者はこの発言を余り深刻に受けとておらずトランプ大統領の影響力が後退していることがうかがえる。 で…
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憎みあいながらも離れられない トランプ大統領とマスク氏が奇妙なダンス
お金と欲望がすべてという独特の虚無主義に支配されたアメリカらしい政治風景なのかもしれない。トランプ大統領とマスク氏がSNSを舞台に奇妙なダンスを披露している。二人はお互いに憎しみ合っているがとはいえ共…
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ホワイトハウスがBBCを激しく攻撃 ガザ地区の報道を巡り
ホワイトハウスがBBCを激しく攻撃している。フェイクニュースを流したというのである。 アメリカ合衆国の民主主義は崩壊過程にある。では民主主義の崩壊とは「独裁化」を意味するのだろうか。非常に興味深い問い…
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メルツ首相は難を逃れる トランプ大統領はマスク氏で頭がいっぱい
ドイツのメルツ首相がホワイトハウスを訪問した。ホワイトハウスは極右AfDに肩入れしておりメルツ氏ら既得権益層が「言論統制を行っている」と批判を強めている。このためメルツ首相は事前にかなり警戒していたよ…
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アメリカに蔓延するニヒリズム ヘグセス国防長官がウクライナ支援会合を欠席
ヘグセス国防長官がウクライナ支援会議を欠席した。また戦後のウクライナ防空についても協力を拒否したという。エマニュエル・トッド氏は「アメリカはすでにロシアに敗戦しており独特のニヒリズムが広がっている」と…
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中国がアメリカに対して潜在的な農業テロ?
ABCニュースが「中国がアメリカに対して潜在的な農業テロを起こそうとした」とと言うニュースを扱っていた。仮に司法省の言い分を信じると「中国はとんでもない国だ」と感じる。しかし、主張しているのがトランプ…
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どうせ最後にはみんな死ぬ 共和党上院議員が言い放つ
共和党の上院議員が「どうせ最後にはみんな死ぬ」と言い放ち炎上している。ただ日本とは違って上院議員は「こんな簡単なことをみんな知らないなんて驚いた」と開き直った。 トランプ政権だけでなく議会共和党までも…
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新「事実」 「バイデン大統領はすでに死んでいる」
Axiosは娯楽としてはかなり面白い。毎日のように荒唐無稽のネタが紹介されている。今日もトランプ大統領がバイデン大統領はすでに死んでいるという投稿を引用したと報道していた。
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アメリカ合衆国のXデーを防ぎきれないベッセント財務長官
アメリカ合衆国で再び国家デフォルトのXデー問題が再浮上した。議会政治に慣れていないベッセント財務長官はこの問題を扱いかねておりアメリカ合衆国と世界経済のリスク要因になっている。 日本との貿易交渉はすで…
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なんの意味もなかった石破・トランプ首脳会談 鉄鋼関税が50%に倍増
石破総理とトランプ大統領が会談を行った。赤沢担当大臣もG7までに関税を撤廃してもらうと意気込んでいた。では結果はどうだったか。鉄鋼関税は2倍の50%になった。石破政権はトランプ大統領から全く相手にして…
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イーロン・マスク氏は選挙応援でハイになっていた?
イーロン・マスク氏については実に様々な評価が出ており、Quoraの政治スペースでも「人気」の人物だ。本人がアスペルガーを自称していることもあり「後先考えずに好きなことを話してしまう」人物だと考えてきた…
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トランプ大統領はチキン野郎
トランプ大統領はチキン野郎だ。フィナンシャル・タイムズの記者の発言は瞬く間に世界に広がった。この価値転換は極めて重要だ。トランプ大統領の力の源は何をしでかすかわからない狂人理論の使い手と言うイメージだ…
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トランプ政権はますます迷走する
日本とアメリカの首脳会談が行われたと伝わっているが、そのニュースを全く読んでいない。 アメリカ合衆国の事情を見ていると「おそらくそれどころではないだろう」と思えるからだ。ニュースを見ていないので日本人…
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立憲君主制もいいかもしれない チャールズ3世国王がカナダで議会演説
戦後民主主義世代なので「立憲君主制はどこか遅れた制度だ」という認識があった。しかしカナダでのチャールズ3世国王の演説を聞いて「立憲君主制も捨てたものではないかもしれない」と感じた。「南の共和国」のドタ…
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「プーチン大統領は気が狂っている」 トランプ大統領が当たり前のことを呟く
トランプ大統領が「プーチン大統領は気が狂っている」と認識を示した。「うん、知っている」としか思えなかった。 ロシアは平然と「大統領もお疲れなんでしょうねえ」と言いつつ、据わった目でウクライナを殴りつづ…
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トランプ大統領はなぜアメリカ合衆国に混乱を引き起こすのか 家族論との関係
Quoraで連日トランプ大統領についての記事を書いている。これまでのアメリカの価値観を否定するトランプ大統領に反発する日本人も多く概ね好評だ。特にトランプ大統領のやり方を中国の文化大革命に例えるシリー…
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毛沢東主義に傾倒するトランプ大統領
最近、アメリカ合衆国のリベラル系メディアがこぞって「トランプ政権が毛沢東主義化している」という論評を出している。中央統制経済への憧憬を隠さなくなっており一部文化破壊的な動きも起きているためだ。日本のメ…
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大っぴらな私物化はなぜ問題視されないのか トランプ大統領一家が大統領職権で大いに稼ぐ
トランプ大統領がホワイトハウスでミームコインの晩餐会を主催した。ホワイトハウスの私物化でありあからさまな賄賂なのだが「それでもあまり気にしない」という人も多い。ここではトランプ大統領が大統領職権を私物…
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「しらんけど」 ホワイトハウスが慢性疾患に関するレポートを発表
トランプ政権は南アフリカのラマポーザ大統領を呼びつけて白人虐殺の証拠を突きつけた。のちになって抗議活動のための装飾だったことがわかっているそうだがその場で勝てさえすれば嘘をついても定義を曲げてもいいと…
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Habeas corpus(人身保護令状)
トランプ政権の「事実を軽視する姿勢」がかなり目に余る状態になっている。ノーム長官は「大統領には人々を追放する権利がある」と議会で主張した。その目は据わっており確信犯的な迫力があった。 トランプ大統領は…
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バイデン前大統領は診断結果を隠していたのか?
バイデン前大統領の前立腺がんの診断が波紋を広げている。トランプ大統領は根拠なく「隠していたのではないか」と示唆しており相変わらずのクズっぷりを発揮している。一方で本来はリベラルであるはずのAxiosも…
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イーロン・マスク氏が政治献金から撤退へ
イーロン・マスク氏が政治献金を大幅に減額する決断をした。おそらくマスク氏にとっては正しい決断だろう。一方で議会対策が正念場であるトランプ大統領は抵抗勢力攻撃のための実弾を失うことになる。その意味ではか…
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パームスプリングスで不妊治療クリニックが襲撃される
パームスプリングスで不妊治療クリニックが襲撃された。当局はテロであるといっているが、その思想とは「反出生主義(anti-natalist)」というそうだ。容疑者は自らが仕掛けた爆発物の犠牲になっており…
