カテゴリー: アメリカの政治
トランプ大統領の登場でますます不透明感が増したアメリカ合衆国の状況をお伝えします。
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ナッシュヴィルの学校で6人が殺害された銃撃事件はテネシー州の議員除名騒動に発展
テネシー州ナッシュビルの学校で銃撃事件があり児童3名を含む6名が殺された。容疑者は女性なのだが「トランス」傾向があると報じられている。またしても学校から犠牲者が出たことで「アメリカはいつまで銃規制を野…
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ゲームチャットの「軍事機密」は実は本物だった 機密漏洩の影響はウクライナ、イスラエル、韓国などに及ぶ
戦争ゲームの楽しみの一つは「連隊」の仲間との秘密通信だ。ゲーム内にチャット機能が備わっている場合もあれば通信アプリを使ってやり取りをする人もいる。もしこのときに出てきた情報が「ごっこ」ではなく本物だっ…
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反ワクチン派の陰謀論者ケネディ氏が民主党の大統領候補に名乗り
ニュースサイトにはさまざまな報道が流れてくる。ケネディ氏が何かの選挙に出るらしいというタイトルは見ていたのだが一体何なのかを気にしていなかった。 見ると大統領選挙の民主党候補指名争いに出馬するらしい。…
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アメリカ合衆国では犯罪者でも大統領になれるのか?
トランプ前大統領の裁判が始まる。「前代未聞」と言われることが多いのだが、一つ分かったことがある。アメリカでは犯罪者でも票さえ獲得できれば理論的には大統領になれるということである。裁判と大統領選挙が並行…
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フランスとヨーロッパが中国に接近し「西側」の結束が揺らぐ
今週の国際政治の主役は中国だった。フランスとEUの首脳が中国を訪問しウクライナ問題に中国が積極的に関与することを求めた。一方で台湾の蔡英文総統はカリフォルニアでマッカーシー下院議長と面会した。米中関係…
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トランプ氏と旧NHK党の共通要素は苦情政治(Grievance Politics)
Ian Bremmer氏が今回のトランプ大統領の起訴についてまとめている。この中に「Grievance Politics」という聞きなれない言葉が出てきた。日本語に訳すると「苦情政治」になるそうだ。苦…
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トランプ前大統領の起訴で今わかっていることと今後懸念されることのまとめ
人々が予測しないタイミングでトランプ前大統領が刑事事件で起訴された。「アメリカの憲政史上初めて」と報道されている。各メディアが関心を寄せているのは起訴された容疑者の扱いだ。普通の容疑者は写真を撮影され…
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ナッシュビルのキリスト教系私立学校で銃撃事件を起こした人はトランスジェンダーだったようだ
ナッシュビルのキリスト教系私立学校で銃乱射事件があり子供3人を含む6人が亡くなった。犯人はこの学校に通っていた女性であると伝わっているがこの人はトランスジェンダーだったようだ。 BBCは「トランスジェ…
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習近平中国の単純な外交戦略にバイデン政権が勝てないのはなぜか
日本から見るとかなり奇妙な動きに見えるかもしれない。習近平国家主席の外交が次々に成果をだしている。イランとサウジアラビアを結びつけロシアとの和平交渉に乗り出した。 背景にあるのはバイデン政権になってか…
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トランプ氏が「俺は火曜日に逮捕されるかもしれない」と支持者に抗議を呼びかけ
トランプ氏が自身のSNSで「自分は火曜日に逮捕されるかもしれないがこれは政治的迫害である」と訴えている。高市行政文書問題でも見られた「誰かが嘘をついている」というような程度話なのだが、アダルト女優が登…
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中国がイランとサウジアラビアを仲介 アメリカにとっては外交失点に
イランとサウジアラビアの外交が7年ぶりに復活した。アラブ・スンニ派とペルシャ・シーア派の関係改善は地域の安定化に大きく貢献するだろう。だがその仲介をしたのはアメリカではなく中国だった。習近平国家主席に…
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バイデン大統領の予算教書と演説のポイントまとめ
バイデン大統領が予算教書演説を行い分析記事が出揃った。ポイントは次の通り。 参考資料
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トランプ前大統領が「私なら第三次世界大戦を防げる」と豪語したCPACとはどんな大会なのか
トランプ前大統領がウクライナへの支援停止を主張したとか第三次世界大戦を防げると叫んだなどとニュースになっている。あまりにも断片的な情報が多かったため「一体どこでどんな文脈で?」と疑問に思った。そもそも…
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FBI長官が「新型コロナウイルスはやはり中国の研究所が流出させたんだろう」と主張。その狙いについて考える。
FBIが「新型コロナウイルスはやはり中国の研究所から流出したものだった」と主張している。今頃なんの狙いがあってそんな発表をしたのだろうか?と違和感を持ったのだが、FBI長官の経歴を調べて「なるほど」と…
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「ディルバート」原作者のスコット・アダムス氏が炎上し主要紙掲載が中止に
BBCに興味深い記事が載っていた。決してマネージメントと相入れないエンジニアの悲哀を描いた「ディルバート」の作者であるスコット・アダムス氏の人種差別的な発言が炎上し主要紙の掲載が取りやめになったのだと…
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アメリカは異星人に気球で狙われていると本気で信じる人たち
日本のメディアでも米中気球合戦の話題は広く取り上げられている。当事国のアメリカはさぞかし揺れているのだろうと考える人も多いかもしれない。だが実際にはそれほどの脅威とは捉えられていないようだ。ABCのY…
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アメリカの人為的デフォルト騒ぎで1兆ドルプラチナ硬貨案が再浮上
「敵国がよろこぶ?」という非常に小さなニュースを見つけた。FOMCに議決権を持つフィラデルフィア連銀総裁のハーカー氏が「アメリカがデフォルトになったら敵国が喜ぶ」という興味深いコメントを出し記事として…
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バイデン大統領はなぜ一般教書演説で「嘘つき」とヤジられたのか
バイデン大統領が2回目の一般教書演説を行った。日本では外交安全保障の部分だけが報道されたが実際には付け足し程度だった。主にテーマは国内の経済問題と共和党との協力関係構築だ。この時に大統領は共和党議員か…
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「中国はある程度の覚悟を持って偵察気球を飛ばしているのだろう」と高橋杉雄氏
中国の偵察気球問題についての議論が続いている。高橋杉雄氏がこの問題に参戦し「あれは偵察衛星だろう」という見解を披瀝している。高橋氏は「ルーチンではあるが、ある程度の覚悟を持ってやっているのだろう」と見…
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中国が飛ばしたのは気象観測気球なのか偵察気球なのか問題
アメリカ合衆国に中国から気球が飛んできた。これが偵察気球なのではないかとして問題になりブリンケン国務長官の訪中が延期になった。 「気象観測なのか偵察気球なのか」を調べようと思ったのだがこれは調べるまで…
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経済政策に行き詰まるバイデン政権が狙いをつけたAppleとGoogleのアプリ市場
菅総理大臣が「私が携帯電話料金を引き下げます」と宣言し話題になったことがあった。バイデン政権も同じようなことをやろうとしている。「バイデン政権、AppleとGoogleのアプリストア開放を議会に要請」…
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2025年にアメリカと中国が戦争の可能性。根拠は「直感」。
読売新聞に「「直感では25年に」台湾有事で米中戦争の可能性…米空軍大将のメモ流出」という記事が出た。直感で戦争をされてはたまらないなあと思い記事を探して読んでみた。直感と言っても職業軍人の直感なのだか…
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マーク・ポンペオ氏によればインドとパキスタンは核戦争の一歩手前だった
アメリカの政治家は引退した後に回顧録や講演会で収入を得ることになっている。トランプ政権で国務長官だったマーク・ポンペオ氏も回顧録の宣伝のために「インドとパキスタンは核戦争寸前だった」と主張している。ポ…
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ロスアンゼルス郊外で春節狙いの銃乱射事件。少なくとも10名が犠牲に。
各媒体がロスアンゼルス郊外で起きた銃乱射事件について短く伝えている。CNNによるとこれまでに少なくとも10名が犠牲にになった。犯人は捕まっておらず、BBCの英語版によると白いバンに乗って逃走している可…
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アメリカ合衆国政府の債務上限到達とデフォルトの可能性について考える
アメリカ合衆国が国家デフォルトするかもしれないなどと言えば笑い飛ばす人が多いだろうし中には「煽り記事だろう」と読み飛ばす人さえいるかもしれない。確かに基軸通貨国のデフォルトの可能性はほぼゼロに近い。金…
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マヨルカス国土安全保障長官の吊し上げにみるアメリカ議会の劇場化
アメリカ合衆国で国境政策の責任者である国土安全保障長官を吊し上げる動きがある。民主主義が行き詰まった国でよく見られる議会制民主主義の劇場化の動きだ。おそらくはマイノリティ転落に怯える一部の白人たちが問…
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アメリカの国内線が運航停止。原因はサイバーテロではなく老朽化したシステムの改築に失敗の可能性も。
アメリカの国内線が全て運航停止になり混乱が広がった。人々が最初に想起したのは外部から何者かに攻撃されることだったようだが「それはないだろう」というのが基本的な報道のトーンになっている。ではなぜ止まった…
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「先生に叱られたら銃で反撃すればいい」6歳の子供が実行し街は大騒ぎ
小学校に上がりたての子供にとって先生に叱られるのは恐ろしい体験だろう。中には攻撃とみなし防衛したいと考える子供もいるかもしれない。 バージニア州ニューポートニューズにあるリッチネック小学校で不幸な事件…
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下院議長選挙にみるアメリカの「民主主義破壊願望」
アメリカの下院議長選挙が終わった。午後10時に再開されたにも関わらず議長は選任されなかった。これにキレたマッカーシー氏が一人の議員に詰め寄る姿も見られた。CNNは「実はこれこそが強硬派の狙いだった」と…
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アメリカ議会の下院議長闘争に見る「多数決民主主義」のバグ
アメリカの下院議長をめぐる闘争が第11ラウンドに突入したが議長は決まらなかった。10回を超えて決まらないのは1859年以来のことなのだそうだ。依然21名の造反者がおり、ついにドナルド・トランプの名前を…
