カテゴリー: アメリカの政治
トランプ大統領の登場でますます不透明感が増したアメリカ合衆国の状況をお伝えします。
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「安全」という贅沢について考える ニュー・オーリンズのフレンチ・クオーターで10名が亡くなるカーアタック
どうやらアメリカ市民・退役軍人の犯行であり単独犯ではなかったようである。 昨日のABCニュース(アメリカの大晦日にあたる)ではニューヨーク市のカウントダウンの準備が放送されていた。検問が作られていて参…
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「他国の情報を盗む国」 中国に何もしない日本政府
中国のハッカーがアメリカ財務省から文書を盗み出したとして話題になっている。当局は中国政府の支援を受けたハッカーの仕業と断定した報告書を送ったそうだ。 これはあくまでも「アメリカのニュース」として扱われ…
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「今のアメリカ人は怠け者だ」 トランプ氏側近の発言が物議
トランプ支持者たちは今ある問題に揺れている。それが高度技能移民の受け入れだ。トランプ支持者の大半は中流階級のアメリカ人でありトランプ次期政権がアメリカ・ファーストの政権になると期待している。しかし財政…
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アメリカの大統領は何でも知っている 例えばサンタさんの現在位置も
バイデン大統領がXを更新し「Santa Claus is on his way!」と宣言した。日本語訳をすると「サンタさんは今向かっています」ということになる。アメリカの子どもたちにとって自分がNic…
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パナマ運河とグリーンランドが欲しい トランプ次期大統領がおねだり
トランプ次期大統領の外交発言は様々な波紋を広げている。カナダではトルドー首相辞任のきっかけになる可能性がある。また、NATO加盟国に対しても関税をチラつかせて軍事費の拡大を要求している。 そんなトラン…
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イーロン・マスク氏がヨーロッパの極右政党を支持
イーロン・マスク氏が介入したことでクリスマス直前のアメリカ議会は大混乱だった。結果的にトランプ大統領の意向は通らなかったが、マスク氏は自分の影響力の大きさに満足したのだろう。「いくらかマシになった」と…
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私大好きトランプ次期大統領が石破総理に贈ったのは写真集だった
安倍昭恵さんと面会したトランプ次期大統領は石破茂総理に本を贈ったことになっているが政府はどんな本だったのかを公開していない。読売新聞が関係者に聞いたところ「写真集」だったそうだ。いかにも自己顕示欲が強…
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大統領就任前から議会が混乱 イーロン・マスク氏が横槍
FOMC後のアメリカ株価は大幅下落となった。10日間株価が下落したのは1974年のフォード政権以来。またインフレ抑制が思うように進んでおらず金利が高止まりする予想がでている。一部には「利上げ」が排除で…
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カナダで財務大臣が辞任
カナダで財務大臣が辞任した。他の先進国ではもっと過激な動きが起きているため「大したことがない」ニュースなのだが、先進国全体のトレンドを掴むうえでは重要な動きだ。選挙で大きな影響を与える中流層に不満が溜…
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石破総理がトランプ次期大統領と面会できるチャンス到来
石破総理がトランプ次期大統領と面会できるチャンスが到来した。日本がこのままアメリカに依存して生きていくためには、トランプ大統領の機嫌を最大限に取る必要がある。国会の合間を縫って今すぐ「アポ」を入れるべ…
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ユナイテッドヘルスケアCEO射殺事件の容疑者が訴える「革命」とは
無知蒙昧な庶民たちはシステムの犠牲になっているが自分たちが犠牲になっていることに気が付かない。そんなとき社会の選良は身を捨ててでも庶民たちを目覚めさせるべきではないか! 仮にこう主張したら皆さんはどう…
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殺人事件が呼び覚ます保険会社への敵意
連日ABCニュースの内容をお送りしている。聞いた内容を書いているので不正確な点やわかりにくい点もあるが今のアメリカで何が起きているかをリアルタイムで知ることができるという利点もある。 今アメリカでは殺…
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武器化されるアメリカの司法と予防的恩赦(Preemptive Pardon)
バイデン大統領が息子のハンター・バイデン氏を恩赦した波紋が広がっている。トランプ次期大統領も恩赦を連発するのではないかと言われているからだ。 しかしそれだけではなく政敵追放のためにありとあらゆる手段を…
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「息子の恩赦はしない」 バイデン大統領の嘘の波紋
バイデン大統領が前言を撤回し息子のハンター・バイデン氏を恩赦した。その理由付けはいつもながらわかりにくいもので、4年間のバイデン政権の欺瞞を象徴するものになった。 この嘘に早速トランプ次期大統領が呼応…
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やっぱりバイデン大統領は嘘をついた ハンター・バイデン氏を恩赦
バイデン大統領がハンター・バイデン氏への恩赦を決めた。大統領候補ディベート前のABCでのインタビューでは「恩赦はしない」と語っていたが結果的に嘘をついたことになる。 バイデン大統領の4年間は「民主党の…
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さあ皆さんご一緒に 「FBIをぶっこわーす!」
日本では立花孝志氏が「NHKをぶっこわす」と主張して話題になっている。このほどトランプ次期大統領は「FBI解体派」の人物を長官に任命した。立花孝志氏流の表現をすると「FBIをぶっこわす」ということにな…
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トランプ氏は外国要人とは会わないという石破総理の主張は嘘だった
日米関係の再構築を提案し共和党から警戒されているとされる石破総理はトランプ大統領に会えなかった。だがこのときに虚偽の説明をしている「トランプ氏は大統領に就任するまでは外国の首脳とは会わない方針」と言わ…
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トランプ次期大統領とメキシコ大統領が「関税」を巡りバトル
トランプ次期大統領とメキシコのシェインバウム大統領が関税を巡り論争を起こしている。トランプ氏はおそらく本気で25%の関税をかけるつもりがないということがわかり好材料だが「意地の張り合い」から貿易戦争に…
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トランプ・ラリーが徐々に失速傾向
アメリが合衆国の株価がまた上昇した。こうなると「様子見」だった人たちもバスに乗り遅れてはいけないと考えるのではないか。だが徐々にトランプラリーは失速するのではないかと予測する人達も出てきている。 ただ…
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トランプ関税と「マスゴミ批判」の行方
トランプ氏の関税政策に波紋が広がっている。当初「トランプ氏は関税政策に本気ではないのでは?」と言われていたが実際にはカナダとメキシコに25%の高関税がかけられることになりそうだ。 イギリスはすでに同様…
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トランプ対中国関税の全容が明らかに メキシコとカナダが巻き添え
トランプ次期大統領の対中国関税の全容が明らかになった。当初の60%ではなく追加10%となったことでアメリカでは奇妙な安堵感が広がった。しかしカナダとメキシコが25%の関税を喰らい巻き添えになってしまっ…
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SNSと選挙 アメリカ合衆国とフィリピンの事例
今回はSNSの選挙について考えている。既得権と言われるテレビや既存政党はSNSを悪者扱いしているが「本当にそれでよいのだろうか?」という問題である。ここでは補助線的にアメリカとフィリピンの事例について…
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エンタメ化するトランプ政権とその行方
トランプ政権の次期政権構想が次第に明らかになりつつある。選挙対策の責任者に長官ポストを割り振る論功行賞が行われると同時にFOXニュースの司会者たちを長官に起用するというエンタメ化が進行している。 ハリ…
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トランプ大統領が軍隊を導入し不法移民を追放すると約束
アメリカ合衆国では、連日トランプ時期政権の政権構想が大騒ぎになっているが、今回は不法移民追放に国家非常事態宣言を出し軍隊も導入すると約束したことで騒ぎが起きている。 トランプ氏の計画は訴訟や予算制約な…
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トランプ次期政権で迷走する財務長官人事とイーロン・マスク氏
次期トランプ政権の人事の骨格が固まってきた。軍と司法の人事はあっさりと決まったのだが「経済・財務系閣僚」の人事で揉めている。イーロン・マスク氏が介入し選挙本部と対立しているそうだ。 イーロン・マスク氏…
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ポスト・トゥルースの時代とウクライナへのATACMS提供問題
斎藤元彦兵庫県知事が再選された。既存メディアへの不信とSNSによる情報飽和が影響したと指摘されている。テレビ局は危機感を強めており「テレビ報道が信頼されていないこと」をメインの話題として扱っていた。既…
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アメリカ・トランプ次期政権の「意識高い系追放運動」は日本にどのような影響を与えるか
次期トランプ政権の人事の概要が出てきた。これを概観する中で一つの傾向が見えてきた。反意識高い系・反知性がイデオロギー化しているようだ。 Bloombergが次のように書いている。閣僚指名にあたっては「…
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ついに解体論まで FBIとトランプ次期大統領との間に高まる緊張
トランプ次期政権がどのようなものになるかがわかる事例があった。ヘグセス国防長官候補に性的暴行疑惑が出ている。これまでの大統領は身元調査のためにFBIを利用する慣例だそうだがトランプ政権はFBIの身辺調…
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Recess Appointmentトランプ大統領の司法省報復人事とその行方
自らも訴訟を抱えているトランプ次期大統領にとってゲーツ元下院議員はうってつけの長官候補だ。ゲーツ氏は本人も疑惑を抱えておりトランプ氏と共犯関係にある。 だがこの人事は「そもそもこのような人事が議会承認…
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アメリカ合衆国で進む「民主的な」政府打ちこわし運動
いつもはお昼にアップされているABCニュースのアップ時間が遅れた。どんなニュースが流れているのかを見てみたのだがトランプ政権の次期閣僚名簿が次々と発表され波紋を呼んでいるというニュースがメインのようだ…
