カテゴリー: 国際政治
-
国民の不満は削除できるが経済不信は削除できない中国政府
今回の高市総理の国会答弁をきっかけとした台湾議論において改めて中国経済がいかに危険な状態にあるかを認識した人は多いだろう。そんな中国で今SNSの書き込みが削除されている。
-
揺らぐ文民統制 ヘグセス国防長官の戦争犯罪疑惑
世界最強と言われるアメリカ合衆国の軍隊が揺れている。アメリカの軍隊はトランプ大統領に幅広い免責が認められる一方で、下に行けばゆくほど法的・倫理的リスクが高いといういびつな逆三角形構造が生まれている。つ…
-
ロシアはヨーロッパと戦う準備ができているとプーチン大統領
トランプ大統領の性急なウクライナ和平合意が波紋を広げている。プーチン大統領はウィトコフ特使と面会する前に重要な二拠点を占拠したと発表した。ヨーロッパとウクライナの提案を押し返す狙いがあるものと見られる…
-
ロシアがポクロウシク(Pokrovsk)を占拠と主張 ウクライナ領土交渉の行方は?
ロシア・アメリカ・ウクライナの間の交渉で緊迫の度合いが高まっている。記事を書き始めた当初は「ロシア・アメリカ・ウクライナ」の間に落とし所はあるがそれは新しい緊張の始まりであるという記事を書こうとした。…
-
ネタニヤフ首相が恩赦を要求
ネタニヤフ首相が大統領に恩赦を要求した。ただし罪は認めていないそうだ。こうしたニュースを見るとこれが良いことなのか悪いことなのかと考えてしまう。悪いことをした人の罪が「正しく」裁かれず特別扱いされるの…
-
ゼレンスキー大統領は状況の囚人なのか?
イェルマーク首席補佐官が辞任しゼレンスキー大統領が窮地に追い込まれたと言われている。これについてChatGPTで状況を整理したのだが興味深い分析結果となった。ChatGPTが「誘導されたことを認めた」…
-
ガスライティング政治 トランプ大統領が今度はベネズエラの空域閉鎖を示唆
木曜日が感謝祭だったアメリカ合衆国。どうせ「土日が休みになるのだから金曜日も休んでしまえ」という人が多いようだ。つまり大型連休に入っている。ところがトランプ大統領はこの間もSNS投稿を続けており「ネタ…
-
汚職に揺れるウクライナ ナンバー2のイェルマーク首席補佐官が辞任
トランプ大統領の軽率な和平合意騒動に揺れていたウクライナだがその背後で汚職疑惑捜査が進んでいた。すでに閣僚2名が辞任していたがこの程ナンバー2のイエルマーク首席補佐官が辞任した。
-
トランプ政権が第三世界からの移民を恒久的に排除へ
過去にも日系移民の財産を没収し収容所に閉じ込めた前科がある国で新しい間違いが繰り返されようとしている。トランプ政権が第三世界からの移民を恒久的に排除すると宣言した。数々の失政を糊塗するために問題を「第…
-
ギニアビザウでクーデター
ギニアビザウでクーデターが起きた。大統領選挙の結果が発表される前日に軍隊が乗り込んできて現職大統領を拘束している。しかし、詳細はまだ明らかになっていない。野党サイドは狂言クーデターを疑っているようだ。
-
ウィトコフ特使とロシアの会議情報が漏洩
「トランプ大統領がウクライナに領土を諦めるように迫った!」とされたウクライナ和平交渉の内幕が徐々にわかってきた。浮かび上がったのがホワイトハウスの情報管理の杜撰さと内部の一貫性のなさだ。ウィトコフ特使…
-
トランプ政権が今度は軍法会議で議員を恫喝 議員をやめたいと考える人も増加
Axiosが「次の選挙には出ない」と言っている共和党議員が増えていると書いている。トランプ政権は共和党の選挙キャンペーンにますます口を出すようになり、そもそも議会がほとんど開かれていない。 それだけで…
-
裁判もまともにできないトランプ政権 政敵潰しの裁判が棄却される
ウクライナディールのエントリーでトランプ政権はまともに外交戦略が作れないと書いた。しかしそうは言っても大国アメリカの民主主義がそんなことになるはずはないと考える人もいるのではないか。そこでトランプ大統…
-
迷走するウクライナ和平ディールが日本に示唆するもの
トランプ大統領に近い人達が極秘で作ったウクライナ和平ディールが迷走している。おそらく日本の保守はウクライナ問題にはたいして興味がないのだろうが、非伝統的なトランプ大統領と議会にいる伝統的な保守派の関係…
-
口うるさいMAGAから民主社会主義に鞍替え? トランプ大統領が仕切り直し
本日はアイデンティティ政治について書いている。アメリカ合衆国にも大きな物語への回帰があるのだが、中国やロシアとは大きな違いが2つある。まず彼らの目は国内に向いている。さらにトランプ大統領はアイデンティ…
-
感謝祭までに領土を放棄せよ トランプ大統領がウクライナに要求
日本ではほとんど話題にならなかったがトランプ大統領が感謝祭の休暇までに領土を諦めろとゼレンスキー大統領に迫った。民主主義というあやふやな体制に安全保障を依存した国の悲劇と言える。ゼレンスキー大統領は尊…
-
トランプ大統領が民主党議員をSNSで脅迫
兵庫県知事選挙ではある政治家が特定の議員を名指ししそれが「犬笛」になったとして話題になっていた。民主主義の危機であるとしてメディアでも取り上げられている。 ただ、今のアメリカ合衆国の事例を見ると「もっ…
-
トランプ大統領肝いりの裁判で検事が逆ギレ
むちゃくちゃトップが就任すると有能な部下たちが組織から静かに離れてゆく。傾きかけた会社ではよくあることだ。そこに登場するのが無能な経営幹部。次第に事業が立ち行かなくなると無能な幹部たちが逆ギレして騒ぎ…
-
女たちの怒りが動かすアメリカ政治 エプスタインファイルを巡り
トランプ大統領が女たちの怒り(Wrath)に怯えている。エプスタインファイルを巡る動きに進展があった。これまで敵を作り自分の政治的エネルギーに変えてきたトランプ大統領だが今回は「敵」になってしまうかも…
-
トランプ大統領が心変わり エプスタイン文書の公開を容認し炎上作戦へ
トランプ大統領が一転してエプスタイン文書の公開に賛成すると表明した。これまでの大騒ぎは何だったのだろうか?という気がする。そもそも「隠すから怪しまれる」わけである。こうなったらありとあらゆる資料を出し…
-
ロシアがトランプ大統領の和平案を黙認へ 帝国化する世界
現在の世界は国連を中心とする主権国家体制を取っている。しかしながらこれが揺らぎそうな兆候がある。例えば中国が台湾は自分たちの勢力圏にあると主張しアメリカ合衆国がそれを黙認するという世界である。主権国家…
-
トランプ大統領の抵抗が逆効果に エプスタイン問題に進展
サンデーモーニングが「支持率は最低に・・・トランプ大統領に強まる逆風 “関税インフレ”にエプスタイン疑惑が追い討ち 岩盤支持層の離反も【サンデーモーニング】」という記事を出している。左派的傾向が強い番…
-
トランプ大統領がマジョリー・テイラー・グリーン議員を「破門」
トランプ大統領がMAGAの急先鋒として知られているマジョリー・テイラー・グリーン下院議員への支持を撤回した。いわばSNS公開破門状である。きっかけになったのはエプスタインファイル問題でグリーン下院議員…
-
ヒトラーの好戦的性格と女性に対するコンプレックス
人々は当時のドイツ人がなぜ過激なユダヤ人排斥運動が国民から熱烈に支持されたのかを知りたがっている。ヒトラーは武力闘争で民主主義を抑圧したのではなく議会から権限を委譲されて「民主的」に独裁者となった。こ…
-
軍国主義復活? 中国政府が「中国人は日本に行くな」とお達し
高市総理の支持者向けのメッセージがついに中国政府による旅行自粛令に発展した。どうやら日本で軍国主義が復活しているという大げさな話になっている。 「中国人は日本に来るな」と息巻いている人たちは大喜びかも…
-
シチュエーションルームに集合 トランプ大統領を慌てさせたエプスタイン裁判記録公開問題
43日に及んだ連邦政府閉鎖が解除されることになった。民主党に目立った成果がなく動揺が走っていたが実は共和党内部にも亀裂が生じている事がわかった。中間層を中心にエスタブリッシュメントに対する反発が強まっ…
-
「汚い首は斬ってやるしかない」在大阪総領事の過激な発言に体の震えを禁じ得ないが
中国外交官の発言に体が震えるような思いがした。「汚い首は斬ってやるしかない!」と中国の在大阪総領事がSNS投稿した。一般人であれば逮捕されかねない案件だが外交特権があり発言が守られている。感情的には許…
-
BBCで会長とニュースCEOが同時に辞任 公共放送に強まる逆風
BBCの会長が辞任した。偏向報道の責任を取ったもの。過去にも辞任した事例がある。しかし今回はニュース部門の経営責任者(CEO)も辞任している。背景にあるのがBBCに対する逆風だ。日本でも見られるオール…
-
アメリカ連邦政府閉鎖問題に進展 今後の課題を分析
アメリカ連邦政府閉鎖問題に進展があった。今後上院で審議が進み下院に送致される。そもそもなぜ連邦政府が閉鎖されたのか、なぜ今のタイミングで解除が進んでいるのかを分析したうえで、今後の展開を予想する。結論…
-
トランプ大統領がジタバタと取引を始める 最高裁判所の関税阻止を巡って
派手な恫喝を繰り返し世界をうんざりさせてきたトランプ大統領の政策が行き詰まりつつある。最高裁判所で関税に関する審議が始まると、国民に向けて関税は2000ドルの配当になると情報発信した。つまり関税はあな…
