カテゴリー: 国内政治
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マイクロマネジメント:高市政権の期待と混乱要因は実は同一
高市政権は「彼女なら何か変えてくれるのではないか」という期待が大きい。特に若年層が高市政権支持に戻ってきており非常に好ましい。その期待に応えようと高市総理は各閣僚に細かな指示書を出した。この内容が切り…
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高市政権は好調な滑り出し
共同通信によると高市政権の滑り出しは好調だったようだ。このところ「新しい資本主義」や「楽しい資本主義」といったよくわからないスローガンではなく、明確で力強い国家像を示した点が高評価されたのだろう。 高…
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なぜか「中道」が好きな日本人 高市早苗氏も穏健保守・中道を自認
玉川徹氏が高市政権は保守ではなく右翼であると主張している。これに対して玉川徹のほうが左寄りだろうという批判が殺到しているそうだ。どうやら日本人は自分が中道であり相手が偏っていると考える傾向があるらしい…
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高市政権発足で日経平均は50,000円台に近づきその後失速
高市政権発足が決まり日経平均は50000円台に近づいた。ところが組閣名簿が発表されると株価は失速している。組閣名簿を見てなるほどと納得した。高市政権が持っている「合金」的などっちつかずさが市場にある程…
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組織を捨てて都市型無党派に傾斜:自民・維新の基本政策を読む
高市執行部と維新の間で政策協定が結ばれた。公明党が抜けたことで右傾化が進んでいる。今回はFNNが紹介した全文を読みつつ気になったところを抜き出してみた。 もともと大阪維新はアメリカ型の地方分権を輸入し…
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地方創生とリベラルの放棄:自民・維新の基本政策を読む
高市執行部と維新の間で政策協定が結ばれた。公明党が抜けたことで右傾化が進んでいる。今回はFNNが紹介した全文を読みつつ気になったところを抜き出してみた。第一に気になったのは書かれていることではなく書か…
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日本版DOGEに対する期待と不安:自民・維新の基本政策を読む
高市執行部と維新の間で政策協定が結ばれた。公明党が抜けたことで右傾化が進んでいる。今回はFNNが紹介した全文を読みつつ気になったところを抜き出してみた。このエントリーでは極めて「維新らしいなあ」と考え…
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イデオロギーなき日本にできつつある「日本の誇りを取り戻す」運動
今回の連立の動きを見ていて「実に興味深い」と思える出来事があった。それが国民民主党と公明党の政策連携に伴う支持者からの反発である。イデオロギーや政治教育が不十分な日本で「日本の誇りを取り戻す」チームと…
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維新が自民党との政策協定へ 風頼みの連立がスタート
自民党と維新が今日にも政策協定を結ぶ。党勢拡大に行き詰る維新には他に選択肢がなかったが、過去の事例を参照すると自民党と協力した政党はその後失敗するというジンクスがあり、今回は閣外協力にとどまるようだ。…
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自・維閣外協力連立政権 新しい連立政権の形が生まれる
自民党と維新の連立構想がまとまりつつある。メディアは連立政権だと書いているが維新は閣内協力はしないという不思議な「連立政権」になる。過去、第二次橋本内閣で閣外協力の事例があるそうだがこのときは連携が後…
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吉村洋文代表の一人歌舞伎がテレビのワイドショーを席巻
吉村洋文代表はテレビ映えがする。金曜日のテレビ番組に出演し見事な「一人歌舞伎」を演じていた。 自民党はこの歌舞伎に応えるように議員定数削減を決めている。吉村洋文氏の政治家の熱量が政治を動かしたのだ!と…
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2025年ノーベル経済学賞で考える企業・団体政治献金問題
今日の国内トピックは吉村維新代表の「一人歌舞伎問題」である。自民党の利権構造に擦り寄るしかないが維新の基本的価値を毀損してしまうために必死のお芝居をしている。しかしながらこの問題を扱うためにはまず基礎…
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吉村代表のサウンディング戦略について解説 維新が議員削減に踏み込む?
維新は最初から自民党と組むつもりだったのだなあと思いながら政策連携の話を理解していた。だが、どうやらその判断は間違っていたようだ。 このエントリーでは吉村代表が採用した、無党派時代の「サウンディング戦…
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安倍総理大臣はなぜ違憲の疑いが濃い「解釈改憲」を強行したのか
立憲民主党と国民民主党の間の政策協定が破綻した。国民民主党はそもそも立憲民主党と連携するつもりはなかったと思うのだが、これとは独立した問題として「そもそも安倍政権はなぜ無理がある解釈改憲に踏み切ったの…
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【あらかじめ漂流が約束された】自民党と維新が連携に向けて協議開始
このエントリーでは政策連携について整理する。大きなニュースは3つある。維新が自民党と前向きな政策協議を始めた。参議院でNHKから国民を守る党の議員が自民党と統一会派を組んだ。そして公明党は衆議院では野…
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【抵抗政党の罠】政権担当能力を示せなかった立憲民主党
立憲民主党・維新・国民民主党が党首会談を行った。もともと維新と国民民主党はゆ党戦略に傾きつつあり合意が得られる可能性はなかったため結果に驚きはない。 今回、最も残念だったのは立憲民主党が政権担当能力を…
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弱いからこそ強く振る舞ってしまう 焦りを募らせる高市早苗総裁
高市早苗自民党総裁が焦りをつのらせている。どうやら気弱になると却って強く振る舞ってしまう傾向があるようだ。野党がまとまらないのだから特に心配はしなくていいと思うのだが、総理大臣になれないかもしれないと…
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立憲・国民・維新の連立はなぜ成立しないと言えるのか
本日、立憲・国民・維新の党首が会談を行う。首班指名でまとまれば野党系の総理大臣が誕生する可能性があるがおそらくまとまらないだろう。困ったことになぜまとまらないのかについて書いた記事がないため情報を整理…
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国民民主党が「与野党からあいみつ」
事前にSNSで「逃げた」という評価があった玉木雄一郎国民民主党代表が野党との協議に応じてもいいと態度を変えた。政治家としてはどうかと思うがビジネスマンとしては100点満点の対応だろう。取引のためには「…
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テレビは結局自公がなぜ離婚したのかをうまく説明できなかった
TBSのひるおびで自公がなぜ離婚してしまったのか、今後どうなるのかという特集をやっていた。田崎史郎氏と佐藤千夜子氏はおそらく理由がわかっている。背後にいる創価学会が高市早苗氏を嫌っているのだ。つまり高…
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総理大臣になれない 高市早苗氏は悲劇の総裁になるか
現在の日本政治には巨大な像がいる。日本は30年間成長していないが政治は何も手を打ってこなかったという事実である。このため公明党の連立離脱をきっかけにした政局ではそれぞれの政党が事実を自分たちの都合のい…
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メディアが語らない連立与党の「宗教戦争」的要因
現在の日本政治には巨大な像がいる。日本は30年間成長していないが政治は何も手を打ってこなかったという事実である。このため公明党の連立離脱をきっかけにした政局ではそれぞれの政党が事実を自分たちの都合のい…
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玉木雄一郎はなぜ逃げたのか
当ブログでは玉木雄一郎国民民主党代表はサスペンデッドな状況を作り自分を高く売りたいのだろうと分析しているが、支持者たちはそう思わなかったようだ。デイリーが【高市自民】ネット荒れ「腰抜け」「逃げるなヘタ…
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このまま過半数を取れる政党が出ない場合、どうなるのか?
本日は「このまま過半数を取れる政党が出ない場合どうなるのか」について考える。比較第一党の党首が首班に指名されるのだがおそらく読者が知りたいのはそんなことではなく「日本がどうなるのか」だろう。 シナリオ…
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公明党が連立政権離脱:無責任時代の始まり
すでに速報でお伝えした通り、公明党が連立関係を博しにすると一方的に通告した。その後自民党が本気になり政治とカネの問題について再度協議を始めるのではないかと思っていたがそのようなニュースはなかった。 人…
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【速報】自民党と公明党が26年の連立に終止符
公明党の斉藤鉄夫代表らが会見を開き自民党と公明党の26年の連立が「一旦白紙」になった。首班指名では高市早苗と書かず斉藤鉄夫と書く。表向きは政治とカネの問題が解決しなかったことが「離婚」の理由になってい…
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結局菅義偉氏に泣きついた高市早苗新総裁
公明党について記事を書いた。この記事には欠落がある。自民党が公明党の主張に従って(形式的に)政治改革を約束する可能性が排除されているがその根拠を書かなかった。 読売新聞によると自民党は公明党の主張につ…
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「支持率を下げてやる」 マスゴミの姑息な高市おろし
マスコミはかなり露骨に小泉進次郎氏推しをしていた。父親の小泉純一郎氏が「まだ早すぎた」と心配していたくらいだ。結果的に高市早苗氏が総裁に就任しこのまま総理大臣になるものと見られていたのだがどうやら高市…
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【玉木雄一郎のターン】立憲民主党が玉木雄一郎首班を提案
「高市早苗首班でこれからは日本のターンだ」というコメントを貰い頭が悪いなあと思ったのだが意外と気に入ってしまった。この言い方を借りると玉木雄一郎のターンが始まりそうだ。なぜそうなってしまうのか。
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どうやら公明党は本気で怒っているらしい
別のエントリーで紹介したThe Priorityは公明党はより良い条件を引き出すために怒ったふりをしているのだろうと分析していた。しかし田崎史郎氏や佐藤千夜子氏の発言に報道を付け加えるとどうやら公明党…
