カテゴリー: 国内政治
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まだまとまっていなかったんですか? 自民党の憲法改正議論が難航
憲法改正について聞くと「立憲民主党が妨害している」と答える人が多いのではないかと思う。だが実際には自民党の中で議論がまとまっていない。それどころか衆議院と参議院の間に深刻な見解の相違がありドタバタとし…
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護衛艦すずつきの中国領海航行に快哉を叫ぶ人々
海上自衛隊の護衛艦「すずつき」が今月4日、中国浙江省沖の中国領海を一時航行したと共同通信が伝えている。ネットでは「中国に一泡吹かせてやった」とする声が多かった。だがなぜ遅れて報道されたのか、なぜ外務省…
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人の心を失った兵庫・維新 組織的隠蔽が一人の県職員を追い詰めた疑い
斎藤元彦兵庫県知事のパワハラ問題に進展があった。元西播磨県民局長は直前まで百条委員会の対応に意欲を見せていたが一転して不幸な選択をしたなどと伝えられていた。 この急変に対して「なぜ」と疑問視する人たち…
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岸田世間の「増税ありき」の議論が破綻 統治崩壊が進む海上自衛隊
岸田総理の「増税ありき」の防衛費増額の議論が事実上破綻した。そればかりか海上自衛隊を中心に芋づる式に問題が露見しており自衛隊のガバナンスの再構築が求められている。問題は複合的な環境(エコシステム)の崩…
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意識高い系がようやく政治参加した若者のやる気を削ぐ 東京都知事選挙の「なんか気持ち悪い」総括の数々
浜田敬子さん(@hamakoto)がポリタスの一部を流していた。ネオリベが内面化し当たり前の物となり公共性へのシンパシーがなくなってしまいそれが支持されてしまうという分析になっている。浜田さんは共感性…
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民主主義の犠牲者 維新系の兵庫県で死者が出た
あの「維新系」知事の兵庫県でついに死者が出た。県知事を告発した元県西播磨県民局長が亡くなったのである。経緯を見るとこの元県民局長が不憫でならない。政局に巻き込まれ辞職も許されず処分された後の不幸だった…
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対話と意味の解体 大人たちはなぜ石丸伸二旋風に戦慄するのか
都知事選から一夜明けたテレビでは盛んに都知事選の分析が行われていた。話題の中心は小池都政3選目の課題でも国政への影響でもなく「石丸伸二旋風」だった。その反応は「怯え」だったと言って良い。 国政への影響…
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予定通りに追い詰められた小池百合子都知事
東京都知事選で小池百合子氏が再選された。まるで神様のノートに最初から予定が書き込まれていたようにさえ感じられる。 今後、小池氏は自らが蒔いた種を刈り取ることになる。第一に彼女を巡る環境は大きく変わりつ…
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東京都のヤバさを可視化した石丸伸二氏
東京都知事選挙が終わり石丸伸二氏が2位に躍進した。YouTubeでの知名度は抜群だったが、広がりはリアルに及び東京都知事選挙では有効投票の1/4近くにあたる150万票を獲得したそうだ。たかがお騒がせ系…
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蓮舫さんが何に負けたのかを学校を例に解説
東京都知事選が終わり当初の予想通り蓮舫氏が三位に沈んだ。このエントリーではなぜ蓮舫氏が三位に沈んだのかを考える。学校を例に説明するとわかりやすいと気がついた。蓮舫氏はキラキラさんである。全校のあこがれ…
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岸田政権の元で「日本が能力を活かしきれない状態」が16期連続
日銀が試算する「需給ギャップ」が16四半世紀連続マイナスとなったと各紙が伝えている。つまり、日本が能力を活かしきれていない状態がまるまる4年間続いている。後半部分は岸田総理の経済成績表といえるだろう。…
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防衛省も蚊帳の外だった 沖縄の米兵性的暴行事件
沖縄の米兵による性的暴行事件に進展があった。立憲民主党の調査で外務省は知っていたが防衛省にも連絡が行っていなかったことがわかっている。外務省がなぜ防衛省に知らせなかったのかは不明だ。背景には揉め事を避…
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野党の鼎の軽重が問われる沖縄米兵の性犯罪事件対応
沖縄県で米兵による不同意性交事件が一部で波紋を広げている。警察・検察は外務省には報告したものの県には三ヶ月報告されていなかった。実は5月にも同様の事件が起きていたがこちらも報告されていなかった。さらに…
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次の総理・総裁候補石破茂氏と麻生太郎氏はなぜ仲が悪いのか?
岸田総理が在職1,000日を迎えた。戦後8位の記録ということだ。永田町の関心は「誰が次の総理・総裁になるか」に移りつつある。今、最も国民人気が高いのは石破茂氏である。かつては閣僚も務めたが最近では政権…
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在沖米兵不同意性交 女さえ黙っていれば全て丸く収まるんだ……
アメリカ軍の兵士が不同意性交の疑いで起訴された。しかしこの事件は3ヶ月間県に報告されることがなかった。米軍が隠蔽したのかと思ったのだが実は日本の警察と検察が逮捕し報告しなかったことがわかっている。 報…
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岸田総理は再選を目指し会食と会合に大忙し
再び円安が進行し海外ではさまざまな戦乱も起きている。だが永田町と官邸記者クラブの関心は既に次の総裁選に移っており国民生活にはさほど関心はなさそうだ。 特に岸田総理は党内の気持ちを繋ぎ止めれば次期総裁選…
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「なぜ奴隷に金を配るのか」で麻生太郎氏が岸田総理から離反
国会が終了し岸田おろしの動きが出てきた。主役は2名の総理大臣経験者の麻生太郎・菅義偉両氏である。このうちなぜ麻生太郎氏が岸田総理から離反したのかがわかってきた。おそらく国民を「租庸調(そようちょう)」…
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どうして日本の首相選びは麻生太郎と菅義偉の「妖怪対決」になってしまうのか?
国会が閉幕し永田町の関心事は次の首相選びに移った。ここで注目されているのが麻生太郎・菅義偉両総理大臣経験者である。この二人がトランプのように「切り札」を持ち自民党内で影響力を競い合うという構図が生まれ…
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次の流し雛は岸田総理 「総理さえ変わればすべて丸く収まる」と期待する人たち
国会が正式に閉幕し永田町の関心は「次の総理大臣選び」に移っている。菅総理を流し雛にしたのと同じ状況が再現されている。 麻生派・茂木派が「総理退陣論」の口火を切ったが菅前総理もこれに参戦している。岸田総…
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安倍政権のご飯論法を許していたら東京が不適切な選挙ポスターで埋め尽くされた
聞くところによると東京都知事選挙が大変なことになっているそうだ。主要な街角の選挙ポスターが無意味なポスターで埋め尽くされている。彼らの目的は選挙と政治議論の無意味化・無効化である。 この源流は安倍政権…
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公共工事化し肥大化するマイナンバーカード事業と日本的敗戦の構造
マイナンバーカード事業が公共工事化している。公共工事化とは日本に古くからある症候群の一つだ。日本型の巨大プロジェクトには明確な責任者やデザイナーがおらず従って誰もそれを止めることができない。 マイナン…
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四面楚歌の岸田総理はワーカーズハイ状態に突入
ランナーズハイ・ワーカーズハイという状態がある。人は疲労が蓄積すると却って気分が高揚し気力が漲っているように感じられる。実力以上の実力が発揮できるが慢性化すると様々な副作用が出てくる。岸田総理は国会閉…
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ロシアと北朝鮮の同盟は「本当に同盟なのか?」問題
ロシアのプーチン大統領が朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)とベトナムを歴訪した。西側のロシア包囲網に屈しない姿勢を示すものと考えられている。北朝鮮との間には「包括的戦略パートナーシップ条約」が結ばれたが…
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なぜ小池百合子氏の「カイロ大卒」議論は水掛論に終わるのか、何を問うべきか
都知事選が始まった。皮肉なことに選挙が始まると「候補者を公平に扱う」という原則が発動するため選挙報道がテレビから姿を消す。ここでは都知事選挙については扱わずに小池百合子氏のカイロ大学卒業議論がなぜ無駄…
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マーケター・ITエンジニアから見てなぜ党首討論は0点答案なのか
岸田総理・泉代表・馬場代表・田村委員長・玉木代表による党首討論が行われた。今回はなぜこれが0点答案だったのかについて考える。日本政治にはベネフィット志向も問題解決志向もない。政治に問題解決を期待する人…
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「政治と金の問題」の経緯をあらためておさらいする
政治資金規正法の参議院委員会審議を見ながら「この人たちは一体何をやっているだろうか」と考えた。さらにSNSのXで「政治のニュースを見ていると疲労感しか残らない」という人も見かけた。一体何を話し合ってい…
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「蓮舫による共産党主導の革新都政」を絶対阻止しなければならない!
SNSのXに「蓮舫による共産党主導の革新都政」を絶対阻止しなければならないという文書が出回っている。真偽は不明だが自民党の内部文書とされている。自民党地方組織の崩壊が始まっていることを示唆する味わい深…
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鹿児島県警察の異常な「隠蔽体質」が次第に明らかに
朝日新聞出版(AERA.dot)とTBS報道特集が相次いで鹿児島県警の隠蔽体質について報道した。AERA.dotはこの件について2本の記事を出している。 登場人物が多岐に渡るため「真相は藪の中」といっ…
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大森元貴氏らMrs. GREEN APPLEの「コロンブス騒動」から我々が学べること
大森元貴(27)氏らMrs. GREEN APPLEのMVが物議を醸している。部外者が騒いでいるだけだとか熱心なファンこそ問題を大きくしているなど騒ぎになっているが当ブログを読んでいる人は「一般大衆の…
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ニコニコ動画は復旧までに一ヶ月 原因はランサムウェア
先週の土曜日にニコニコ動画が緊急停止した。原因はランサムウェアと特定された。仮復旧は済んでいるが全面復旧までには一ヶ月ほどかかる予定だそうだ。原因はプライベートクラウドにあった。エンジニアたちは3日か…
