カテゴリー: 国内政治
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石破茂新総裁が固執するアジア版NATOの代償
ハドソン研究所が27日に石破茂氏の新構想を発表した。執筆時期は不明だそうだ。この内容を見て「自分が売り込む側だったら石破氏は簡単な相手だろうなあ」と感じた。NATOのような集団安全保障の枠組みはすでに…
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高市早苗氏要職固辞が意味するもの
高市早苗氏が石破総裁のジョブ・オファーを断ったそうだ。高市氏は幹事長を欲していたとされるあてがわれた役職は総務会長だった。高市氏が固辞する真意は不明。 Xで見る限り高市氏の要職固辞を歓迎する声が多く広…
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石破新総裁特集(3/3)完全敗北の麻生太郎氏と派閥の今後
石破総裁の誕生に大きく「貢献」した人がいる。それが麻生太郎氏だ。麻生派は完全に終わったと言って良いかもしれないし「脱派閥化」が一層進んだと言えるかもしれない。ところが石破総裁誕生に貢献したのもまた派閥…
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石破新総裁特集(2/3)アジア版NATOが実現しない理由
石破新総裁の抱負には安全保障関係の提言がかなり目立っていた。アジア版NATO・自衛隊のアメリカ駐留・地位協定の改善などの提案が含まれる。石破氏はこれまでの日米関係を従属的(片務的)なものと見ていて「対…
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「イイネ政治」の弊害 斎藤元彦兵庫知事が出直し選挙を選択
異様な記者会見だった。斎藤元彦兵庫県知事は存在がよくわからない高校生からの手紙を引き合いに出し県民の期待に応えるべく出直し選挙を選択すると宣言した。会見では過去の成果を宣伝する一方で、死者まで出した県…
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袴田巌氏に地裁無罪判決 証拠の捏造を認定
大学生の時にはすでに再審請求運動があったと記憶している。市民運動は長い間熱心にこの問題を扱ってきた。今回の地裁判決は袴田巌氏の無罪を認定しただけでなく一歩踏み込んで証拠の捏造も認定している。検察は地裁…
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レバノン南部の情勢が緊迫 地上部隊の派遣も
レバノン南部の情勢が緊迫している。この記事には2つのねらいがある。1つはそもそもなぜレバノン南部がガザ地区のような状態になっているのかについて純粋に探求することである。もう1つは日本の防衛戦略に関わる…
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安全保障戦略の不在 自民党の支配体制が終わるとき
中国がICBMを発射した。核爆弾を管理する部隊の発射だそうで、狙いは太平洋島嶼地域だった。ホワイトハウスから反応はない。イスラエル情勢で頭が一杯になっている。日本政府は「注視」を繰り返すのみである。た…
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祭り上げられる枝野幸男ファウンダー
立憲民主党の代表選挙が終わった。予想されていたとおりに野田佳彦氏が新しい代表になった。野田氏の新体制はかなり露骨なものだ。与党攻撃を表の顔にして裏では政策と党運営から左派を排除する。これに不満が噴出す…
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無能な岸田外交の総決算 ロシアの哨戒機の領空侵犯事件
ロシアの哨戒機が領空侵犯を行った。「対話路線」の岸田外交の手詰まりが招いた総決算のような事件だ。日本政府には言葉ではなく実行力のある行動が求められる。 こう書くと「この人は対立の激化を望んでいるのでは…
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「中国が我々を試している」とバイデン大統領が失言
バイデン大統領が「中国が我々を試している」という認識を示した。ああそうなんだろうなとは思うのだが、メディアによっては失言扱いされている。 これについて考えてゆくと試されているのは、実はアメリカと同盟国…
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「高市潰し」に意外な援軍 麻生太郎氏が高市支援?
小泉増税王子説について調べていて意外な記事を見つけた。根拠は明らかではないが麻生太郎氏が高市早苗氏支援に傾いているというのだ。「高市潰し」に遭遇している高市早苗氏には貴重な援軍だが、あるいは毒饅頭(決…
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増税王子小泉進次郎氏のの新提案 「炭素税もいかがですか?」
自民党の総裁選挙もいよいよあと一週間になり、このところ負担増の話も出てくるようになっている。 増税反対候補1名、先延ばし1名、その他7名が増税推進派だ。その中で特に反発されているのが小泉進次郎氏である…
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ネット右翼は高市早苗氏を支え続けることができるか?
自民党総裁選が中盤に差し掛かり高市早苗氏に注目が集まっている。安倍総理の上げ潮路線を継承する唯一の存在だっただけに現在の自民党中枢から見れば疎ましい存在だ。 注目は「烏合の衆」であるネット右翼が高市氏…
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「高市潰し」でザワつくネット保守 岸田総理の狙いはどこに?
高市早苗氏に逆風が吹いている。岸田総理が「事前の文書送付」についての処分が軽すぎると提言した。主語がよくわからないがXでは「高市潰し」がトレンドワード入りしていた。特にネット保守からの反発が強いようだ…
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関わったら骨までしゃぶり尽くされる 統一教会問題で新しい写真発掘
世の中には決して付き合ってはいけない人や決して手を出してはいけないものがある。例えば覚醒剤などがその一例だ。 朝日新聞が「統一教会と安倍総理の面会写真」を公開した。出直し総裁選のタイミングで「俺達のこ…
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時代劇は世界に通用する日本文化 「SHOGUN 将軍」がエミー賞を席巻
ディズニーのTVシリーズ「SHOGUN 将軍」がエミー賞を席巻した。日本文化や時代劇が世界的な配信プラットフォームでも十分に通用することを証明する快挙だった。日本語率が全体の70%だったそうだ。 プロ…
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自民党総裁候補の強みと弱み あなたは誰を採用?
NHKの日曜討論で自民党総裁選候補者の強みと弱みを聞いていた。採用面接定番の質問だ。そこで「自分が人事採用担当者だったら誰を採用するか?」と言う目線で分析してみていただきたい。就職活動や社内昇進試験を…
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日本経済が成長しないのは国民がサボっているから 世襲議員の本音が炸裂
夫婦別姓問題を例示し「自民党総裁選挙は実は争点を潰している」と書いた。自民党にとってはいかに選挙を乗り切るかが重点事項なので「改革派に見える」のは構わないが「実際に改革されては困る」からである。 一方…
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争点つぶし なぜ自民党総裁選はわかりにくいのか
自民党の総裁選挙が始まった。各候補とも街に繰り出し「自分が総裁になれば素晴らしい日本が実現する」と宣言している。また、テレビ局まわりをして未来の日本について語っていた。これらの活動はこれまで通り自民党…
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小泉進次郎氏が「お母さんに会いに行った」話で聴衆の涙を誘う
自民党の総裁選が始まった。NHKで候補者の初回討論をやっていたのをたまたま見たのだが小泉進次郎氏が「お母さんに会いに行った」話をしていた。「あざとい」とは思うが「私生活を切り売りしてでも総裁になりたい…
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女がいれば賑やかしになるだろう 日本政治における女性の地位の現在地
自民党の総裁選で上川陽子氏が推薦人を確保した。麻生副総裁の意向が働いたものと考えられている。また、立憲民主党の代表選挙でも野田佳彦陣営が吉田晴美陣営に「推薦人を貸し出した」と話題になっている。こちらは…
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安易に涙を流す男たちの末路 斎藤元彦知事に新展開
斎藤元彦知事を巡る状況に新展開があった。これまではパワハラ問題だったが、イベント寄付の見返りに信金への補助金を増額した問題で信金側から新証言が出た。 キーマンは元側近グループを組織していた片山元副知事…
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「貧乏人は麦を食え」に怒らなくなった国民 ご飯のかさ増し食材が人気
後に所得倍増で知られるようになる池田勇人の有名な失言に「貧乏人は麦を食え」がある。現在も同じ様な状況が起きているが現在ではもう誰も怒らなくなった。ダイエット食材として「かさ増し飯」が市民権を得ているこ…
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保守の期待を集め、高市早苗氏が総裁選出馬会見
高市早苗氏が総裁選に出馬会見を行った。この会見の様子をあとから記事で見てこの人がなぜ国民に人気があるのかがよくわかった。心情主義で中身がない。 高市さんは「サナエあれば憂いなし」というおそらく関西では…
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高橋茉莉さん問題で玉木雄一郎代表が非難されるのは当然だ
東京15区から国民民主党公認で出馬するはずだった高橋茉莉さんが亡くなった。共同通信は自殺とは書いていないが「いのちの電話」の電話番号を入れている。批判を恐れるあまり何も書けなくなってしまうのだろう。こ…
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自民党各候補者の成長戦略 総裁選・代表選の経済成長戦略(2/3)
ここでは自民党各候補者の経済・成長戦略をまとめた。河野太郎氏を除いて、なんとなく全体的に「良さそうなこと」しか書かれていない。これだけを読んで「総理・総裁候補」を選ぶのは難しそうだ。
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そもそも日本人は成長したいのか 総裁選・代表選の経済成長戦略(1/3)
成長戦略と聞くと「冗談じゃない、これ以上どう頑張れというのだ」と反発する人も多いのではないか。 今日は自民党総裁選と立憲民主党の代表選について経済成長戦略に注目した。「簡単なまとめで終わるだろう」と思…
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小泉進次郎さんの「偽りの安心感」こそ日本に今最も必要なものなのかも
小泉進次郎氏が自民党総裁選挙出馬会見を行った。事前の予測通り可もなく不可もなくという内容だったのだがさんざんいろいろな候補者を見たあとなので「もうこの人でいいんじゃないか」という気がする。 これは「何…
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政党としての「自殺」にまっしぐらの立憲民主党
立憲民主党が代表選挙を通じて破滅の道を歩み始めた。自民党の総裁選挙だけが注目され埋没することを恐れたのだろうが露出の高さは却って立憲民主党が破綻に向かって歩み始めていることを物語っている。 河野太郎氏…
