カテゴリー: 国内政治
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自公過半数の見込みが後退 情勢調査第二弾は与党に厳しい展開に
衆議院議員選挙の第二弾の情勢調査が発表された。朝日新聞によると自民党単独過半数割れの公算が高まったというのは第一弾と変わりがないが自公過半数が厳しい情勢という変化があった。共同通信の第二回情勢調査でも…
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自民党本部を襲撃した臼田敦伸容疑者はどんな人なのか
土曜日の早朝に自民党本部前で襲撃未遂事件が起きた。極めて日本らしい事件だと感じた。容疑者は組織的背景がなく継続的な政治運動もしていない。にも関わらずある日突然考えられる中で最も極端な行動を起こす。 一…
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「山崎拓氏が石破茂氏擁立を決めた」でわかること
石破茂氏の背後にいるのは岸田文雄前総理なのではないかと指摘する人がいるが、時事通信は興味深い記事を書いている。そもそものきっかけを作ったのは山崎拓氏だと本人が主張しているという。 この記事にはなるほど…
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石破政権支持率28%の衝撃
時事通信の定例政権支持率調査の結果は衝撃的なものだった。石破政権の支持率が28%しかなかった。これでは政権末期も同様だ。 こんな書き出しで始めたいところだが、実際には「まあそうなんだろうな」と言う気が…
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出口なしの最低賃金1500円議論 日本で政策論争が進まないわけ
テレビ朝日の羽鳥慎一モーニングショーで「最低賃金1500円議論」をやっていた。 選挙になると政局報道がやりにくくなるので政策議論をやろうとしたのだろうがまさに「出口なし」といった感じだ。 このショーを…
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自民党が勝っても立憲民主党が勝っても増税議論が始まる
いよいよ衆議院選挙が公示された。天皇の国事行為として行われるために特別に「公示」と言われる。補欠選挙と地方選挙は告示とされるが国政選挙は政権選択の意思を意思を示す特別な選挙と位置づけられている。だが、…
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「今度の総選挙で46%が投票先を決めきれていない」のもっともな理由
政治ブログたるもの「有権者が投票先を決めきれていない」のであれば決められるように情報を提供するのが正しい姿勢であり社会正義だ。 と意気込んで始めてみたもの「調べれば調べるほどどこにも投票したくなくなる…
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公明党の裏金議員支援の背景にはやはり選挙区事情
日本記者クラブで党首討論が行われた「らしい」。どっちみち選挙目当てのキレイ事が出てくるだけだろうから後でまとめでも見ればいいや考えて内容は見なかった。 中で公明党の石井代表は「徹底した政治改革を訴えた…
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社会保険料削減のための尊厳死 玉木雄一郎氏は今すぐ国民民主党の代表を辞任すべきだ
ああまたかと思った。国民民主党代表の玉木雄一郎氏が「尊厳死」を「社会保障費抑制」と結びつける発言を行った。問題発言を繰り返す玉木雄一郎氏は今すぐ国民民主党の党首を辞任すべきである。
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日本被団協がノーベル平和賞受賞 マスコミが書いたことと書かなかったこと
日本被団協がノーベル平和賞を受賞した。日本の80年近くにわたる被爆者の歩み(被団協の歴史はそのうちの70年になる)が評価された喜ばしいニュースだ。ここではマスコミが書いたことと書かなかったことをまとめ…
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杉田水脈氏は「ムラのいじめ」の道具として利用されたらしい
当ブログでは、山口県連が杉田水脈氏を推したのは「ネトウヨ票を取り逃したくなかったからだろう」と書いた。だが、新潮が伝えるところによると真相はムラのいじめだったようだ。 ネトウヨ釣りの道具として利用され…
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大家敏志氏が涙の撤退宣言 ちらつく麻生太郎氏の影と有権者の離反
衆議院議員選挙の公示を数日後に控え大家敏志氏が涙の撤退宣言を行った。麻生太郎氏が中央で非主流派に転落したために選挙に出られなかったのだろうと思ったのだがそんな単純な話もでもなかったようだ。 背景にある…
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ネトウヨを刺激せず杉田水脈氏を外すにはどうしたらいいのかに苦慮する自民党
比例名簿に掲載するかでもめていた三氏について一定の結論が出た。尾身朝子氏は掲載、上杉謙太郎しは優遇せず(掲載について明示なし)、杉田水脈氏は不掲載とになった。杉田氏は記載を辞退したとも伝えられる。自民…
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なんだかよくわからないうちに石破内閣が解散(3/3)所詮はプロレスだった党首討論
なんだかよくわからないうちに石破内閣のもとで衆議院が解散された。党首どうしが正々堂々と政策議論を戦わせるという名目で党首討論が行われたが「内輪のプロレス感」だけが際立つ痛々しいイベントになった。 中に…
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なんだかよくわからないうちに石破内閣が解散(2/3)菅原一秀氏と杉田水脈氏
最初の投稿では2024年10月9日のグダグダした一日を時系列で追った。このエントリーでは公認のグダグダぶりについてまとめる。菅原一秀氏が自民党に「しれっと」復党した。また杉田水脈氏を比例名簿に乗せるか…
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なんだかよくわからないうちに石破内閣が解散(1/3)どたばたの2024年10月9日を振り返る
石破内閣が成立して8日目で国会が解散した。「解散するために指名された」総理大臣だった。 よく「政治がわからない」という人を叱り飛ばす人がいるが「誰がどう見てもよくわからないだろう」などと思う。ドタバタ…
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「台湾は国」 麻生太郎氏の新しい自民党プロモーション戦略
麻生太郎氏が「台湾は国」と発言した。共同通信は中国の反発は必至としているがおそらくそれが狙いだろう。新しいプロモーション手法なのではないかと思う。「石破茂総理は負ける」と考える非主流派の復権につながる…
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杉田水脈氏の公認申請 自民党の地方支部が恐れること
石破総理が裏金議員の公認について決定を下し波紋が広がっている。政策議論は進まず「自民党と公明党で過半数を割り込むのではないか」とか「選挙が終われば安倍派の反乱は間違いがない」などと言った政局ばかりが囁…
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笠松将をバカヤローという泉谷しげるはなぜバカヤローなのか
笠松将という俳優が「知らないマンガを読んで13巻から出てきたキャラクターたちがこんなんやってるけど、みたいな感覚」と発言し叩かれているそうだ。泉谷しげる氏は「バカヤローだ」と総括したそうだが、泉谷しげ…
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安倍派の追加粛清・安倍派潰しで党勢拡大と自身の延命を図る石破総理
石破総理が「裏金議員」の処分を決めた。時事通信の記事を読んだあと「なんだこれだけか」と思ったのだが、Xを見ると高市支持のネット保守たちは大いに騒いでいるようだ。安全保障関連の動揺には全く関心を寄せず「…
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石破茂新総理が始めた議論が日本の安全保障界隈を動揺させる
前回の「産経新聞」の件では石破茂新総理によって議論を取り扱っている人たちが動揺しているのではないかと書いた。ただ「産経新聞の記事だけでそう断じるのはいかがなものか」と感じる人もいるだろう。 これまで日…
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石破総理「裏金議員への対応が決まらず」の深刻度
石破総理、森山幹事長、小泉選挙対策本部長が集まって裏金議員問題への対応を協議したが結論が出なかった。強行突破を画策する森山幹事長と石破・小泉氏という改革派が激突している構図に見える。 今回の裏金議員へ…
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経済のハードランディングを知りながら嘘をつく 石破茂新総理
テレビで石場新総理に期待することは?というインタビューをやっていた。ある女性が「教職は賃金が低くブラックと言われている。これを総理大臣が賃金を上げてくれれば」と答えていた。石破茂新総理は安倍晋三の亡霊…
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早期解散の呪縛に苦しめられる石破総理
石破総理が早期解散の呪縛に苦しめられている。自民党が末期症状に陥っていることがわかる。問題は末期症状の政党がこのまま消えて亡くなるか、あるいはそのままもがき続けるかである。今のところ後者の可能性が高い…
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総理・総裁が変わると支持率が上がるのはなぜなのか?
石破政権が発足し共同通信と読売新聞からアンケート結果が公表された。支持と不支持が再逆転し約半数が新しい政権を支持している。 今回は「なぜ総理・総裁が変わると支持率が上がるのか」を考える。仮説として「壊…
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石破茂新総理と「冷たいごはん同盟」
石破茂自民党総裁が102代内閣総理大臣に指名された。自民党は「とにかく一刻でも早く総選挙に持ち込み国民からの白紙委任状をもぎ取りたい」という基本戦略を持っている。 今回の新政権発足に関するマスコミの対…
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人を怒らせる天才石破茂と国民不在の総選挙
石破茂新総裁が国会の早期解散を表明した。メディアでは森山裕新幹事長の意向を取り入れたものとされている。総理大臣に指名される前に組閣を発表し解散の日程まで出したことで「まだ総理大臣でもないのに」と批判が…
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石破新総裁に問われる過去の7条解散封印論
石破新総裁が誕生し人事の骨格が固まった。非常に不思議なことだがまだ総理大臣にもなっていないのに「内閣人事案」がでている。さらに不思議なことに解散も決まってしまった。解散は総理大臣の専権事項であり石破氏…
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高市早苗氏自民党離党のメリット・デメリット
まだ国会は開幕していないため石破氏は総理大臣ではないのだが石破政権と内閣の陣容が決まったそうだ。高市早苗氏は政権から距離を置いており一部には「高市早苗氏は離党して「自分たちのための」自民党を作るべきだ…
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たった一日で「古い自民党」に飲み込まれた石破新総裁
高市氏の離反と実現しそうにないアジア版NATOについて書いたので、そこからこぼれたものをアップデートする。 何を軸にまとめようかなと考えたが「結局古い体制に飲み込まれてしまったなあ」と感じたのでそれを…
