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自分が何と戦っているのかを理解できていないトランプ大統領

5〜7分

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トランプ大統領がAxiosの短い電話インタビューに答えた。イランにはもはや攻撃対象になるものは残っていないため、戦争はまもなく集結するだろうという認識を示している。Axiosはこれを批判することはしない。ただし、「アメリカもイスラエルもまだ終結命令は受けておらず、少なくとも今後2週間程度は戦争が続くとみられている」と付け加えるだけである。

Axiosの記事は次のような構成になっている。

  • トランプ大統領は実質的に攻撃するものが何も残っていないからイランへの攻撃はまもなく終わると主張。
  • しかし、アメリカとイランの「当局者」は具体的な指示は受けておらず、戦闘は少なくともあと2週間は継続される見込み。イスラエルのカッツ国防大臣は「全ての目的を達成するまで戦闘は期限なく継続される」と主張。
  • トランプ大統領の当初の目的は次の4つだが、発言は二転三転している。
    • 「ミサイルを破壊しミサイル産業を壊滅する」
    • 「彼らの海軍を全滅させる」
    • 「イランの代理テロリストが地域や世界を不安定化させることができなくなることを確実にする」
    • 「イランが核兵器を取得しないよう保証する」

CNNは、トランプ大統領はおそらくイランで何が起きているのかを理解できていないようだと、淡々とエピソードを並べている。冷静にログを取り、問題が収束した後に分析できる材料を整えているのだ。

では、これまでこうした混乱が表沙汰にならなかったのはなぜか。理由は3つある。まず、周囲のスタッフたちが混乱に満ちたトランプ大統領の行動を理論立てて説明してきたこと。次に、マスメディアがそれをもっともらしく加工してきたこと。最後に、SNSのアルゴリズムが「あたかも整然と整理されているかのような」タイムラインを提供してきたことである。

しかし、バンス副大統領の沈黙やルビオ国務長官の混乱が示すように、次第に情報加工部隊が追いつかなくなっている。今回はネタニヤフ首相が外部から介入し、トランプ大統領の意思決定プロセスを乗っ取ったことも影響しているのだろう。


本日の記事は一連の特集のパート(部品)になっている。扉ページはこちら。

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