立憲民主党と公明党に新しい政党構想が浮上した。実に不思議な構想でメディアによって表現が若干異なる。表向きは中道政党の実現ということなっているが事実上の公明党の衆議院小選挙区撤退宣言だろう。撤退とは言えないので「発展的解消」と言っているのだ。
読売新聞は公明党は慎重だったと書いていた。このことから斉藤鉄夫代表に対して何らかの取引・配慮がなされた可能性が強い。
共同通信は「独自」と書いているが、これは斉藤鉄夫氏が選挙区から出ない=小選挙区から撤退することを示唆しているのだろう。斉藤鉄夫氏は石井啓一氏が小選挙区で落選したため代表になれた。つまり「大義名分」なく小選挙区から比例に撤退すれば代表の椅子のために逃げたと言われかねなかった。野田佳彦氏は斉藤さんのニーズを上手く汲み取ったのかもしれない。つまり今回の戦略は斉藤鉄夫氏の「出口戦略」だったわけだ。
新党結成については朝日新聞が前のめりで「政界再編につながる」と書いているが、共同・時事、読売は「視野に入れ検討」になっている。また時事通信は国民民主党が参加しない見込みを伝える。立憲民主党は公明党に合わせて「中道」と言っているが、実際にはやや左派色が強いといったところかもしれない。
- 新党結成
- 朝日新聞:新党結成を決めた
- 共同通信:衆院選に向けて新党結成を視野に選挙協力を進める調整
- 時事通信:立憲民主、公明両党は次期衆院選を巡り、新党結成を視野に協力する調整に入った
- 読売新聞:立憲民主党と公明党が衆院選に向け、新党結成を視野に調整している
- 比例名簿・小選挙区
- 朝日新聞:(小選挙区)撤退
- 共同通信:公明は斉藤鉄夫代表(広島3区)ら現職議員を含め小選挙区から撤退し、全国各地で立民側の候補を支援する
- 読売新聞:両党の選挙協力を巡っては、比例選での統一名簿方式での協力案も協議の対象となっている
- 参議院
- 朝日新聞:参議院公明党は残る
- 読売新聞:新党は衆院に限り、参院では両党を残す
- 国民民主党
- 時事通信:国民民主との選挙協力を巡り、野田氏は互いに現職がいる小選挙区への擁立を控えるよう主張。これに対し、国民民主の玉木雄一郎代表は「大義もなく調整すれば議席を減らす」と難色を示している。
小西洋之氏、枝野幸男氏の反応は見られなかった。SNSでの情報発信を中止する人も出てきており潜在的には対立があるもの「選挙前には見せられない」という苦悩を感じる。
蓮舫氏は野田佳彦氏のツイートを再投稿している。野田佳彦氏の周りの人たちが前のめりになっていることが分かる。
一方で国民民主党は「統一名簿構想」によってかなり不利になることが予想される。玉木雄一郎氏はこの反応だ。高市総理によって現状が打破され古い自民党が壊れるのではないかと期待する有権者が国民民主党を選択する動機はない。支持率回復傾向だが、結果的に与党・野党どちらとも協力できない不思議なポジションに追い込まれている。玉木雄一郎氏は政権に手が届くようでなかなか届かないところにいる。自分がトップに立ちたいという気持ちが強すぎるのかもしれない。

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