9,100人と考えAIとも議論する、変化する国際情勢とあいも変わらずの日本の行方

アメリカ合衆国で雇用統計小売売上高統計が出された。概ね横ばいである。このところハイテク株が下落しており日本の日経平均も巻き込まれて5万円を割り込んでいる。

アメリカ合衆国で雇用統計と小売売上高統計が出された。概ね横ばいと言った印象。実質金利の指標となるDFII10は若干上がり気味でVIXはやや多幸感が薄れつつあるものの大きな動揺はない。意見が割れているFRBが何もしない理由となるため、今のインフレや金利高が定着する可能性を示唆している。

トランプ大統領は自分に近いFRB議長を推すのではないかと言われていたが「トランプ大統領に近すぎるFRB議長は良くないのではないか」という懸念がでているとCNBCが伝えている。CNBCだけでなく他の社からも同様の懸念が伝えられているようだ。

このように「次の金融政策は必ずしもトランプ大統領の言う通りにはならない」ということになり、ハイテク株のDCFが再計算されると同時にビジネスの再評価も進みつつある。日本の株式市場の動向もほぼこれで説明ができる。過度な商社への期待も若干剥落傾向で一進一退。

投資家は落ち着いてポートフォリオを組み替える時間的余裕が得られたが、現在アメリカ国民が抱えている漠然とした「生活のしんどさ」が固定されることを意味している。

特に共和党を支持してきた人たちは「当時の自分たちの選択は間違っていなかったと考えている。とは言え「大統領がすべての問題をたちどころに解決できるわけではない」とも折り込み始めた。一種の諦念(または現実の受け入れ)が進みつつあるようだ。同時にMAGAの間で静かな変容が起きている可能性があり、中間選挙への影響が懸念される。

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