9,100人と考えAIとも議論する、変化する国際情勢とあいも変わらずの日本の行方


「支持率を下げてやる」 マスゴミの姑息な高市おろし

6〜9分

イイネと思ったら、Xでこの投稿をシェアしてください

マスコミはかなり露骨に小泉進次郎氏推しをしていた。父親の小泉純一郎氏が「まだ早すぎた」と心配していたくらいだ。結果的に高市早苗氏が総裁に就任しこのまま総理大臣になるものと見られていたのだがどうやら高市早苗氏は「ババ」を引いてしまったようだ。これまで隠れていた問題が一気に噴出している。

中でも支持率を下げてやるというあからさまな敵意がSNSで反感を生んでいるようだ。これを放送した日本テレビが火消しに追われているのだという。

自民党総裁選挙では盛んに党内融和が訴えられていたが実際の人事は麻生派の優遇が目立った。このため、政権与党内で大きなハレーションが生まれている。まさにパンドラの箱的に過去の恨みつらみが掘り起こされつつあり収拾がつかない状況が生まれつつある。

自民党の中にも公明党の票に依存している人たちがいて「公明党との連立が破綻したら高市氏に造反する議員も出てくるのではないか」と言われる始末。

一方で麻生太郎氏を恨んでいる人もいる。特に福岡は三国志と呼ばれる状況で古賀誠氏と山崎拓氏がいがみ合っている。その中の山崎拓氏が次のように言っている。高市早苗は自分が自民党に引き入れてやったのにあの麻生太郎を頼るとはと言っているのだ。

番組VTRの中で、かつて野党議員だった高市氏に自民党に入るよう声をかけた経緯があると告白した山崎氏

高市早苗氏は「公明党の言い方を軽く見てはいけない」政界重鎮が指摘 連立協議が異例持ち越し(日刊スポーツ)

こうした「ウエット」な反高市論が繰り広げられる中でドライな反高市論も存在する。

現在ドル円が153円銭にタッチする所まで来た。これまではご祝儀的に株高が喧伝されてきたが円安が進めば食料品価格・ガソリン価格高騰を懸念する人々が反高市に転じかねない。円安はやや鎮静傾向だったが、実質賃金は8ヶ月連続で下落している。そもそも高市早苗氏はまだ総理大臣になっておらず国会運営の推移次第では首班指名選挙までたどり着けないかもしれない。しかし早くも金融市場は冷ややかな「お祝い電報」を送りつけている格好だ。

このようにさまざまな批判が渦巻いているのだが、おそらく記事の内容を読まず見出しだけを見ているような人たちは、批判の内容までは理解できないだろう。

そんな中で不用意な発言がSNSで捕捉された。自分たちは取材する側であって批判されることはないと考える政治記者は多いと思うがこれはかなりひどい発言である。

7日に行われた公明党との連立協議の後、自民党の高市早苗総裁が党本部で取材に応じる予定だったが、記者やカメラマンらが待機中の党本部の取材場所周辺を映していたライブ配信画像に「支持率下げてやる」「支持率下げる写真しか出さないぞ」という男性とみられる声が流れたのを受けたもの。

「支持率下げてやる」トレンド 高市早苗総裁待ちの記者音声?拾った動画拡散でSNS「酷過ぎ」(日刊スポーツ)

そもそも誰がそんな事を言ったのかは不明だが「集団の中の声」が拾われているだけなので誰かが出てきたり経緯を説明したりということは起こらないだろう。これを放送した日本テレビは自分たちの発言ではないと言っているそうだが、問題は日本テレビではなく「マスゴミ」「オールドメディア」の問題と捉えられている。

結果的にさまざまな声はすべて「マスゴミが「正しいことをしようとしている」高市さんを引きずり下ろそうとしているのだ」という単純化した議論に集約されてしまい、今後どんな写真が使われようが「支持率を下げる写真」とみなされることになるのかもしれない。