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石破総理と野田佳彦代表は裏で握っているのではないか?

7〜10分

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田崎史郎氏が「野田佳彦立憲民主党代表が石破総理を支援しているように思える」と発言した。裏でなにか約束でもあるのではないかと言っている。おそらくそうなのではないかと思う。政権交代を目指して立憲民主党に投票した人たちには「ご苦労さま」と言いたい。石破さんと野田さんの共通点は消費税の擁護であると考えられる。

もちろん当ブログの思い込みなので反論は引き続き募集している。

スポニチが田崎史郎さんのコメントを拾って「立民・野田代表の首相への“協議提案”に…田崎史郎氏も違和感「裏で約束事があってやってるのかな」」という記事を書いている。あくまでも当ブログの感想だが田崎史郎氏は石破総理の退任に向けて動いている。ただし高市早苗氏では野党を結束させるだろうとしている。

普段から小泉進次郎氏への共感を滲ませており、ジャーナリスト以外に「政治活動」も行っている印象だ。思い入れを持って政治をモニターするのは必ずしも悪いことではない。

田崎史郎氏は「疑念を払拭するために臨時国会の招集に向けて動くべきだ」としている。つまり野党のあるべき姿は与党の追求であり日米交渉のずさんな交渉ぶりが明らかになれば、石破政権は存続しないであろうという見込みを持っているように思える。

田崎史郎氏はおそらく「本来あってはならないことだが」という趣旨で「裏で握っていると思われても仕方ない」と言っているようだ。だがこの二人は本当に握っている可能性は高いのではないかと思う。こう考えると説明ができることが多い。

これに焦りを募らせるのが国民民主党の玉木雄一郎代表。かつては次の総理候補と言われることもあった。石破総理が続投を決めれば政局はなくなり玉木氏は埋没する。このため立憲民主党に対して不信任案を提出すべきだと持ちかけている

関税交渉は「国難」とも言える状況を作り出している。ついに2.6兆円の利益が消失するのではないかと言われ始めた。国税への影響も大きいが自動車産業に依存する地域には壊滅的な被害が出るだろう。そんな中、国会議員たちは政局に夢中になっている。

石破氏と野田氏が手を組むためにはまず自民党の派閥の武装解除を行う必要がある。そのために必要なのが「検地刀狩」だ。派閥のカネの流れを洗い出し政党に差し出させる狙いがあるのではないかと思う。野田佳彦代表は企業献金の容認に傾きつつある。自分が支配に関われるならカネはいくらでもあった方が良い。政権にしがみつきたい石破総理にとっても「渡りに船」だろう。

ただしこの「検地刀狩」の実務を担うとされていた斎藤健氏は反発し辞表を提出した。かつては石破グループの一員だったが前回は最終的に小泉進次郎氏支持に回った。石破氏をよく知る人物はなぜか前回の総選挙で石破氏を支持しなかった。

立憲民主党に投票した人の中には自民党政権の代替として野田佳彦氏が機能してくれるものと期待した人も多かったかもしれない。最終的に消費税増税に傾き民主党政権を崩壊させた張本人であるということをすっかり忘れているのだろう。ただ民主主義国なので騙される自由はある。

石破総理はなぞの自信を深めており、自身が重点課題とする予算を2割増にするように与党に要望を出している。衆議院・参議院選挙で負けたという事実はなかったことになってしまったようだ。並の神経の持ち主でないことだけはわかる。これくらい図々しい人でなければ総理大臣にはなれないのかもしれない。

世論調査では石破氏に対する反発よりも自民党に対する反発のほうが強いようだ。またQuoraで聞く限り「石破総理は関税交渉に巻き込まれた」という見方をする人が多い。個人的に関税交渉は失敗したと思うのだが、これを悪いことだとみなしている人はそれほど多くない印象だ。今後の世論調査の動向にも注目したい。

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