先日青山繁晴氏が石破総理に距離をおいているとお伝えした。文春は「他のところは警備を理由にやんわり断っている」と伝えている。これを時事通信が拾い「昨日の石破演説は長崎県だけでありこれは異例なことだ」と伝えた。すでにメディアでは石破おろしが始まっているようだ。なお「ハブる」は省くの派生語とされる。方言ではなく若者言葉だそうだ。
先日は、産経新聞が青山繁晴大阪府連会長の「石破総理が来ると支持が離れる」という記事をわざわざフィーチャーしているとお伝えした。青山氏は石破総理の来阪に同席しなかった。ところが文春は「他のところはもっとうまくやっている」と書いている。警備の都合がつきませんでしたとやんわりお断りをしているらしい。名指しされた警備担当者は「要請があればしっかり警備しますよ」と反論しているそうだ。
これは相手の気分を害することなくお断りをいれる日本の古き良き伝統なのではないか。
時事通信がこれを拾い「石破総理の演説は長崎だけで「拒否」をした陣営もある」としている。拒否したのは大阪ではない。時事通信は西日本のある県連関係者の声として伝えている。メディアではすでに石破おろしが始まっているようだ。
なぜか内閣支持率が続落を続けている。鶴保庸介発言はあったが石破総理は関与しておらずこれ単体で支持率低下につながったとは考えにくい。テレビは他人事のように「ダウントレンド」について伝えているが連日自民党は不利だ不利だと言い続けている。これが結果的に「他の人も自民党から離れていますよ」というキャンペーンになっているのではないか。
日経新聞によると参政党人気も実は40代・50代中心であり全体的な傾向ではないようだ。彼らは取り返しがつかない失われた数十年の経験者。これまで恨みの捌け口がなく外国人問題をきっかけに目覚めた可能性があるのではないか。このあたりは選挙後に様々な分析が出てくるだろう。
仮に参政党人気が「恨み」によるものだとするとその恨みは数十年を賭けてコツコツと積み上げてきたもの。一時は安倍政権に期待したが自民党は結局彼らには応えてくれなかった。ここで自民党が「ロシア陰謀論」を持ち出して参政党に攻撃を仕掛けてもそれほど意味はないだろう。自民党が彼らに対して目を向けてこなかったのは明らかなのだから数日で彼らの気持ちが変わるとは思えない。
時事通信もついに「外国の選挙介入、発言相次ぐ 政権挽回狙いの見方も【25参院選】」との記事を出した。劣勢が伝えられる選挙戦の挽回を図る石破政権側の思惑を指摘する向きもあるとしている。当ブログのように個人で運営しているところとは違い「主観による分析」は書けないのだろう。
ついに土石流崩壊や雪崩が始まったと考えることもできるのかもしれない。おそらく崩落のきっかけは何でも良かったのではないか。登山者が小さな雪を落としただけでも周辺の雪が不安定ならば大規模な雪崩につながることがあると聞く。
石破総理はこの雪崩の原因ではないかもしれない。ただ自民党はこの問題について冷静に分析する事はできないのではないか。
