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フィラデルフィア市街地で医療用小型航空機が墜落

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先日のABCニュースでフィラデルフィアの市街地に落ちた航空機の事故をご紹介した。詳しい原因はわかっていないようなので短めにわかっていることをまとめた。

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フィラデルフィアの市街地に医療搬送用の小型航空機が墜落した。メキシコ人の女の子・付添家族・医療従事者・パイロットなど6人が乗っていたそうだが全員死亡したものと見られている。全員がメキシコ人で治療が終わった女の子をメキシコに返す途中だったようだ。

航空機が墜落したのは空港近くの市街地のショッピングモールの近くだった。1名がすでに亡くなっているが死者はまだ増える可能性があるという。このため記事をまとめている時点では飛行機側の死者6名+地上側の1名ということになっている。

初動対応を行っていたのはフィラデルフィア市長だったが現在はシャピロ・ペンシルヴェニア州知事に引き取られている。

こうした事故のときに知りたいと考えるのはやはり原因だろう。だがどの媒体も原因については特定していない。離陸直後に墜落しており何らかの機体トラブルなどが予想されるが、当局は憶測を避けるように呼びかけておりメディアもこれに応えているようだ。

フジテレビの「中居正広氏問題」を引き合いに出すまでもないことだが、SNSで様々な憶測が広がることによって議論のとりとめがなくなることが増えている。ワシントンDCの事故ではトランプ大統領までが憶測合戦に参戦し「多様性推進プログラム」を攻撃している。

メディアは何も触れていないが今回亡くなったのは全員メキシコ人だった。つまり「メキシコの子どもをアメリカで治療するのが間違いだった」などと言いだす人が出てこないとも限らない。

その意味で、今回最も特筆すべきなのはフィラデルフィア市・ペンシルヴェニア州・事故調査当局が透明性の高い調査をやってくれるであろうという信頼を基礎にして不要な憶測を防ぐ努力をしているということなのかもしれない。

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