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コンゴ民主共和国とルワンダの関係が緊張 コンゴ東部では多数の避難民も

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しばらくガザ地区とウクライナの状況にばかり注目していたのだが、当然アフリカの問題は全く解決していない。今回コンゴ民主共和国の東部のゴマ付近でM23という武装勢力が反乱を起こしゴマの街を制圧したという情報が入っている。ゴマは人口200万人を超える大都市のため40万人ほどの避難民がでているそうだ。

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日本語でもかなり込み入った記事が出ているが、これも全容のほんの一部である。英語版ではそもそもルワンダとコンゴ東部にどんな関係があるのかを含めて更に長い記事を出している。

このニュースはわからない点が多い。話はルワンダの虐殺にまで遡るそうだ。ルワンダ分割統治のためにもともと同一だった人たちをツチ族とフツ族という「民族」に分けた。現地の人たちを分断することで宗主国に逆らえないようにしたのだ。このツチ族とフツ族がラジオに刺激されて争いを起こし100万人規模の虐殺が起きた。

フツ族はコンゴ民主共和国に流れてルワンダ解放民主軍を組織した。ルワンダ政府はコンゴから政府打倒の運動を起こされてはたまらないと考え現地のツチ族が主導するM23という組織を支援している。

ところがコンゴ民主共和国東部には豊富な天然資源がある。このためコンゴ民主共和国は「ルワンダが天然資源の収奪を狙っている」としお互いの非難合戦に発展した。

統治には国連平和維持軍も入っているそうだが混乱の終息には全く役に立っていないようだ。アルジャジーラもライブアップデートを行い現地の混乱した状況を伝え続けている。

冒頭で確認した通りゴマの人口は200万人程度。避難民の数は40万人にもなるそうだ。

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると、北キヴ州と南北キヴ州では、今年に入ってから40万人以上が家を追われている。

コンゴ民主共和国で戦闘激化、反政府勢力と軍 都市で銃撃戦(BBC)

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