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コンゴ民主共和国でインフルエンザのような疫病が発生

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アフリカのコンゴ民主共和国で「インフルエンザのような疫病」が発生した。新型コロナの発見を思わせるようなニュースのため各メディアが取り上げている。若者が多く感染している事がわかっているがそのほかに全く情報がない。

首都から700キロ離れており専門家が到着するのに2日かかったそうだ。今後解析が進められることになるため「何もわかっていない」というのが最も正確な情報ということになる。

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コンゴ民主共和国の最新のニュースは「PKOの撤退」だった。記事の日付を見たところ2024年3月ということになっているが全く記憶にない。ウクライナや中東で戦争が起きており「アフリカどころではない」というのが正直なところ。いずれにせよ中央政府の統治が難しい状況になっており状況は悪化の一途を辿っている。

そんななか各メディアは僻地(クワンゴ州パンジ)でインフルエンザのような病気が流行していると伝えている。テレビ朝日が報道をまとめているが「若者に流行している=つまり感染力が高く体力がある若者でも被害にあいやすい」ということがわかるのみでほとんど何もわかっていないという状態。死者の数もおそらく正式なものではないだろう。

色々調べたところABCの記事が見つかった。パンジ地区は首都から700キロ離れており到着に2日かかった。またサンプルは500キロ離れたところに運ぶ必要があったとしている。

The Panzi health zone, located around 435 miles (700 kilometers) from the capital Kinshasa, is a remote area of the Kwango province, making it hard to access.

Congo government says it’s ‘on alert’ over mystery flu-like disease that killed dozens

The epidemiological experts took two days to arrive there, the minister said. Because of the lack of testing capacity, samples had to be taken to Kikwit, more than 500 km away, said Dieudonne Mwamba, the head of the National Institute for Public Health.

Congo government says it’s ‘on alert’ over mystery flu-like disease that killed dozens

僻地と書かれているが地図で確認すると首都のキンシャサのすぐとなりにあるため「ここまで行くのに2日もかかるのか」という驚きがある。

そもそも治安が崩壊状態にあり衛生状態が悪化し栄養失調の人も多い。またMポックス(かつてサル痘と呼ばれた)も蔓延しているため今後の解析を待って毒性や感染力などについて解析する必要があるということになる。

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