日本では袴田事件で無罪が決まった。長い長い裁判を経て証拠がでっち上げられたことが認められたが検察は「本判決が「5点の衣類」を捜査機関のねつ造と断じたことには強い不満を抱かざるを得ません。」と裁判所を非難する様な発言を行っている。
アメリカでは35年前のメネンデス兄弟事件の再審請求が行われる。発議者は地区検事である。ドラマやドキュメンタリなどで当時は明らかになっていなかった壮絶な家庭内性被害の状況が明らかになったためだ。
アメリカのDA(地区検事・地方検事)は民選で選ばれるため民意の高まりを受けて過去の判断を覆す決定を下すことがあるということのようだ。一方日本の検察は官僚機構のため過去の組織の間違いを認めてしまうと、その当事者が「組織を裏切った」ことになりかねない。証拠に信憑性がないことが明らかになりつつもそれを認めることができないのは日米の検察のあり方に大きな違いがあるからなのかもしれない。
- メネンデス兄弟に対する再判決を勧める申し出が地区検事から出された。当時は明らかにされていなかった性被害が考慮され即時釈放される可能性がある。家族も兄弟の釈放を求めている。裁判が行われた時代には性的被害が認知されていなかったが世代が変わり兄弟が置かれていた状態が広く理解されるようになってきた。最終決定は裁判所が下し仮釈放委員会も承認する必要があると地区検事は説明した。
- 大統領選挙まで12日。トランプ氏が大統領になればジャック・スミス特別検察官を真っ先にクビにすると宣言。ハリス副大統領は「トランプ氏は法律より自分のほうが上に立つ」と考えており大統領に就任すれば独裁者になるだろうと指摘。大統領首席補佐官を勤めた経験もあるケリー退役大将もトランプ氏はファシストと言って差し支えないと発言。トランプ氏は「ケリー氏は話をでっち上げている」と反論。ABCは「一方のハリス氏はすべてのアメリカ人の大統領になると約束した」と強調していた。
- 北朝鮮の兵士がロシアに入り訓練を受けているとウクライナの情報当局が発表。プーチン大統領サイドはトランプ氏とプーチン氏の間に頻繁にコミュニケーションがあったとする主張はすべて誇張されたものと発表。
- マクドナルドの大腸菌汚染は1つのサプライヤーが提供したタマネギによるものと見られている。騒ぎは他のファストフードレストランにも広がっておりタコベル・ピザハット・ケンタッキーフライドチキンなど日本でもおなじみのチェーンもタマネギをメニューから外し始めた。
- 20000人もの人々がガザ地区の中を逃げ回っている。
- LAで誘拐に合いそうになった子どもの映像が防犯カメラに映し出される。たまたま傍に居合わせた17歳が叫んだため誘拐は未遂に終わった。容疑者はすでに確保されている。
- 北東部では一ヶ月雨が降っておらず極端な乾燥に見舞われている。
- ABCで記者や司会者を勤めたトム・ジャレル氏が亡くなった。
- ニューヨーク市で女子バスケットボールのザ・リバティが優勝パレードを行った。
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