アメリカの大統領選挙とその報道はますます苛烈になっている。ABCのニュースは女性の権利のために戦うカマラ・ハリス氏と乱暴な発言が目立つトランプ・JDバンス氏を対比させる構成になっている。女性たちは犠牲者の名前をチャント(みんなで唱える)し運動をより強固で感情的なものにしている。外から見ていると「これでいいのだろうか」と言う気もするが、選挙本番まで46日だそうだ。
今朝ご紹介したロビンソン・ノースカロライナ州副知事の話題では一部報道を誤解していたようだ。トランプ氏はかつてロビンソン氏を「マーチン・ルーサー・キングのステロイド版」と紹介していた。つまりより強力に黒人運動を推進すると言う意味だ。だが実は「奴隷制も悪くない」「俺は黒いナチだ」と過去に発言していたという意味になるようだ。過去投稿も合わせて訂正しておく。
大谷翔平氏の話題では50-50クラブのファウンダーと言う表現が使われていた。これまで達成した人はいなかったと言う意味なのだろう。日本でも紹介されることがある日本語で書かれた「夢へのロードマップ」も紹介されておりアメリカでも前人未到の偉業として報道されたことがわかる。なんとなく「日本人というのは何でも綿密に計画を立てる人たちなのだ」と誤解されそうな気もする……
- ハリス氏がジョージア州で亡くなった母親を追悼した。トランプ氏が主導するジョージア州の厳しすぎる中絶規制がなければ命が救われていたはずだ。ハリス氏は集会で犠牲者アンバー・ニコール・サーマンの名前を皆で唱え「彼女は統計ではなく一人の人間だ」と強調した。ハリス氏は「このようなことが起きることは予想されていたし彼女が最後の犠牲者になるかどうかはわからない」と感情的にに訴えかけた。
- トランプ氏はノースカロライナ州に向かい問題発言のロビンソン氏を擁護。トランプ氏は一時「マーチン・ルーサー・キングのステロイド版」と表現していたが、実は奴隷制は悪くないなどと発言していた。ロビンソン氏は発言は自分のものではないと否定している。
- ケンタッキー州の判事が殺害された事件で保安官が逮捕された。動機は明らかになっていないが二人はかつて親しい仲だったそうだ。事件の詳細が次第に明らかになってきた。以下CNNの記事による。保安官は、副保安官(保安官補とも)が女性の犯罪者に「セックスをさせてくれたら足首につける装置なしに保釈してあげる」と持ちかけたとして訴訟に直面していた。足首の装置は有償で被疑者の負担になるようだ。保安官は副保安官の上司に当たるため監督責任が問われる。フィールズ氏は後に起訴されたが司法取引に応じ執行猶予付きの懲役判決を受けたそうだ。ケンタッキー州は小さな郡に分かれておりそこに独立した保安官と地方判事がいると言う構成になっているようだ。この一連の事件を誰が操作するのかを含めて現在ケンタッキー州で検討が行われている。
- レバノンにミサイル攻撃。イスラエルのものと見られるターゲットになったイブラヒム・アキールは1983年にベイルートにあるアメリカ大使館を襲い63名を殺害したとしてアメリカからも指名手配されていた。
- シークレット・サービスはトランプ氏の警護に失敗したと認める。
- カリフォルニア州の高速道路で消防トラックが事故を起こした。2名が危険な状態。
- 議会襲撃事件の参加者が8年の刑期を言い渡される。
- アメリカの洪水と嵐の話題。
- 森の中で迷子になった10歳の女の子が救出される。
- 鼻から吸引できるインフルエンザ・ワクチンの話題。注射がいらないため処方があれば自分でワクチンを接種できる。
- ドジャーズのスーパースター大谷翔平が新しい歴史を作る。日本の少年が夢に至るまでの計画を詳細に立てた結果「50-50クラブ」の創始者になった。