ざっくり解説 時々深掘り

パリ・オリンピックを前に緊張が高まる フランスに14年間暮らしていたロシア人スパイが逮捕された

Xで投稿をシェア

日本のニュースショーはニュースと情報番組が合体した状態になっている。オリンピックは広告代理店とテレビ局にとって稼げるコンテンツなのでネガティブな情報は出てこなくなる。一方アメリカはニュース番組はその他のバラエティ番組などと独立している。パリオリンピックを狙ったテロの話題などはおそらく日本ではあまり大きく取り上げられないだろうと思う。

逮捕されたロシア人はシェフとして14年間フランスに滞在していたそうだ。

Follow on LinkedIn

コンテンツのリクエストや誤字脱字の報告はこちらまで

|サイトトップ| |国内政治| |国際| |経済|






  • 北カリフォルニアで山火事。多くの家が飲み込まれた。放火と見られ42歳の容疑者が捕まっている。多くの人が地域を逃げ出したが中には逃げ遅れてシェルターに隠れた人もいた。
  • ネタニヤフ首相とバイデン大統領・ハリス副大統領が個別に会談。バイデン大統領はイスラエル情勢の解決を最優先に位置づけ停戦に合意するように迫ったとされている。
  • ハリス副大統領はテキサス州ヒューストンで支援を求める集会に出席。トランプ陣営もハリス候補への批判を強め「ハリス氏には優しくしない」と宣言。JDバンス氏の「子どものいない人生は惨めなものである」という新しい発言が掘り出され女性たちの怒りを買っている。ハリス氏の子供たちは「私達兄弟は3人の親(自分の父親・母親・父親の再婚相手のハリス氏)を愛している」というステートメントを出した。JDバンス氏は親になった人は親になっていない人よりも多くの投票権が与えられるべきだと主張していた。ハリス氏はABCのディベートを受けて立つと宣言。
  • ロシア・中国の爆撃機とアメリカ・カナダの軍機が接近した。両陣営ともアラスカ近くの海岸を共同でパトロールしている。
  • オリンピックを妨害しようとした疑いでロシア人が逮捕された。14年間シェフとしてフランスに暮らしていた。オリンピックを前にフランスの警戒体制は緊張したものになっている。
  • アメリカのGDPが2.8%成長。市場の予測を上回った。
  • 小型飛行機がニュージャージーで霧の中の事故。乗客は助からなかった。
  • サウスウェスト航空が53年続いた自由席方針を放棄する。8割の乗客は指定席を希望していると会社は説明している。
  • セリーヌ・ディオン氏がパリオリンピックで復帰か。共演相手と曲目もわかってきている。
  • ビリー・ジョエルがマジソン・スクエア・ガーデンで最後の夜。10年150回にわたってショーを行った。これまでに200万人がショーを堪能した。

パリ・オリンピックの妨害の疑いで逮捕されたのはロシア人のシェフで14年間もフランスに滞在していた。生活に溶け込むことで活動のチャンスを伺っていた可能性があるが「まるでスパイ映画のようだ」と感じる。KGBの後継組織であるFSBの指揮下で活動するロシア人エリート特殊部隊に関係した書類が見つかったとガーディアンが伝えている。

また、ヨーロッパ全域でISIS-K(ホラサンのイスラム国)もリクルート活動を盛んに行っている。フランスではイスラム系住民と古くからいるキリスト教系住民の間に軋轢があり反キリスト教の運動がある。

オリンピックのスタッフを身元調査したところ5000人が除外されそのうち1000人は妨害目的で潜入していたこともわかっている。この1000人の中にはイスラム過激思想だけでなく、極右・極左などに関係していた人たちも含まれるという。

フランスは国威発揚のために美しいパリの文化遺産を十分に利用する能力に長けているが、その裏ではテロとの戦いも進行しているということがわかる。

コンテンツのリクエストや誤字脱字の報告はこちらまで

Xで投稿をシェア


Comments

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です