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トランプ氏がケネディJrに接近・ラスベガスのミラージュが閉館・ニューヨーク市で隕石の観測 など

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主なニュースは共和党の党大会だった。トランプ氏は自分の票を奪いそうなケネディJr氏に電話をかけワクチンに関してあることないことを一方的にまくし立てている。ケネディJr氏はこれを呆れた様子で聞いていた。これ以外にもニューヨークでは隕石が観測されたというニュースがあった。また1989年にオープンしたラスベガスのミラージュが閉館する。ネバダ州の法律では閉館時にこれまでの儲けを生産する必要があるようで最後の数日は2.5億円相当の大盤振る舞いになるそうだ。

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  • 共和党大会の二日目。トランプ氏が第三の候補ケネディJrに接近しワクチンについて「理解」を示したうえで選挙キャンペーンへの協力を申しでた。トランプ氏を厳しく批判していたニッキー・ヘイリー氏が共和党大会でスピーチを行いトランプ氏をエンドース。
  • バイデン大統領は繰り返されるメディアのメンタルヘルス懸念に反論し「なぜトランプ氏の嘘について問題にしないのだ?」とメディアを詰問。一部の影響のある人たちはバイデン大統領の「決断」を待っているが無理矢理に引きずり下ろそうという動きは起きていない。
  • 共和党大会の行われたミルウォーキーの街は一時警備で緊張状態に。市民は迷惑顔。ペンシルベニアのコンベンションではイランがトランプ氏の命の狙っているという事前情報がありトランプ氏の警備は厳重になっていたはずだったが、実際には狙撃犯の接近を許してしまった。今回の狙撃犯とイランのつながりは確認されていない。また地元の警察はビルの屋根に登っていた狙撃犯をかなり前から補足していた。地元警察とシークレットサービスの連携は何かが決定的に間違えていたようだ。こうした事情もあり「もう失敗できない」とミルウォーキーの警備は過剰なまでに厳重になったのだろう。
  • 収賄容疑のメンデス上院議員がすべての罪で有罪になりチャック・シューマー氏が辞職勧告へ。メンデス氏は容疑を否定し続けている。
  • FRBが9月にも金利を引き下げるのではないかと言う観測からダウなどの株価が絶好調。
  • フィラデルフィア、ニューヨークなどで北東部で天気が荒れる予報。更に摂氏38度を超えるような高温に見舞われる予定。
  • 隕石がニューヨークに落下した可能性があるとNASAが発表。隕石は地上に落下することなく崩壊したようだが「Boom(ブーン)」という音が各地で観測されている。
  • ラスベガスでは$1.6Mil(2億5000万円)のGive Away。1889年にオープンしたミラージュが閉館するのに合わせたもの。跡地には2027年にハードロックホテルが開業する予定。ABCはAccording to Nevada state law, before a casino closes, it has to pay out any remaining funds to players.と表現している。「残っている資金」が何を示すのかはよくわからないがとにかく法律で精算が求められており最後の大盤振る舞いとなったようである。

ちょうどケネディ氏はビデオグラファーと撮影をしていたためこの映像もソーシャルメディアに流れた。ABCは息子が流したと言っている。ケネディ氏は「こんなビデオが投稿されて恥ずかしい。大統領に謝罪する」とコメントを出している。この大統領はバイデン氏ではなくトランプ氏を意味しているものと思われる。トランプ氏はケネディ氏はどうせ負けるだろうからと撤退を呼びかけたようだがケネディ氏はこれについては何も語らなかったようである。

ケネディ氏は新型コロナワクチンに対する極端な主張で知られておりホワイト・ハウスからは批判を受けYouTubeででも動画を削除されている。

ケネディJr氏の主張はForbesが主張する通り極端なものが多いが、トランプ氏は一方的に「馬のために開発されたものを無理やり接種させられている」とか「子供が豹変する」などと言っておりABCはわざわざこの情報は虚偽であるという注釈をつけていた。

トランプ氏がケネディJr氏の主張を理解しているわけではなく単に自分の得票のじゃまになりそうなものを取り除くために取引を持ちかけた可能性もあるのではないかと思う。

この電話の様子から見るとトランプ氏は大統領としての威厳を保持しようと心を入れ替えたわけでもなければ運命を感じて神妙になったわけでもなさそうだ。

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