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「マイアミの警察官が機転」など

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マイアミにあるタウンシップの警察官が夜中の2時に通報を受けた。そこから機転をきかしてしまっているスーパーマーケットでミルクとボトルを買っていった。アメリカではちょっといい話として紹介されていたが日本で同じことが起きたら炎上騒ぎになりかねないかもしれないと感じた。

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  • ABCニュースがバイデン大統領への独占インタビューを敢行。バイデン氏はディベートで良い成果を残せなかったのは疲れていただけだからと説明。ステファノプロス氏は「ディベートがどんなにひどいものだったのかわかっているか?」とか「もう4年務めることができるだけのメンタルフィットネスを維持しているか」と厳しい質問を投げかけていた。
  • テキサス州はカリブ海諸国で猛威をふるったハリケーン・ベリルの襲来に備える。
  • 摂氏38度以上の高温が予想されている西部では山火事が広がっている。
  • イギリスで労働党が地滑り的勝利。スターマー氏はすぐさま王宮に結果を報告し組閣を依頼された。リシ・スナク氏は「I am sorry」とConcession(敗北宣言)を行った。トラス氏は議席を失った。労働党が政権を取るのは14年ぶり。
  • ニューヨークで飲酒運転の車が独立記念日のお祝いをしている人たちを跳ね飛ばし少なくとも3名が亡くなった。
  • テキサス州でサメの被害。妻が攻撃され妻を救おうとした夫も被害を受ける。
  • ユタ州で独立記念日をお祝いしていた花火がスタジアムにいた観客を直撃。
  • アメリカの労働市場がやや沈静化し失業率が増加傾向。
  • サウンドマシーン(スピーカーのように見える)に使われているACアダプターのリコール。プラスチックの筐体から感電する可能性がある。実際に弱い感電を経験した人が報告されている。
  • イタリアのエトナ山が噴火。
  • マイアミの警察官が大活躍。夜中の2時にしまっているスーパーマーケットを開けてもらい自費でミルクを持っていった。店のマネージャーも気を利かせて「お母さんはボトルを持っているのか?」と質問。警察官はボトルも買って持っていった。警察官にも2人の子供がいるそうだ。

ABCニュースは最後に頑張っている普通の市民のちょっといい話を紹介することになっている。今日の最後のエピソードも「ちょっといい話」として紹介されてい。

たが冷静に考えるとなぜ夜中の二時に母親が「ミルクがない」とパニックを起こしていたのかがよくわからない。

日本で同じことが起きた場合「110番をそんなことのために使うべきではない」「買い置きしていない母親が悪い」とクレームになりそうだ。アメリカではこの警察官のボディカムの映像がSNSで出回り(これも「規則違反」だ。「警察の許可を取ったのか」などと言われそうだが……)警察官を称える声で溢れたという。純粋な善意を歓迎する雰囲気があり、一億層監視社会と言われることもある日本とは全く状況が違っている。

アメリカでは各自治体が独自に警察を組織する。つまり県警のような縦型組織がない。今回のケースはマイアミのタウンシップ(市に昇格しない程度の小型の自治体)の警察官のため機転を利かせることができたのかもしれない。またいつもは大きな騒ぎもなく夜勤の警察官が動きやすいという事情もあったかもしれない。治安状況は自治体ごとに大きく異なる。

アメリカ合衆国は基本的に「助け合い(共助)社会」であり今でも治安の良い地域ではこのような善行が行われていることがわかる。

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