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アメリカの最高裁判所が間違えて文書を公開 など

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アメリカ最高裁判所が係争中の中絶訴訟に関するドキュメントをオンライン公開したが「間違い」であることを認めた。ブルームバーグが発見し各社が伝えている。大変複雑なケースだが今後日本語でも記事が出てくるかもしれない。

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  • アメリカ東部は再び嵐に見舞われる。ニューヨークを激しい嵐が通過する予定。
  • 最高裁が間違えて中絶関係の文書をウェブサイトに公表してしまう。アイダホ州で命を救うためにERでの中絶を認めるかどうかに関するもの。アリトー判事は「最高裁判所は感情的になりすぎ(本来認めるべきでない)中絶を認めたと判断を批判。ドキュメントが最終稿なのかはわかっていない。
  • いよいよバイデン・トランプ両氏のテレビ討論会が行われる。トランプ氏は準備など必要ないと言っているが実際には準備を進めている。バイデン大統領はトランプ氏は民主主義の危機であると強調する意向。世論調査によるとトランプ氏とバイデン氏の支持率は僅差だが今回の調査ではトランプ氏がやや先行している。
  • ロシアがアメリカのジャーナリストがスパイ罪で裁判にかけられる。15ヶ月もロシアに拘束されている。この裁判はSham Trial(公平でない裁判)とみなされている。タイの古い名前はSiamでありShamではない。Shamの語源は明らかではないが英語の方言に起因している可能性があるそうだ。
  • 警察のボーイフレンドを轢き殺した疑いが持たれているKaren Readさんの裁判はまだ結論が出ていない。陪審員の審議は引き続き行われる。
  • フレンドで知られるマシュー・テリーさんの死因について当局の捜査が続いている。ケタミンを誰が提供したかが問題になっている。マシュー・ペリー氏は鬱と不安症の治療のためにKetamin Infusion(ケタミン点滴)を受けていたが死因となったケタミンは治療のためのものではなかったそうだ。
  • ニューヨーク市郊外でトラックが住宅に衝突した。ニュースは特定していないがなMedial Incident(薬物による事故)の影響を受けていたと言っている。
  • 映画俳優のビル・コブス氏が90歳で亡くなった。
  • サンディエゴ動物園が2匹のパンダを迎える。
  • シェフを主役にしたドラマThe Bearの続編がHuluで公開される。

以下NBCの記事による。

記事を発見したのはブルームバーグでNBCは独自に検証していない。ABCも言及するように文書が決定稿だったのかはわかっていない。ブルームバーグは「アイダホ州の救急医療室で医者が中絶手術をすることを認める」内容だったと伝えている。仮にこれが正しければ下級裁はバイデン政権に有利な判決を下すことになる。

例によって保守派の判事たち(アリトー、クラレンス・トーマス、ゴーサッチ)は反対している。

問題は連邦の判断とアイダホ州の判断が分かれた場合どちらが優先されるかだが、裁判が控訴を棄却すれば判断がないことになり法的疑問は未解決のままになる。

連日報道されているように最高裁判所は保守派と進歩派で意見が分かれる中絶や銃規制についてかなり細かい点まで介入するようになっている。

今回のケースでは何らかの理由で流産しかけている女性がアイダホ州の緊急治療室に運び込まれた時に医者が何もせずに傍観するしかないという状態が生じかねない。常識的に考えれば「母胎を救うために子供を措置する」ことも認められるべきなのだろうが、一度文化闘争が起きるとこうした「常識的な」議論は成り立たなくなってしまう。

なおロー対ウェイド裁判の結果も本来出るべきでないタイミングでリークされており本当に間違いだったのか何らかの意図に基づいたリークだったのかが憶測を呼びそうだ。

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