ロシアがカウンター・スペース兵器を打ち上げたとして話題になっていた。このところ国連安保理ではアメリカが宇宙の非核化を求めておりこれに対抗する形でロシアがあらゆる形の兵器を打ち上げることを禁止する安保理決議案を提出している。アメリカはこれについて「カウンター・スペース兵器(低軌道にある他の衛星を攻撃できる対宇宙兵器である可能性が高い)」の打ち上げから目を逸らすための策であると非難しているそうだ。地上の争い(ウクライナやイスラエル)については注目してきたが、米露の争いは宇宙にまで及んでいるのだと感じいささかゾッとした。世界の緊張は増すばかりだが、知らないことも多いのだなと思った。
- タービュランスに巻き込まれたシンガポール行きのボーイング777で多くの怪我人。天井に叩きつけられた乗客も多数。心臓麻痺で1名が死亡との情報も。航空機はバンコクに緊急着陸。シートベルト着用サインが出てすぐにタービュランスに巻き込まれた。シートベルト着用サインが出ていなくてもこのようなことが起きると番組は注意喚起をおこなっていた。
- トルネードがタッチダウンし危険な状況に。各地では洪水も起きている。3桁(摂氏では約38度になる)高温注意報が出ているが各地で電力供給が滞っている。
- ロシアがカウンタースペース(counter space)兵器の打ち上げ。他国の人工衛星を攻撃することができるためアメリカ合衆国は警戒している。
- トランプ氏の裁判の模様。陪審員はdeliberating(審議)にはいるため判事から法律の解説を受けるが双方の弁護士からさまざまな注文が入る。
- トランプ氏が「避妊(contraception)の制限について声明を出す予定」と表明。判断を州に任せる予定だとしている。つまり避妊制限の判断を州が出したとしても反対しないということになる。トランプ氏のトゥルース・ソーシャルへの動画投稿がナチス・ドイツを思わせるとして物議。トランプ陣営はビデオを削除。
- 英領タークス及びカイコス諸島に入国したアメリカ人に複数(5名)の逮捕者が出ており注意喚起。武器を持ち込むと12年の刑に処せられる可能性がある。アメリカは減刑を希望している。処分は1週間以内に出される予定になっている。
- グレースランド(エルビス・プレスリーの住宅)をめぐる争い。娘のリサ・マリー・プレスリー氏が亡くなった後「管財人」が借用書があるとして所有権を主張した。管財人は邸宅をオークションにかける予定のようだ。この借用書が偽物であるとして相続人の孫娘が裁判に訴えることになった。
- バイデン政権がガソリン備蓄を放出しインフレに対応を試みる。
- 国立公園にグリズリーが出て観光客が怪我をした。
- Friendsのメインキャストだったマシュー・ペリー氏の死因をめぐり犯罪捜査が行われることになった。Los Angeles Timesによると入手経路が違法だった可能性があるとのこと。
- ケイトリン・クラーク選手がWilsonとシグニチャー契約。
- ロスアンゼルス郡の消防士が壁を壊して2歳のゴールデン・リトリバーを救い出したと言う話題。
トランプ氏のビデオで問題になったのは「Unified Reich(統一領域)」と言う言葉。Reichはドイツ語では帝国の意味で用いられる。
背景の新聞に使われていた。Unified Reichは1871年にドイツが帝国になった時に使われた言葉。ドイツは他の国に遅れて民族国家を立ち上げたために「統一」と言う言葉が使われた。つまりこの用語じたいは必ずしもナチスドイツに関連するものではない。しかしながらThe Third Reich(第三帝国)と言うナチスドイツのスローガンが想起されるためアメリカでは「トランプ政権が反ユダヤ主義の標語を用いた」という文脈で批判されている。
トランプ陣営はスタッフが勝手にやったことでトランプ氏は関係ないとしているが、ユダヤ系の支援が欠かせないアメリカ大統領選挙では大問題となりかねない。
さらにトランプ氏はアメリカを再び強くすると言うイメージをもとめて「ドイツ帝国のように」という表現をしてきたことも知られている。当然ドイツ帝国はナチスに「乗っ取られる」形でユダヤ人迫害を行っているのだから一つながりの概念とも言える。ドイツ帝国の強いイメージを使ってアメリカの復活を訴えようと知るとどうしてもユダヤ人迫害という問題に突き当たってしまうのだ。
アメリカ人がさほど歴史にさほど興味がなく知識もあまりないと言うことがわかる。