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沖縄はどのように日本から分離独立すべきか

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テレビで沖縄の女性が「本土は加害者だ」と言っているのを見た。米軍基地のほとんどを沖縄に押し付けているからだ。これは正しい見方だ。昨今、分離独立がトレンドなので、とっとと日本からの分離独立運動を展開してみてはどうかと思った。
沖縄県が独立するには経済的には難しそうだ。中国と対峙しており防衛費がかさむ上に、これといった産業がないからだ。独立すれば中国かアメリカの従属国として庇護してもらう必要があるのだが、日米は沖縄が中国の従属国になるような動きを許容しないだろう。
そう考えると、沖縄にとって一番良いのは、アメリカの一部になることだ。アメリカは基地を失わずに済むし、日本は中国の伸張を防ぐことができる。日本からの独立手続きを定めた法律はない(そもそも自分たちの意志で日本の一部になったわけではない)のだが、アメリカが「寄越せ」と言えば文句は言わないだろう。
公用語が英語になればコールセンターなどの需要は爆発的に膨らむだろうし、米国本土にも自由に出入りができるようになる。夢想だという人がいるかもしれないのだが、ハワイと沖縄の人口はほぼ同じなのである。
ネックになりそうなのは経済だ。沖縄のGP(refecture)PはハワイのGS(tate)Pの半分強しかない。ほぼワイオミング州と同じ最低レベルだ。その場合にはプエルトリコのような形態が考えられる。プエルトリコは300万人以上の人口があるということである。沖縄が貧しいのは日本の施政下にあるからかもしれない。
アメリカは基地を確保できるので変化はない。沖縄は本土並みの保護を得られるのでセキュリティは増す。基地の外も中もアメリカの司法下に入るからで、州のステータスが得られれば法律を作ることもできる。これまでのように無駄と分かっていながら陳情を求めるということはなくなるのだ。
ここまでは数日前にだらだらと考えていたことなのだが、沖縄独立を考えたとき、最大のネックは日本の存在のようだ。沖縄に基地を置き「日本を守ってやっている」ことにしておけば日本から協力費が得られる。沖縄が米国の領土になるとアメリカはこれを失うことになり、沖縄の基地を自前で維持しなければならなくなる。いわば「用心棒をしてやるから飲み食いはおまえ持ちでな」と言われているのと同じことなのだ。比較的平和な地域でリゾートのような状態なのだが、それでもいるだけでお金が貰える。アメリカに取って割のよい商売である。
もちろん、これはアメリカがこの地域に関心を持っており、基地を置くことに「経済合理性」があると考えたときにのみ有効な構図と言える。アメリカでは最近「世界の警察をやめて米大陸に引きこもろう」という動きが出ている。過激な人の中には「国連から脱退すべき」などという人もいるらしい。