アメリカABCニュースは引き続きボルティモアのキーブリッジの片づけの話題や春の嵐の話題などを伝えている。またFBIのアトランタのオフィスに車が突っ込んだ(to ram into)という話やイスラエルがシリアにあるイラン領事館を空爆した話などを扱っていた。このシリアの問題はイランが報復を宣言しており大きな問題となりそうだ。
中でも不思議だったのが、トランプ氏のメディア企業トゥルース・ソーシャルの株価が21%も値下がりしたという話題だった。
トランプ氏だけに何か悪いことでもしたのではないかと思い、頑張って聞き取りしてみたがそのような話は出てこなかった。
ロイターの記事を読んで驚いた。当初から収益の見込みはないとされてていたのだが株式を公開した後に義務付けられているとみられる情報開示で数百万ドルの損出があるとわかり「負債の返済は困難であろう」とされたことによって株価が下がったそうだ。
To plungeという言葉がわからなくても「ああ急落したんだな」とわかるニュースである。結局トランプサポーターたちが焦ってかき集めた株(to rush to scoop up shares) は大きく価値を減じた。単に収益構造が疑問視されているだけでなく、そもそも存続可能な(viable)会社なのかも疑問視されているという。
トランプ氏はトゥルース・ソーシャルは買いだと宣伝していたのだがそれは(いつものことなのかもしれないが)嘘だったのだ。今のところ株価下落に関してトランプ氏からのコメントは得られていないようである。ABCの後追い報道などもない。