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実質消費は6.3%も落ち込んでいるのに、自民党若手はダンサーに口移しでチップを渡して喜んでいた

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家計調査の結果消費は前年同月比で6.3%も落ち込んでいる。だが自民党青年局の若手たちは男子だけの会合を開いて女性にチップを口移しにして喜んでいたらしい。これが彼らのいうところの政治活動だ。

和歌山県連が主催した青年局の地方会合で「セクシーなダンサー」を使ったショーが行われた。政治活動と称してこんなことをやっているのかと思うと同時にこれでは恥ずかしくて政治活動費の公開などできないだろうと感じた。言い訳もいつもの自民党らしいものだった。ろくに調査もしていない段階から「公費だけは絶対に使われていない」と主張している。

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今回は産経新聞の独自ネタだった。あまりにも破廉恥極まりない内容のためSNSでは大いに拡散したようだ。

女性の議員もいたのでは?と思ったのだが「青年局」はそもそも若手男性だけの集まりのようである。TBSが全体の集合写真を紹介している。男性だけの集まりについ楽しくなって羽目を外してしまったのかもしれない。

会合も問題なのだがその後処理に自民党のいつもの悪い癖がいくつも出ている。

まず見つかった段階で「多様性の一環」という訳のわからない言い訳をしている。多様性という言葉が政治的に正しいということは表面的に理解しちているようだが中身を理解する意欲はないのだろう。

次に梶山幹事長代行は国会議員が参加しているかどうかわからない(はずの)段階から「公費だけは絶対に使っていません」と言っている。調査もしていないのになぜわかるんですか?という気がするが、産経新聞が「公費を使っている可能性がある」としたのを意識した発言とみられる。批判を避けようと無駄な言い訳をするとそれが結果的に防衛線になってしまう。これもいかにも自民党らしい。

結果的に藤原青年局長と中曽根局長代理が責任を取って辞任した。この時に次のように言っている。お話にならない。

  • 党への信頼を損ねた。
  • 自分は女性と接触していない。
  • 本来なら止めるべきだったが止めなかった。
  • 費用についてはよく知らない。
  • よくわからないが責任は感じている。
  • 二度とこのようなことが起きないように出直す(だが具体策は示さない)。

参加者はダンサーに口移しでチップを手渡すなどしている。昭和の場末の温泉旅館でもあるまいし、いまだにこんなショーが行われているのかと呆れてしまう。現代の若手政治家が昭和のおじさんのようなショーを企画して喜んでいる。おそらく普段からこういうことをしているのではあるまいか。せめて口移しのチップが公開する必要のない政策活動費でないことを祈るばかりだが歳費であったとしてももとは税金である。

自民党は一強時代が続いている。このため選挙に出るなら自民党という若手が多いに違いない。公認競争は極めて苛烈であり彼らはそれを生き抜いた「エリート」ということになる。だがその過程ではどうしても昭和のおじさんたちに目をかけてもらう必要がある。このため時代認識とずれた人が最終的に候補者として残ってしまう。多様性の意味もよくわからないような人たちが現代の産業育成のリーダーになれるはずはない。

ただしこれが若手だけの問題とも思えない。表面的には反省を口にしているようでいて実際には何を反省しているのかがよくわからない姿勢は岸田総理によく似ている。こうした若手が「熟成」した結果が岸田総理なのだとも考えられる

おそらく国民の視線が冷ややかなのは「自分達の生活が苦しいのに政治家はこんな派手な遊びをしているのか」と感じるからだろう。

内閣府の調査では収入に満足しているという人が調査以来最低の31.4%になった。また物価高も進行していて実質消費が6.3%(前年同月比)落ち込んでいる。

もはや言っても無駄なのかもしれないがダンサーに口移しでチップを弾む余裕があるくらいなら、なにか本でも買って勉強会の一つでも開いて欲しかった。どうしれば国民生活が良くなるのかを考えるのが政治家の仕事のはずだ。

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