安倍晋三さんとお友達が立憲主義を壊そうとしている、という危機感を持っているのならば、ぜひ少し時間をかけて、以下の項目を読んでいただきたい。
指針1
普通の人は立憲主義には興味がないということを覚えておこう。市民連合の諏訪原健さんは「対立軸を明確にせよ」と主張している。それはそれで正しいのだが、ほとんどの人は立憲主義には興味がないし、憲法が改悪されて明日戦争が始まるとは思っていない。政治は電気やインターネットのようなもので、無事に動いているうちは誰も気にしないのだ。
指針2
拡散は程々にしておこう。「アベのけしからん言動」に腹を立てる気持ちは分かるが、Twitterのタイムラインは限られた公共の財産で、人間の注意力は限られている。いちいち「アベのけしからん言動」を挙げていたら切りがないが、20も30も続くと、普通の人は読むのを止めてしまうだろう。拡散はイベント告知や更新情報などを優先させよう。
指針3
情報はまとめておこう。ツイートを連発する時間で「まとめ」を作ろう。もし自分で作れないのなら、IT（といってもたいした知識ではないが）に詳しい友達を探して連帯しよう。忙しい人はそれを読むだけで、何が起きているか分かるだろう。
指針4
ポピュリズムの台頭に備えよう。危険なのは「立憲主義の破壊」ではなくなりつつある。状況はかなりヤバいと思って良さそうだ。今のうちにポピュリズムについて勉強しておこう。ポピュリズムで崩壊した国の例にギリシャやアルゼンチンがある。「ただであげますよ」という人が出てきたら、取りあえず疑ってみよう。
指針5
自分なりに咀嚼してから情報を伝えよう。単にURLを貼って「右から左」にリツイートするのはやめにしよう。まず始めの一人になろう。みんなが悪口を拡散していると、それに乗るのはたやすい。影響力を行使するためにはどうしらたいいか、一人ひとりが考えよう。