ざっくり解説 時々深掘り

ジャニーズの解けそうで解けないパズル

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なつかしい歌手につられて日本テレビの「音楽のちから」という番組を見た。改めて歌番組っていいなと思った。筋を追わずだらだらと見られるからだ。
「音楽のちから」は嵐が前面に押し出されていてジャニーズ祭りの様相を呈している。が、なぜかSMAPが出ていない。なぜだろうと検索してみるとジャニーズには派閥があるという噂に行き当たった。広く知られているらしい。その証拠に、別の日に放送されたTBSの「音楽の日」という似た名前の番組には嵐は出ていないのだそうだ。
噂によると、日本テレビは嵐を押し出しており、同じ派閥のTOKIO、V6、NEWSなどが出ている。一方SMAPを前面に押し出しているTBSにはこれらのグループは全く顔を出さない。これは、ジャニーズが派閥を持っている証拠なのだという。派閥の背後には二人の女性幹部がいるのだそうだ。
ネットにあまたある噂のなかには、それを否定するもの、ファンを軽視していると嘆くもの、規定事実として受け入れるものと様々なものがあり、なかなか興味深い。本当のところはよく分からないが、グループ名まで名指しされているのを見ると、何らかの内部事情があるのかもしれない。
「音楽のちから」には7グループがバラバラになり総勢40名でメドレーを行うというものがあった。スゴイと思う人もいるだろうが、誰がだれかも分からない。トランプがシャッフルされて床に散らばっているかのよう。この背景にはデビューできなかった人もいるわけだから、ジャニーズAとBに別れているのも別にいいんじゃないのか、などと考えた。さらに嵐とSMAPが競演する番組でSMAPをトリに持ってきたりすると、並び順はどうするのだ、全く解けないパズルが出現するのではないかと思う。40名メドレーも並び順を気にしないですむ苦肉の策なのではと邪推してしまった。
ジャニーズといえば、朝のTV番組の司会がNHKとTBSでバッティングしたという「問題」で知られている。どちらかが降りるのではという噂があったが、事務所が大きくなっているのだから、うまくやらないと様々なジャンルで同じような問題が起こるはずだ。そしてバッティングが起きると、いちいちネット上で問題視されることになる。
歌手は明らかに大事務所化しているようだが、いろいろな方法でこの問題を解決している。他にも48グループ(事務所はバラバラなようだが…)やEXILEなどを輩出するLDHがある。48グループは選挙を行い序列の問題を解決している。
すでにレコード会社が歌手を売出す時代は終わり、興行(ライブや握手会など)やファンコミュニティの運営を通じて歌手を売出す時代になっているのだろうなあ、と考えた。その中でグループの大型化が進み、いろいろな対策が講じられているようである。
ジャニーズが他の会社が行っている劇場やスクールに興味を持たないはずはないと思って調べてみるとジャニーズにも総勢40名のジュニアを選抜し、入れ替えるグループ「Twenty・Twenty」という構想があるそうだ。