フランス24がマクロン大統領が得票率58.2%で再選されたと報じている。ルペン氏の得票率は41.8%でありかなりの差がついた模様だ。
マクロン大統領はヨーロッパ(EU/NATO)の枠組みでフランスが国際的に主導的な役割を果たすべきだと主張していた。一方で大統領選挙への出馬を直前まで表明せず国内問題についての論戦を避けていた。
一方で反マクロン陣営は左派・右派・極右と入り乱れる展開となり最後までまとまりに欠くものだった。4月10日に決選投票への進出が決まった後でルペン氏はNATOの司令系統から抜けてロシアとの関係を修復するなどと主張するとともに、低所得者・中所得者向けに絞った経済政策などを打ち出していた。
事前の予想ではマクロン大統領優位で進んでいたのだが、ルペン氏当選の可能性も取りざたされていたため、近隣諸国の首相らが「ルペン氏に投票しないで」と訴えるような場面も見られた。
結果的に反マクロン陣営はまとまらず、フランスは安定を選んだことになる。日本語では時事通信も「マクロン氏再選へ 仏大統領選」という短い記事を書いている。
ルペン候補もconcession speech(敗北を認める表明)を行い結果を受け入れた。