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ウクライナとロシアの戦争をご近所トラブルに例える

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こんな回答を書いた。おそらくふざけているように見えると思うのだ意外と基本線は抑えて書いた。ここでは解説を加えて転載したい。

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ざっくりいうとこんな話です。ざっくりと言っても結構複雑な話です。

荒れ果てた家があってそれを一人のお兄ちゃんが必死に守っていました。ですがお兄ちゃんが頑張れば頑張るほどみんなが離れてゆきます。最初は使用人がいなくなり、次に身内が離れて行きました。ある日、なぜか兄弟までが家を出ると言い出します。

ソ連崩壊後、エリツィン大統領のもとでロシアは混乱する。紛争が多発し経済も低迷していた。これを立て直したのがKGB出身のプーチン大統領だった。つまりプーチン大統領が頑張っていたというのは嘘ではない。オリガルヒと呼ばれる新興富豪を抑えてつけたりもしている。彼らが売国奴のように思えたのかもしれない。だが最初にワルシャワ条約機構加盟国(使用人)が離反し、身内(非スラブ系のソ連加盟国)が離反した。最後に離反したのが兄弟国のはずのウクライナだった。

お兄ちゃんはキレてその兄弟をボコボコにします。もう一人の兄弟もお兄ちゃんに加担しているようです。

人の家の話だしなあ、どこまで介入するのかなあと言っているうちに、どんどん喧嘩がエスカレートしついにご近所トラブルが隣の家にも及ぶのではないかというところまで至りました。

この辺りは解説はいらないと思う。実際はストーカーのようにつきまとってきたと表現する人もいる。

ついに兄弟は(元々は長男だったようですが最近は弟として扱われていたようです。その辺の事情はよくわかりません)お隣さんに「もう殺されるからこっちの家で匿ってくれ」と泣きついてきました。顔にあざがあります。武器を渡して帰ってもらいました。ヘルメットだけあげた人もいました。

今回とても複雑なのはこの辺りだ。もともとウクライナは小ルーシと呼ばれていた。ここから拡大した地域を大ルーシと言っていたのだが、いつの間にか立場が逆転し偉大なルーシと矮小な小ルーシという関係にになった。つまりロシアとウクライナの間には差別感情がある。武器屋ヘルメットを渡してきたのはヨーロッパの各国だ。ちなみにヘルメットだけ渡したのはドイツである。

騒ぎが大きくなりご近所の人たちが騒ぎ出したので、乱暴者のお兄ちゃんは「おうおう、うちにはものすごい兵器があるんだ!」と言い出してご近所が騒然としています。

途中を省略したがこれは核兵器のこと。

このお兄ちゃんの話を聞くと「みんなうちから逃げ出して俺を殺そうと共謀しているんだろう」とも考えているようです。「お兄ちゃんがこれほど思いつめていたとは」とみんな驚いています。

今回、プーチン大統領の頭の中(みんなが俺を狙っている)と実際にやっていること(ウクライナをボコボコにしている)があまりにも乖離しているので理解に苦しんでいる。これがプーチン大統領が精神的に不調を抱えているのではという感情を抱く理由になっているのだろう。

構造的にはよくあるご近所トラブルと一緒だと思うんですが現実の脅威として核兵器が出てきているところだけが大きく違っています。

などと言われても戦争とご近所トラブルは違うと考える人が多いのだろうと思う。

この記事を書いてからCourrieが「プーチン大統領の勝利宣言」が間違って送信されてしまったという記事が流れた。大ロシア(ロシア)がベラルーシと小ロシア(ウクライナ)を48時間以内に統合するという妄想が書かれていたそうだ。ドメスティックバイオレンスで家を支配している兄弟が家族を平和にできると本気で信じていたことがわかる。

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