ざっくり解説 時々深掘り

安倍総理という勉強のできない子供を生徒会長にした悲劇

新型コロナの緊急事態宣言延長が決まり国会が開催された。報告しなければならない決まりになっているらしい。かみ合わない議論を聞いて「どうしてこうなっちゃったんだろうか」と思った。とにかく安倍総理がひどすぎるのだ。当事者意識が全くない。

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特に「どれくらいの感染者がいるのかわからない」ことに不安を感じた。問題を解決するならまずどれくらいの規模の災害なのかということを探らなければならない。おそらくそのことがわかっていない。わからないのは仕方がないとしても「じゃあどうやったら推定でもいいから規模をつかむことができるのか」という提案があってもいいがそれもなかった。そればかりか専門家(尾身茂さんだが)と一緒になって「わからないものはわからないのだ」と開き直りそれだけが各紙で記事になった。不安だけが残る「報告」ならいっそやらないほうがいい。

これを見て(正確にはやり取りを音声で聞いていただけなのだが)この人は当事者意識がないだけでなく基本的な問題解決のやり方を学ばずに大人になったんだろうと思った。

いろいろな例えを考えたのだがおそらく一番いい例えは「勉強のできない子供」である。勉強する態度が身についていないのだが親や先生に怒られているうちにだんだん勉強が嫌になっている。

逆に陽性率のところでは色をなして聞かれていないことを反論していた。おそらく検査数が世界各国並でないということは気にしているのだろう。

おそらく「怒られるのがいや」で細かなことに反応しているのだろうが、この子はおそらく勉強ができるようにはならないだろう。自分が何を理解していないのか、どうやったら勉強ができるようになるのかを学ばないからである。学ぶ気持ちもないだろうし、また能力もない。

そればかりか法律を曲げてまで自分に都合がいい検事総長を指名しようと躍起になっている。おそらく独裁の意図はないだろう。彼は単に怒られたくないのだ。だが、おそらくこの「改革」は日本の統治機構を歪め後々禍根を残すことになるだろう。おそらく安倍総理の代には問題にはならないはずだが、却って「事前に心配していたことは起こらなかった」という油断を生むはずである。

目の前に溜まっている宿題を直視したくない安倍総理大臣は、聞かれてもいないアフターコロナのことについてとうとうと語り始めた。確かに希望を持たせるのは大切なのだが、目の前の現実を否定して「これが消え去ったら素晴らしいV字回復をするだろう」というようなことを言っているようにしか聞こえなかった。

前回に政権を放り投げた時にはおそらく「勉強しろ」という親や先生のような人たちに囲まれて嫌になってしまったのではないかと思う。だが今回はお友達に周りを囲まれている。誰かが引きずりおろさないとずるずると生徒会室にひきこもってしまうだろう。生徒会は機能不全に陥る。

勉強が苦手な子供がどうして生徒会長にしてしまったのか。考えてもさっぱりわからない。ただ任期は残っているのだからこの子に生徒会の運営を任さなければならない。とんでもない事態に陥ってしまったものだと思う。

ろくでもない生徒会長が指名した役員もまたろくでもない。

マイナンバーカードを使った申請は混乱しており自治体では郵送申請を呼びかけているという。西村担当大臣がまともな調整能力を持っていないことが露呈してしまった。自治体を所管するのは高市大臣だがちゃんと話し合いをしていなかったのだろう。さらに、いつもは冷静な千葉市長が「わちゃわちゃ」と表現するなどキレかけている。事務処理が盛んに投げ込まれてくるのである。だがなぜか市長は野党にキレている。

感染者管理ができていなかったところを見るとおそらく統一されたシステムがなかったのだろう。保健所と厚生労働省を結ぶシステムはあったようだがうまく機能していなかったようである。ところが今になって10億円かけて二週間くらいでシステムを作りますよと言っている。新型コロナウイルス感染者等情報把握・管理支援システム(仮称)というそうだ。

  • そんなに簡単にできるなら、なぜ今までやらなかったのだろう?
  • 今までできなかったものが、そんなに簡単にできるんだろうか?

マイナンバーを使った申請はボロボロだった。ITを使った施策を誰もまともに実行できないわけだからおそらく日本人はどれくらいの感染者が出ているかということをつかめないままで政府の対策に振り回されることになるだろう。何が正解なのか誰もわからずにワイドショーだけが騒ぎ続けるという悪夢のような状態である。

もう一度繰り返す。この状態を作ったのは有権者である。勉強ができない子を生徒会長に選んだのが間違いだったのだ。

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