イソンギュン氏は「麻薬をもられて脅された」と主張 韓国芸能界薬物汚染報道は与野党の批判合戦に発展

韓国の芸能界に麻薬疑惑が広がっている。芸能人やセレブの間で密かに流通した結果、激しい報道が繰り広げられている。ついには「知らないうちに麻薬をもられて脅された」とする人まで現れた。麻薬の価格も下落し法務大臣は「麻薬の値段はピザ一枚」と言っている。政治が制御できない社会問題が起きると与野党間で激しいの罵り合いが起きることはよくある。韓国も例外ではないようで「前政権のせいだ」いや「スピンだ」という不毛な議論が続いている。いずれにせよ韓国では社会に薬物汚染が広がっているが政府は対策を講じることができていない。

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韓国野党李在明「共に民主党」代表に二度目の逮捕状 李在明氏はハンストで逃げ切りを図る

日本と韓国は文化的に共通要素が多いのだが決定的な違いもある。その違いの一つが感情の表し方だ。有事の際に日本人は表情を押し殺し下を向いてほとぼりが冷めるのを待つ。だが韓国人はむしろ感情をむき出しにしてジタバタと大騒ぎをしてみせるのだ。李在明「共に民主党」代表に逮捕状が請求された。北朝鮮に対する不正送金の疑いなどが保たれている。李在明氏の逮捕状に対する対抗策はハンストだった。日本人の感覚から見ると「なぜそうなるのか」とは思うのだが、望み通りに意識が混濁し病院に運ばれた。こうなるともう裁判どころではない。韓国政界はいまこの話題で持ちきりになっているようだ。

日本ではまず見られない韓流ドラマ型の政治劇場の流れを観察したい。

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韓国でSNS上での犯罪予告が「流行」 59人が摘発され大半は10代

タイトルで過激な印象を与えたくないので表現を抑えたが実際には「犯罪予告」ではなく「殺人やテロの予告」だ。韓国のSNSではどういうわけか殺人予告が飛び交っているそうだ。背景にあるのは立て続けに起こった無差別犯罪である。7月から8月にかけて3件が起きているという。問題を重く見た当局が改めて捜査をしたところ59件が摘発された。大半が10代だったという報道もある。背景には孤立する若者という事情のせいで「韓国も日本に似てきた」という指摘をする新聞社もある。確かに原因には共通点もあるのだが、その対応には大きな違いがある。いかにもやってますアピールという色彩が強い。機関銃で街中を巡回したり装甲車を出動させたりしている。

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板門店から北朝鮮に逃亡したトラビス・キング二等兵はどのような人物なのか

韓国と北朝鮮の境界にある板門店はソウルからも程近く見学ツアーも実施されている。民間ツアーに参加していた一人の参加者が「ハハハハ」と笑いながら走っていった。当初、周りの人たちは冗談だと思っていたそうだがやがてそうではないことがわかった。

金正恩総書記は二等兵を外交カードとして使う可能性がある。金正恩総書記は新しいカードを手に入れ、バイデン政権は頭痛の種を抱え込んだことになる。

その後、北朝鮮は彼を反米宣伝の材料に使うことにしたようだ。アメリカは人種差別が横行する酷い国だと主張するつもりなのだろう。だがこれはフェイクニュースとは言い切れない。キング二等兵の家族が「兵役中に人種差別を経験したようだ」と証言している。アフリカ系だからバイデン政権は真剣に返還交渉をしていないのではないかという疑念に火がつけば政権への批判は避けられないだろう。

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尹錫悦大統領が「核協議グループは日本の参加を排除しない」との発言。「事実上の核共有」への招待状か?

日本のニュースと海外のニュースを読み比べると時々「日本が扱わないもの」が見つかることがある。ロイターが尹錫悦大統領の気になる発言を紹介している。日本が核協議グループに参加できる可能性があるというのだ。おそらく日本のメディアはこれをスルーするのではないかと思った。

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韓国外交の「誇大広告病」が今回も発動。「事実上の核共有」を主張しアメリカにやんわりと否定される。

米韓首脳会談の日本での報道は「尹錫悦大統領のカラオケは意外に上手だった」というものが多かった。だが、欧米系のメディアの論調は全く異なる。アメリカの対北朝鮮政策が破綻し韓国人は何らかの対案を必要としているという分析が一般的だ。BBCは「【解説】 韓国はなぜ核兵器を欲しているのか 国内で製造への支持広がる」という記事を書き、市民の間に広がる自前の核武装論について紹介している。そんな中韓国の政権に批判的な聯合ニュースが「事実上の核共有」という尹錫悦大統領の主張は誇大であったとして「事実上の核共有」 韓米間で早くも食い違い=韓国は「立場は違わない」という記事を出している。

順番に見てゆく。

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米韓ワシントン宣言を欧米/日本/韓国のメディアはどのように伝えたか

米韓首脳会談でワシントン宣言が採択された。「韓国はアメリカを完全に信頼する」という唐突な内容を各メディアはどう伝えるのだろうかと思い読んでみた。欧米のメディアは対北朝鮮政策の破綻と韓国世論の怒りについてきちんと押さえていた。一方で日本からは不安材料をスルーした記事が多く出回っている。とにかく現状が変わることに不安を覚える国民性がよく表れている。最も興味深かったのは韓国メディアだ。保守系の新聞は「韓国民意の勝利だ」と韓国世論を褒め称えた。「勝ち負け」にこだわる国民性がよく出ていると感じる。

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【速報】韓国は独自の核兵器保有を追求せず 米韓ワシントン宣言

先ほど訪米中の尹錫悦大統領とバイデン大統領の間でワシントン宣言が発表されたと聯合ニュースが報じている。おそらく日本のメディアも報道し欧米メディアの論評の日本語記事も追随するものと見られる。

まずは聯合ニュースの内容を読み、とりあえず「こういう意味なのではないか」との考察を試みる。海外メディアが出揃えば、この「当座の考察」がどの程度正しくどの程度間違っているかが明らかになるだろう。

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バイデン大統領は徴用工問題を「解決」した尹錫悦大統領を国賓待遇で招待。ただ韓国では火種もくすぶる。

徴用工問題を「解決」した尹錫悦大統領が国賓級で訪米することが決まった。岸田総理の訪米よりも格が上であり、尹錫悦大統領は大きな外交的成果を手に入れたことになる。ただこの「解決策」は韓国内でかなり反発されているようだ。原告団は納得していないため問題がこじれれば岸田政権にも批判が飛び火する可能性がある。

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なんだ日本はやはり徴用工問題解決のためにカネを払うのか……

徴用工問題が「解決」し日韓関係が正常化に向かう。そんな流れになっている。すでに議連トップに菅義偉元首相が就任し日韓の首相会談も予定されているようだ。バイデン大統領も日韓の雪解けを歓迎した。しかしその裏で「日本企業からお金を韓国に渡す」という話も進んでいる。「未来志向の基金」を作ってそこにお金を流すようだ。韓国側は自発的な寄付も大歓迎と言っている。日本から見れば「なんだ日本企業は金は出すのか」となる一方で韓国側には「なんだ謝らないのか」と反発する人も出てくるだろう。中には米韓関係修復の踏み台にされたという声もあるようだ。

本当にちゃぶ台返しはないのか。何かとスッキリしない日米韓関係について調べてみた。

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