カテゴリー: 経済
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128円から131円に アメリカの雇用統計に翻弄され日本円が激しく変動
円相場が激しく動いている。現在のイベントはFOMC・アメリカの雇用統計・日銀時期総裁候補の提示である。結果は「ドル円が128円から131円」なのだが、そこに至る経緯を時系列で追った。
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2023年2月のFOMCは予想通りの「利上げ継続とペース減速」。市場には安堵感も。
カテゴリー:FRBの金融政策と株価・為替への影響FOMCが先ほど0.25%の利上げを発表した。このまま利上げは進むがそのペースは緩やかなものになる。出口が見えてきたという安堵感が広がったようだ。ドル円相場とニューヨークの株価には変動があった。
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日銀の物価2%目標は「安倍さんに言われたから渋々やりました」と各紙が報道
カテゴリー:日本銀行の金融政策と株価為替の影響日銀が2012年下半期の金融政策決定会合の議事録を発表した。メディアは議事録の内容よりも「アベノミクスの主犯」が誰なのかという点に関心があるようだ。日銀が勝手にやったというトーンで書くところもあれば恫…
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「アベノミクス終了」と令和臨調が静かに引導を渡す
カテゴリー:日本銀行の金融政策と株価為替の影響電車で「今日もリモート会議で発言できなかった」という日経新聞の広告を見つけた。「日経を読めば会議に参加できるようになる」と書いている。これをみて「大人がどんな新聞の読み方をしているのか」について書けば…
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「ブラジルが中国とのFTAに意欲」で日本は何に取り残されるのか
ブラジルのルラ大統領がこのところ意欲的に経済について発言している。先日は共通通貨構想を発表していたが、今回は中国とのFTAに意欲を見せている。おそらくこの構想がすぐに実現することはないだろうが、確実に…
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黒田日銀の「現状維持」に渦巻く怨嗟(えんさ)の声
カテゴリー:日本銀行の金融政策と株価為替の影響黒田・日銀が政策の現状維持を決めた、Bloombergなどは事前にプロの声を紹介し「おそらく政策変更はないだろう」という記事を出していたが、SNSでは「何やってくれてるんだ」という怨嗟の声が渦巻いてい…
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アメリカの12月の小売売上と卸売物価は行きすぎたインフレからの脱却を示唆。ただしNYダウはさほど反応せず。
カテゴリー:FRBの金融政策と株価・為替への影響アメリカの小売売上と卸売物価指数が発表された。どちらも市場の予測を超えて悪化が進んでいる。これは「FRBの厳しすぎる金融抑制策」の必要性が薄くなったことを意味しており投資家には好材料だ。だがNYダウは…
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日銀が開けてしまった「パンドラの箱」とは?
カテゴリー:日本銀行の金融政策と株価為替の影響今日のエントリーは単純に「パンドラの箱とは何か」を考察する記事であり18日に政策変更があるかないかを分析したものではない。ちなみにBloombergは「おそらく政策変更はないだろうが全く否定もできない…
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8割の銀行株最高値と金融庁の地銀20行点検報道
カテゴリー:日本銀行の金融政策と株価為替の影響銀行株が軒並み高騰しているそうだ。具体的な動きが始まったことでいよいよ政策変更が近いのではないかと期待する人たちもいるようである。一方で金融庁が地銀20行の保有資産の点検を始めたと短く伝えられている。…
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黒田日銀の金融緩和政策に修正観測。為替はやや円高に触れるが市場は来週の日銀政策決定会合を見極め。
カテゴリー:日本銀行の金融政策と株価為替の影響先日のアメリカの12月のCPI発表を受けて円高が進んでいる。FRBの政策変更意向だけが原因とは考えられないため「日銀が金融政策を変更するのではないか」という観測が広がっているようだ。だが確定情報ではな…
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アメリカ12月のCPIが発表。予想通りの結果に安堵と失望が交錯。
アメリカ合衆国の消費者物価指数(CPI)が発表された。6.5%の上昇率で景気加熱が鈍化している。この発表に伴って安堵と失望が交錯している。関連する記事を短くまとめた。
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12月のアメリカの雇用統計を好感してダウが急反発。FRBタカ派政策解除の明るい兆しになるか?
カテゴリー:FRBの金融政策と株価・為替への影響アメリカの2022年12月の雇用統計の結果を受けてダウが急反発している。FRBのタカ派政策継続によって苦しめられている投資家は良い材料を見つけて積極的に反応しているようだ。このままタカ派政策が継続解除…
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「次の日銀総裁はもしかすると女性なのでは?」報道
カテゴリー:日本銀行の金融政策と株価為替の影響なぜかデイリー新潮が「次の日銀総裁は女性になる可能性がある」と報道している。岸田総理が日銀人事に関心を示しているのだという。「岸田さんはこれまで関心がなかったのか」と思った。さらに「まだ決まっていない…
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共同通信が日銀黒田総裁「慢心」の萌芽を発掘
カテゴリー:日本銀行の金融政策と株価為替の影響年末になり2022年を締めくくる記事が出てくる季節になった。共同通信が「デフレ脱却「日銀に責任」 黒田氏、旧体制を痛烈批判」という記事を出している。2007年に財務省が黒田氏を調査している。なぜ今共同…
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政府・日銀は政策変更を否定するが、金融市場は正しく「日銀の事実上の利上げ」と判断
カテゴリー:日本銀行の金融政策と株価為替の影響火曜日の午後は大騒ぎだった。日銀が突然「事実上の利上げ」を決めたと報道されたからである。日銀の金利維持政策も限界だったのだなと感じた。これを受けて政府・日銀は「あれは利上げでも政策判断でもない」という…
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FOMCは依然「タカ派」維持だが市場の反応は鈍かった
カテゴリー:FRBの金融政策と株価・為替への影響12月のFOMCの結果が発表された。これまでFOMCの結果株価やドル円為替相場が急激に動くという動きが見られたのだが、今回はそれほど大きな乱れはなかった。これまでは突風のようなニュースだったのが、今回…
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大谷翔平選手も訴えられた暗号資産交換大手FTXの破綻とバンクマンフリード氏の凋落
暗号資産の大手FTXが破綻し大騒ぎになっている。このニュースや暗号資産については全く詳しくなく「FTXはFXの会社だ」などと思っていたレベルなのだが、情報を整理してみることにした。もともと一部の人が関…
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一時137円台に。過度な「円安の嵐」は過ぎ去ったのか?
円の下落もようやく終わるのか? 円が一時137円台になったというニュースを見てそう思った。137円まで円が戻したのはアメリカで「米卸売物価指数が市場予想を下回り」利上げはここまでではないかという観測が…
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アメリカのCPI統計を受けて円高が加速。一時141円台に回復。
カテゴリー:FRBの金融政策と株価・為替への影響一時は150円まで来ていたドル円相場だが現在は142から141円で推移している。原因は二つあるようだ。一つは財務省・日銀の介入の影響である。「籠城」などと言われていたが効果を発揮しているようである。も…
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FOMCは0.75%で決着。直後に円の急騰もすぐに「鎮火」されてしまう。
FOMCでは「出口」に対する見通しは示されなかった模様 FOMC会合が行われ0.75%の利上げで決着した。通常であればかなりの利上げになるのだが、4会合連続なので特に驚きはなくなっている。事前には1%…
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アメリカのイエレン財務長官は本当に日本の為替介入に怒っているのか?
カテゴリー:日本銀行の金融政策と株価為替の影響日本のいくつかのメディアがイエレン財務長官の発言について伝えちょっとした動揺が広がった。余裕がないイエレン財務長官は「情報がない」と言っただけなのだろうが、読売新聞は「東京から何の通知もない」と報告が…