月: 2026年2月
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禅問答のような「戦争」の定義 ― パキスタンがアフガニスタンに「宣戦布告」
禅は日本の美しい文化である。非合理で矛盾しているように見える状況の先に、整然とした意味を見いだそうとする思想だ。 しかし、異なる価値観が衝突する国際社会に、そのまま禅的思考を持ち込むべきではない、とい…
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選挙に自信がないのか――ドナルド・トランプ大統領周辺が「緊急事態宣言」と「選挙国有化」を検討
アメリカ国民には、勇気ある対応が求められている。アメリカの民主主義が破壊されることを懸念して、トランプ大統領の行動を止めるべきだ、という議論もある。しかし今はまず、「アメリカ合衆国がどこまで堕ちている…
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高市早苗総理が赤沢亮正大臣に「私に恥をかかせるなと言ったよね」と言ったことの何が問題なのか
高市総理が赤沢亮正経済産業大臣に対し、「私に恥をかかせるなと言ったよね」と笑いながら高圧的な姿勢を示したことが問題視されている。では、なぜこれが問題なのか。
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【ABCニュース】トランプ大統領が中間選挙時の「緊急事態」宣言を計画
中間選挙に自信がないトランプ大統領。今回は外国から選挙が干渉されているとの疑いで「緊急事態条項」が適用できないか検討しているそうだ。日本でも護憲派の人たちが懸念する条項だが、実際に権力者は何をしでかす…
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キューバで「アメリカの4人」が殺される
近年のアメリカ合衆国の外交をめぐっては、政権中枢による性急で場当たり的な意思決定が目立つようになっている。その結果、国務省は対応に追われ、事態を一元的に管理・説明する余裕を失いつつある。 本来であれば…
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火事からいかに多くの利権を搾り取るか ― 高市政権下で官僚たちの熱い戦いが始まる
国会で儀式的な対決が繰り広げられている背後で、官僚たちの熱い戦いが始まっている。高市総理は、おそらく官僚機構に取り込まれていくことになるだろう。 日本の政治報道は、政党と政党の闘いは熱心に報じるが、官…
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【ABCニュース】キューバで4人のアメリカ人が殺害される
公衆衛生局長候補が議会で激しい追求を受けた。調べると過去に自分のビジネスのためにロバート・ケネディJr氏に近づいたものと考えられているようだが、公職に就くため「私は過激なことは言っていない、もしそう思…
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恨まれたら負け 日本政治の最も大きな問題は「カタログギフト問題」だ
高市総理の演説に対する代表質問が行われている。諸課題が山積する中で、メディアが最も注目したのが「カタログギフト問題」だった。この問題から見えてくるのは、「恨まれたら負け」という日本文化特有の感覚の根深…
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トランプ大統領は一般教書演説で意味不明な発言を繰り返すも「危機管理」は十分なものだった
トランプ大統領が一般教書演説を行った。前半は台本に沿ったものだったが、後半は次第に脱線が目立ち、意味不明な発言も多かったようだ。しかし総合的には、ホワイトハウスが危機管理に成功したと言ってよい。
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NHKテヘラン支局長拘束の深刻度
日本政府は、国民の命が危険にさらされている局面で、責任ある判断を放棄した。NHKテヘラン支局長の拘束は外交上の重大危機である。しかし政府は沈黙を選び、問題の先送りに終始している。特に強さをアピールポイ…
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【ABCニュース】一般教書演説が始まるがニュースとしては4番目の扱い
トランプ大統領が一般教書演説を始めた。このニュースが放送された時間は演説前だったのだが、それでもニュースとしての扱いは4番目だった。日本時間の午前11時に始まったのだがかなりダラダラと自慢話が続くもの…
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秘伝のタレが腐り始めた – 高市政治とと小川淳也代表に象徴される日本政治の思考停止
国会では「熟議」の重要性が繰り返し語られている。だが、その言葉とは裏腹に、政治の現場からは、新しい発想や政策の構想力が失われつつあるように見える。今回はこれをイデオロギーではなく我々の生活に密着した「…
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一般教書演説を前に「トランプ大統領の高齢問題」が報道される
ある意味で、画期的な世論調査かもしれない。ロイターとイプソスが、「ドナルド・トランプ大統領の高齢化問題」について世論調査を行った。 ドナルド・トランプ大統領の高齢化問題は、これまで「触れにくい話題」と…
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【ABCニュース】メキシコで麻薬密売組織の掃討作戦
メキシコで麻薬カルテルの掃討作戦が行われたことは知っていたが実際の映像を見ると戦争のような大混乱だったようだ。ハリスコ新世代カルテルと呼ばれる犯罪組織のボスのエルメンチョが殺害されたという。現地では、…
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見ていてヒヤヒヤする日本の対米関係 ― 高市早苗総理と茂木敏充外務大臣の関係を軸に
おそらく新潮社の記事を読んだからだと思うのだが、「見ていてヒヤヒヤするなあ」と感じた。茂木敏充外務大臣が「平和評議会(ボード・オブ・ピース)への参加判断を示さなかった」と、時事通信社が伝えている。
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オランダの新しい首相は38歳の同性愛者に
2025年10月30日に総選挙が行われたオランダで、ようやく新しい首相が選出された。中道リベラルで同性愛者であることを公言する38歳の若手だという。同じ立憲民主主義国家でありながら、政治のあり方にはか…
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アメリカの関税問題の本質は「ドナルド・トランプ大統領の不確実性」に移行した
アメリカのみならず、大統領制国家に共通する最も危険な特質なのかもしれない。強い権限が一人の個人に集中するため、吟味に吟味を重ねたうえで選ばなければ、大変な事態が起きかねない。アメリカ合衆国の場合、その…
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一般教書演説を前に続く不確実性 ― トランプ政権下の現状
今週火曜日、トランプ大統領は一般教書演説を行う予定である。就任1年の節目にあたり、中間選挙を見据えた重要な時期とされるが、政権運営をめぐっては混乱が続いている。 報道を見る限り、アメリカ合衆国を中心に…
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「AI無料化はもうすぐ終了」とはならなかった ― 日本の成長の鍵となるワクワク感について考える
数年前に途中で放り出したままになっていた自作のプログラムをAIに渡してみた。 すると数秒もしないうちに、「なるほど、こういうものを作りたかったんですね」と言われ、動かなかった部分があっさりと修正された…
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ドナルド・トランプ大統領が「貿易相手国を滅ぼす権限がある」と主張
いわゆる「トランプ関税」の約7割が、最高裁判所によって差し止められた。当初は「今後の経済への影響は?」といった、ありがちな視点の記事を書くつもりだった。しかし、国際政治学者の鈴木一人氏のX投稿を見て、…
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高市総理の本性に国民が気がつく日は意外と近いのかもしれない
土曜日に電車に乗った。春を思わせるようなうららかな三連休の初日なのに、こんなに疲れた顔の人たちばかりが乗っているのかと驚いた。人々がこれほど疲れているなら、「内容がなくても元気をくれる高市総理の演説も…
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【ABCニュース】トランプ大統領の関税を最高裁判所が阻止
冒頭のニュースはトランプ大統領の関税の大部分を最高裁判所が拒否し、大統領が最高裁判所を激しく罵ったというニュースだった。すでに徴収した関税をどうするかについては未定。
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最高裁判所がトランプ関税の一部差し止め判断・高まるイランに対する限定攻撃の可能性
米国のアメリカ連邦最高裁判所は、いわゆる「トランプ関税」の約7割を占める関税について、差し止め判断を下した。これにより、ドナルド・トランプ大統領は、自身の経済政策の修正を迫られることになる。 選挙キャ…
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論文・ディベート文化がない日本 高市内閣の異様な施政方針演説
日本の教育は、西洋の制度や知識のキャッチアップを主目的として発展してきた。その結果、大学に進学しても論文を書き、それを基にディベートを行う文化は十分に根付かなかった。こうした論文・ディベート文化の不在…
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【ABCニュース】アンドリュー元王子が逮捕される
アンドリュー元王子が逮捕された。イギリスで王族が逮捕されるのは実に400年近くぶりとのこと。目を見開いてぎょっとした表情の写真が異様だった。せめて、アンドリュー・マウントバッテン=ウィンザーさんと呼ん…
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素人外交のツケ イランと「本格戦争に近いもの」の可能性
TBSが、Axiosの報道を受けて「イランとの間に本格的な戦争に近いもの」が始まる可能性を指摘している。すでに原油価格は上昇しつつあり、アメリカ合衆国ではインフレによる利上げと国債価格の下落が予想され…
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トランプ大統領のハッタリ政治に日本の未来を賭ける高市総理
日本の未来は、いまや一人の海外政治家の気分と、一人の国内政治家の忠誠心に委ねられつつある。相手が強そうなら無条件でついて行く。人気があるなら疑問を持たない。結果がどうなろうと、「仕方なかった」で済ませ…
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【ABCニュース】自由と相性が悪いSNS
ザッカーバーグ氏は裁判で証言台に立った。SNS運営会社はユーザーにより多くの時間を使ってもらおうと働きかけているが、SNSにはまり込んだ若者の中には「自分は醜いのではないか」などと考えて鬱状態になりそ…
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ウィトコフとクシュナーが素人外交を露呈 ― 進む外交の私物化
ドナルド・トランプ政権下の外交は、制度ではなく個人の思いつきで動き始めている。そして日本は、高市早苗政権の下で、その危うい外交に主体性なく追随しつつある。本稿では、その構造的危険性を整理する。 高市政…
