月: 2024年9月
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石破新総裁に問われる過去の7条解散封印論
石破新総裁が誕生し人事の骨格が固まった。非常に不思議なことだがまだ総理大臣にもなっていないのに「内閣人事案」がでている。さらに不思議なことに解散も決まってしまった。解散は総理大臣の専権事項であり石破氏…
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高市早苗氏自民党離党のメリット・デメリット
まだ国会は開幕していないため石破氏は総理大臣ではないのだが石破政権と内閣の陣容が決まったそうだ。高市早苗氏は政権から距離を置いており一部には「高市早苗氏は離党して「自分たちのための」自民党を作るべきだ…
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麻生太郎氏は一転「祭り上げ」 石破新体制の全容が固まる
時事通信と朝日新聞が「石破政権の全容」を紹介している。内閣総理大臣に指名される前に全容を固めてしまうとはかなり焦っているのだなと感じる。ここではすでに公表されたリストから目についた人事を見てゆく。朝日…
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たった一日で「古い自民党」に飲み込まれた石破新総裁
高市氏の離反と実現しそうにないアジア版NATOについて書いたので、そこからこぼれたものをアップデートする。 何を軸にまとめようかなと考えたが「結局古い体制に飲み込まれてしまったなあ」と感じたのでそれを…
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石破茂新総裁が固執するアジア版NATOの代償
ハドソン研究所が27日に石破茂氏の新構想を発表した。執筆時期は不明だそうだ。この内容を見て「自分が売り込む側だったら石破氏は簡単な相手だろうなあ」と感じた。NATOのような集団安全保障の枠組みはすでに…
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高市早苗氏要職固辞が意味するもの
高市早苗氏が石破総裁のジョブ・オファーを断ったそうだ。高市氏は幹事長を欲していたとされるあてがわれた役職は総務会長だった。高市氏が固辞する真意は不明。 Xで見る限り高市氏の要職固辞を歓迎する声が多く広…
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フロリダ州などをハリケーンが襲来 少なくとも43名の死者
フロリダ州などをハリケーン・ハリーンが襲来し少なくとも43名の死者が出た。その後ハリケーンは北上し気候変動に懐疑的な支持者が多い共和党の州も民主党の州も区別することなく多くの被害を出している。 ウクラ…
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石破新総裁特集(3/3)完全敗北の麻生太郎氏と派閥の今後
石破総裁の誕生に大きく「貢献」した人がいる。それが麻生太郎氏だ。麻生派は完全に終わったと言って良いかもしれないし「脱派閥化」が一層進んだと言えるかもしれない。ところが石破総裁誕生に貢献したのもまた派閥…
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石破新総裁特集(2/3)アジア版NATOが実現しない理由
石破新総裁の抱負には安全保障関係の提言がかなり目立っていた。アジア版NATO・自衛隊のアメリカ駐留・地位協定の改善などの提案が含まれる。石破氏はこれまでの日米関係を従属的(片務的)なものと見ていて「対…
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石破新総裁特集(1/3)石破ショックと経済政策
金曜日は高市総裁の可能性が高まったとして「高市トレード」が起きた。第一回目の投票後がピークだったが第二回目に高市氏が逆転され142円台まで円が急騰した。 日経先物も下落していると言われており月曜日の株…
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マクドナルドでの職歴が問題になるアメリカの大統領選挙
トランプ氏はハリス氏はマクドナルドで働いたことなどないと主張している。マックジョブと言われ単純労働の代表として軽蔑されることもあるが生活が苦しい人たちがマックジョブに依存していることも確かである。 N…
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「イイネ政治」の弊害 斎藤元彦兵庫知事が出直し選挙を選択
異様な記者会見だった。斎藤元彦兵庫県知事は存在がよくわからない高校生からの手紙を引き合いに出し県民の期待に応えるべく出直し選挙を選択すると宣言した。会見では過去の成果を宣伝する一方で、死者まで出した県…
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戦う改革派のアダムズ・ニューヨーク市長が連邦から起訴される
かねてより黒い噂があったアダムズ・ニューヨーク市長がついに連邦から起訴された。ニューヨーク市長は辞職をしないまま法定闘争を選択するようだ。「自分は戦う改革者だ」というペルソナを維持したいのだろう。 だ…
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袴田巌氏に地裁無罪判決 証拠の捏造を認定
大学生の時にはすでに再審請求運動があったと記憶している。市民運動は長い間熱心にこの問題を扱ってきた。今回の地裁判決は袴田巌氏の無罪を認定しただけでなく一歩踏み込んで証拠の捏造も認定している。検察は地裁…
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まるで映画「スピード」のようなバスのハイジャック事件が起きる
ロス・アンゼルス市内で市バスがハイジャックされ一人が亡くなった。アラメダと6番街の交差点(日系人街はアラメダと1番街の交差点)ということでスラム街に近い危険な地域だが、さすがに公共交通機関は安全だとさ…
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レバノン南部の情勢が緊迫 地上部隊の派遣も
レバノン南部の情勢が緊迫している。この記事には2つのねらいがある。1つはそもそもなぜレバノン南部がガザ地区のような状態になっているのかについて純粋に探求することである。もう1つは日本の防衛戦略に関わる…
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安全保障戦略の不在 自民党の支配体制が終わるとき
中国がICBMを発射した。核爆弾を管理する部隊の発射だそうで、狙いは太平洋島嶼地域だった。ホワイトハウスから反応はない。イスラエル情勢で頭が一杯になっている。日本政府は「注視」を繰り返すのみである。た…
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「自己責任の国アメリカ」では薬価引き下げ問題が泥沼化している
バーニー・サンダース氏が「薬価を引き下げるべき」と製薬会社に迫っている。CNNによると製薬会社は貪欲にアメリカ人から暴利を貪っているという主張になっている。しかしヨーロッパやカナダでは安く薬を提供して…
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「戦争」と「戦争の間」を繰り返す中東 レバノン情勢が悪化
大規模な戦争に突入しつつあるとの指摘が出てている。レバノン南部の死者は558名になった。南部からは避難民が出ているそうだがどこにも行場はない。だが。大規模な戦争はそもそも終わっていなかったのではないか…
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祭り上げられる枝野幸男ファウンダー
立憲民主党の代表選挙が終わった。予想されていたとおりに野田佳彦氏が新しい代表になった。野田氏の新体制はかなり露骨なものだ。与党攻撃を表の顔にして裏では政策と党運営から左派を排除する。これに不満が噴出す…
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安全保障に戦略なき岸田政権が終わる
戦略なき岸田政権がまもなく終わる。経済についても特に指針がない政権だったが国家安全保障も同様だった。岸田政権の戦略の不在は現地の日本人社会を不安に落とし入れている。 またロシアの領空侵犯についても毅然…
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世界へ、私はトランプの暗殺に失敗した……
トランプ氏をゴルフ場で狙ったライアン・ルース容疑者が数ヶ月前にある手紙を残していた。 CNNによると手紙は次のフレーズで始まる。 世界へ、これはトランプの暗殺未遂事件だったがあなたを失望させた。 箱に…
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無能な岸田外交の総決算 ロシアの哨戒機の領空侵犯事件
ロシアの哨戒機が領空侵犯を行った。「対話路線」の岸田外交の手詰まりが招いた総決算のような事件だ。日本政府には言葉ではなく実行力のある行動が求められる。 こう書くと「この人は対立の激化を望んでいるのでは…
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「反日思想の存在を認めない中国」対応には高市早苗氏しかいない理由
柘植芳文外務副大臣が中国側と折衝し「反日教育を見直すように」と正面から迫ったようだ。思ったよりも杜撰な反応でとてもネット右翼を納得させることはできないだろうと感じた。 やはりここは高市早苗氏に頑張って…
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「中国が我々を試している」とバイデン大統領が失言
バイデン大統領が「中国が我々を試している」という認識を示した。ああそうなんだろうなとは思うのだが、メディアによっては失言扱いされている。 これについて考えてゆくと試されているのは、実はアメリカと同盟国…
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「男児死亡事件で王毅外務大臣と会談」がムダな理由
上川陽子外務大臣は総裁選挙を中座して国連の会合に参加する。9月の国連は外交のシーズンであり日本のプレゼンスを確保するためには必要な措置だろう。王毅外務大臣と会談し深圳の男児死亡事件について改善を要請す…
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ベイルート空爆で1983年レバノン大使館襲撃事件の首謀者が死亡
イスラエルはレバノンへの攻撃を強めている。まずポケベルが爆発し、続いてトランシーバーが爆発した。ヒズボラの壊滅を狙ったものとされているが大勢の民間人が巻き込まれている。第三段として大規模な空爆が行なわ…
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「高市潰し」に意外な援軍 麻生太郎氏が高市支援?
小泉増税王子説について調べていて意外な記事を見つけた。根拠は明らかではないが麻生太郎氏が高市早苗氏支援に傾いているというのだ。「高市潰し」に遭遇している高市早苗氏には貴重な援軍だが、あるいは毒饅頭(決…
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増税王子小泉進次郎氏のの新提案 「炭素税もいかがですか?」
自民党の総裁選挙もいよいよあと一週間になり、このところ負担増の話も出てくるようになっている。 増税反対候補1名、先延ばし1名、その他7名が増税推進派だ。その中で特に反発されているのが小泉進次郎氏である…
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大谷翔平は50-50クラブの創始者に 日本から来た選手が偉業を達成
アメリカの大統領選挙とその報道はますます苛烈になっている。ABCのニュースは女性の権利のために戦うカマラ・ハリス氏と乱暴な発言が目立つトランプ・JDバンス氏を対比させる構成になっている。女性たちは犠牲…
