月: 2024年4月
-
イスラエルがイランからのBracing Eminent Attack(差し迫った攻撃に備える)など
本日のトップニュースは免許の更新ができないことを恨んだトラックドライバーが運転免許オフィスに突っ込んで1名が死亡したというニュース。連日お伝えしているように東アジアの優先順位は極めて低く、日本ではトッ…
-
岸田総理はセリフのない脇役 アメリカ・日本・フィリピンが首脳会談を行う
アメリカ・日本・フィリピンが首脳会談を行い、中国を念頭にした防衛協力網の整備が話し合われた。バイデン大統領の狙いは明白だ。アメリカを中心にした国際協調体制を構築できることを示し、トランプ氏との「格の違…
-
行き詰まったら問題を作ればいい イスラエルとアメリカがイランを警戒
国際政治を見ていると「なるほどなあ」と思うことがある。今回はイランとイスラエルの関係が緊張しているという問題を見る。ガザ情勢が行き詰まっているためにイランを指差して視点をずらそうとしているのかもしれな…
-
共同親権導入は事実上の離婚禁止法案?
日本社会は崩壊に向けて動いている。これがよくわかるニュースがあった。共同親権の問題が大きな反発を呼んでいる。 本来ならはこの手の問題は大きな保守・リベラルという動きに集約されてゆくのだが日本はそうなっ…
-
1994年に全米を揺るがしたO.J.シンプソン氏が死亡など
岸田総理の演説は日本人としては極めて流暢なものでスタンディングオベーションも確認されたなどと報道されていたが、アメリカのメインニュースでの取り扱いはなかった。代わりに大々的に報じられていたのがOJシン…
-
アメリカCPIは行き過ぎか? ドル円153円でも日本当局介入の動きなし
今朝はミラージュ(蜃気楼)について書いている。 昨日アメリカでCPI(消費者物価指数)が発表されたばかりだがPPI(卸売物価指数)が発表された。PPIは依然伸びてはいるが伸びは鈍化しており、7月には利…
-
ネタニヤフ首相の発言はどうせ虚勢(はったり)とアメリカ政府が判断
本日は「ミラージュ(蜃気楼)」をテーマにした記事が多い。緊張感は高まっているが冷静になって見てみると「なんだそんなことか」という状況が増えているのだ。 別のエントリーで自衛隊と米軍の「統合」はミラージ…
-
記者は「自衛隊は米軍の指揮下に入るんですか?」と真顔で質問 ホワイトハウスは表現を軌道修正
岸田総理が訪米している。日本では国賓待遇ということになっていて、バイデン大統領もそれなりに注目を集めようとしていたようだ。だが、日米のメディアの関心は総じて低い。内容は中国を念頭においた安全保障環境の…
-
岸田総理がようやくニュースに登場 中絶の話題などで「ちらっと」映り込む 訪米の話題はニュースとしては触れられず
ジャパンパッシング(スルーされる日本)という言葉は聞いていたが、まさか本当に国賓待遇とまで言われた日本の首相の訪米がニュースとしては全く触れられないとは思わなかった。他のニュースで取り上げられているだ…
-
アメリカ・日本・韓国 インフレの共通点と違いについてざっくりと整理する
この文章は現状をざっくりと説明した上で「今社会保障費用負担の議論をすべきではない」と主張する内容になっている。なぜ社会保障費用の負担議論をすべきではないのかについては文章の最後の方で説明する。状況をざ…
-
153円突破 円安によるインフレ継続か金利上昇による倒産か 二択を迫られる日本銀行
アメリカで消費者物価指数(CPI)が発表された。インフレが再加速する兆しがあり年内に利下げが始められるかが怪しくなっている。 アメリカの経済は比較的順調な状態が続いているが、日本経済は大きな影響を受け…
-
長ネギの呪い 韓国で「国民の力」など与党系が大敗へ
韓国で総選挙が行われた。尹錫悦大統領に対する信任投票の色彩の強い選挙だったのだが、なぜか選挙の争点の一つが「長ネギ」だった。厳密には生鮮食料品の値上がりが国民の怒りを呼んだ。 結果的に韓国の与党「国民…
-
自称「国賓待遇」なのに岸田総理の訪米は全く扱われず 事前に心配されていた通りISの影響を受けたと見られるテロの未遂犯が捕まる
日本でも岸田総理の訪米は扱いが少ないがアメリカのABCニュースでは全く扱われていなかった。取り扱うべきニュースが多すぎてこぼれたという側面もあるのだろうが、そもそも最初から期待されていないのかもしれな…
-
There is a date for Rafah Invasion – ラファ侵攻の日程はある
日本のメディアでは「ラファ攻撃の日付は決まっている」と翻訳されている。ロイターのヘッドラインは「There is a date’ for Rafah invasion」でありBBCはBen…
-
岸田総理の「国賓待遇」の嘘が完全崩壊
つくづく恐ろしい時代になったものだと感じる。 かつて日米同盟が持っていた力は完全に失われた。支持率向上を狙って魔力にあやかろうとした岸田総理だが、「国賓待遇」という事実とは異なる説明をしたことが逆効果…
-
アメリカは日食体験で一つに ネタニヤフ首相は「ラファ侵攻の日付は決まっている」と宣言
アメリカをテキサスからバーモント州までの広い範囲で皆既日食が観測された。ABCニュースは半分以上の時間をこの日食中継に充てており関心の高さが窺えた。
-
時間稼ぎの政策もむなしく、2023年度の企業倒産は9年ぶりの高水準
前回のエントリーでは「基金の国庫返納」のニュースをきっかけにして日本の経済状況を調べてみた。このエントリーはその結果ということになる。 政府は必死で数々の延命策を繰り出してきたにもかかわらず倒産件数は…
-
この混乱をどう収拾するの? 「河野太郎大臣主導で10基金から国庫返納」報道で忘れ去られている諸問題
河野太郎大臣が主導して国の基金を廃止するという。政府もいよいよ行政改革に本腰かと考えたのだが内容を見て愕然とした。廃止される基金は16兆円中のわずか千数百億円だった。政府は国民の負担増を減らすために行…
-
岸田総理が訪米を開始 CNNは防衛費GDP比2%の実現を確信
岸田総理の訪米が始まった。日米同盟の堅固さをアピールし岸田政権の支持率アップにつなげたい考えだ。アメリカのメディアは日本がアメリカ陣営を経済的に支えてくれることに期待しており、岸田総理がCNNに対して…
-
ああ誰も責任は取らないんだ…… 小林製薬の紅麹問題
身も蓋もないのだが、安倍政権下で中小企業向けに野放図にモノづくりをさせることを「成長戦略」と言っていたツケが回った。当時の政府は「国はもう管理しなからあとは消費者が自己責任で身を守るように」と注意喚起…
-
イスラエル軍が南部ハン・ユニスから撤退で逆に高まる緊張 合衆国はテロに警戒
イスラエル軍がガザ地区の南部ハン・ユニスからの撤退を始めた。日本ではロイターなどの外国通信の伝聞報道が主になっていて事情がよくわからないが「イスラエルがバイデン大統領のメッセージを深刻に受け止めたので…
-
選挙以外の政治に参加しない日本人は落選運動により多くの時間を割いている
先日、郷原信郎さんの落選運動のツイートを引用したところ投稿が多数リツイートされた。普段よりも閲覧数・エンゲージメント数が格段に多く「ああそんな運動が盛り上がっているのか」と感じた。小選挙区制で選択肢を…
-
ニューヨークでマグニチュード4.8の地震 バイデン大統領はボルチモア市民をYour nation has your backと激励
トップニュースはアメリカの東海岸で起きた地震。滅多に自信が起きないそうだが、一応断層(fault line)があるそうだ。
-
「支援を打ち切るぞ」でようやくイスラエルが検問所と港を解放
ガザ戦争は非常に緊張した状態が続いている。イスラエルが攻撃を止める兆しはなくこのまま惨劇につながるのではないかと書いてきたが、ここにきてようやく改善の兆しが見えてきた。 アメリカ市民が1名亡くなったこ…
-
悪性インフレの影響でパン屋とラーメン屋がバタバタと廃業 プチ贅沢が成り立たない経済状況
東京商工リサーチが2つの記事を書いている。パン屋とラーメン屋がバタバタと潰れているというのだ。この話からは二つの情報が読み取れる。一つは岸田政権下で国民の負担を増加させる悪い政策が着々進行しているとい…
-
世界経済を大混乱させかねない習近平国家主席の「新質生産力計画」
イエレン財務長官が中国を訪問中だ。中国の過剰生産能力にたいして「そんなことはおやめなさい」と中国するのが目的とされている。アメリカの国益を守る動きなのだろうとあまり注目していなかった。ところが中国側に…
-
L.A.史上最高額のCASH HEIST(現金の強奪)被害など
トップニュースは以前アメリカの東北部を襲った春の嵐。
-
パウエルFRB議長は利下げに慎重姿勢 米国債の利回りは上昇し金の現物が最高値を更新 気になる株式と円相場への影響
このエントリーではアメリカの金融政策の行方と日本のドル円介入ラインについてざっくりと経済紙の記事だけを紹介する。現在ではドル円の介入ラインは155円近辺ではないかと言われている。 エミン・ユルマズ氏に…
-
「生意気なことをすれば、首を取り換えてやる」自民党の政治と金の問題の背景にあった人間関係のまとめ
自民党の政治と金の問題の処分が決まった。塩谷立氏と世耕弘成氏をバッサリとやって「泣いて馬謖を斬った」を気取っているようだが、おそらく国民は納得しないだろう。もはやあまり重要とは思えないので軽く処分内容…
-
低支持率の岸田政権が自衛隊をアメリカの下請けとして差し出すための法案を準備
支持率低下に悩む岸田政権の元で自衛隊が米軍に組み込まれようとしている。日米同盟のもと自衛隊が下請け化される危険性が高まっているがこの法案は日本では全く話題になっていない。おそらく軍事・安全保障・護憲の…
