月: 2024年3月
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岸田総理は詳細を明らかにせず 社会保障費負担の押し付け合いが始まった
日本の社会保障に関する議論が崩壊した。おそらく、今回の総選挙は国民にとってかなり厳しいものになるだろう。本来的にはパイを増やすことによってしか解決できないが与野党共にこの議論を避け続けている。縮小均衡…
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成田悠輔氏もびっくり? フランスのマクロン大統領が「人生の終末法」を支持
SNSのXで成田悠輔氏が炎上している。過去の「老人集団自決」発言がキリン氷結無糖のコマーシャルをきっかけに再炎上しているそうだ。そんな成田さんもびっくりするかもしれない法律がフランスで議論されている。…
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日経平均1000円下落とストップ安 普段から地道に情報収集してこなかった人たちは大慌て
先日書いたようにアメリカのテック株ブームに翳りが出ておりNVIDIAも利益確定の動きが出ていたことなどから予想された動きだった。結果的に全体の株価は900円下落となりさくらインターネットはストップ安気…
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「ウクライナに白旗を勧める」ローマ教皇の踏み込んだ発言が波紋
ローマ教皇がウクライナに白旗を勧めた。この「政治的発言」の背景について波紋と憶測が広がっている。特にヨーロッパには「教皇は実はロシア寄りなのではないか」という懸念がある。教皇フランシスコは歴史的に極め…
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「ネタニヤフ首相とは真剣な話し合いが必要」とバイデン大統領 英語のCOME-TO-JESUSとはどういう意味か?
バイデン大統領の対イスラエル政策は破綻しかけている。ユダヤ系献金者をトランプ氏に取られてはならないと考える一方で民主党支持者が持っている多様性志向にも配慮しなければならないという矛盾した気持ちがあるか…
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ひっそりとアベノミクス終了予告 時事通信が「日銀YCC撤廃」の観測気球 円は一時146円台に
日銀は見切り発車気味にゼロ金利政策を撤廃しようとしている。この下準備としてYCCの撤廃が決まったようだと時事通信が伝えている。土曜日の朝に時事通信へのリークとしてこっそりと発表された「観測気球」で、金…
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玉木雄一郎代表の議論はなぜSNSの衆愚から「わかりにくい」と酷評されたのか
玉木雄一郎国民民主党代表がSNSのXで維新の新しい医療政策について評価している。この時、SNS民と対話を試みているのだが全く噛み合わない。中にはきちんとした意見を持っている人もいるが集まると衆愚状態に…
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バイデン大統領がガザ地区に臨時の港を設置する意向 一般教書演説で表明
バイデン大統領がガザ地区に港を設置する意向と伝えられている。もともとヨーロッパがキプロスを経由した物資の補給を計画しておりそれに合わせた動きとみられるがEUフォンデアライエン委員長の計画との関係は不明…
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実質消費は6.3%も落ち込んでいるのに、自民党若手はダンサーに口移しでチップを渡して喜んでいた
家計調査の結果消費は前年同月比で6.3%も落ち込んでいる。だが自民党青年局の若手たちは男子だけの会合を開いて女性にチップを口移しにして喜んでいたらしい。これが彼らのいうところの政治活動だ。 和歌山県連…
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あなたが働いても働いても報われないのは政治のせいである明白な理由
平成・令和に蔓延った間違った考え方の一つに「自己責任論」がある。何でもかんでも政治のせいにするなというわけだ。ここではそれが間違っている理由を書く。ゼロサム思考では誰かが何かを得ようとすれば他人から奪…
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救世案か愚策か 音喜多駿維新政調会長の「医療費負担一律3割」について考える
日本維新の会が医療費の一律3割負を含む担改革提案をまとめた。支持できる政党もなく条件付きで賛成してもいいかもしれないと思っている。だが、この世代特有の思考の限界というものもやはり無視できない。日本を3…
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有事に向けてまた一歩 中国全人代から「台湾平和統一」の文字が消えた
中国で全人代が開催されている。資本主義路線を転換し毛沢東時代を想起させる国家総動員体制への移行が始まっている。習近平国家主席は海上闘争に備えるよう指示を出しており、台湾平和統一という文字は消えた。また…
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稼げないから出てゆく 最低賃金を上げても地方から都市に若者が流出する単純な理由
朝日新聞が最低賃金について書いている。地域間に賃金のばらつきがあるため若者が地域に居付かないからなんとかしてほしいという。ただこの議論は根本が間違っている。最低賃金は結果であって原因ではない。例えばド…
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タブレットの使用は本会議では認めない 国会に蔓延る意味不明の前例主義
国民民主党の玉木雄一郎代表が「議会でタブレットの利用が認められない」と呟いていた。かなり反響があったようで「思いのほかバズった」などとご満悦だ。これがバズったのはおそらく、新規事業から職場のちょっとし…
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トランプ氏が大統領に返り咲けば日本株にはポジティブな影響という観測も ニッキー・ヘイリー氏は大統領選挙撤退
共和党側のスーパー・チューズデイは事前の予想通りトランプ氏の圧勝で終わった。好調な日経平均を背景に「トランプ氏が勝った場合に日本の株価はどうなるのか」と考える人が多いようだ。 Bloombergは日本…
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フランス議会が中絶の権利を憲法明記 なぜフランスでは簡単に憲法改正が行えるのか
フランスで中絶の権利が憲法に書き込まれた。確かに大きな問題ではあるが「わざわざ憲法に書き入れるほどなのだろうか」という気もする。日本では御名御璽(天皇の名前と印鑑)が重要だがフランスは大きなプレス機を…
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「少子化対策の国民負担は予期なく上がることがあります」 正直な加藤鮎子大臣の答弁に岸田総理が慌てて弁明
参議院審議で岸田総理が「部下の正直すぎる」答弁に大慌てする場面があった。今回この答弁を引き出したのは維新の音喜多駿氏だ。音喜多氏は「負担軽減は努力義務であって禁止ではない」と質問すると加藤氏は「当然考…
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日経平均が怒涛の40,000円超 「バスに乗り遅れるな」でSBI証券アプリもつながりにくくなるほどの大盛況
月曜日は朝から景気の良いニュースで溢れた。東京証券取引所が9時に開くとすぐさま40000円を突破した。このニュースを見て「バスに乗り遅れるな」と感じた人がSBI証券のアプリを開こうとして接続障害が起き…
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ガザ停戦協定の失敗とアメリカ大統領選の節目「スーパーチューズデイ」
今、ガザ地区では大勢の人々が飢え死にの恐怖と闘っている。西岸では超正統派が主導する治安維持文体によって大勢が殺されているという話もある。これを止めるためには一時休戦・停戦協定を結ぶしかないのだが交渉は…
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蓮舫議員の追求に新藤大臣が答弁書を叩きつけて感情的に反論 参議院の立憲民主党の新ターゲットは茂木派か?
週が明けて国会論戦は参議院に舞台が移った。形式的には自民党が逃げ切り予算の年度内成立を確実なものにしたのだが「岸田総理の孤立」という副作用が残った。 さらに参議院の予算審議が形骸化したことで「あとは十…
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流れに乗るべきか乗らざるべきかそれが問題だ 株価4万円目前だが「安易な投資は控えるべき」と警告する専門家も
デイリー新潮が「バブルの再来? 株価4万円目前だが専門家が「投資は控えるべき」と語る理由」という記事を出している。株価が絶好調だと聞いているのに「なぜ?」とクリックしてしまいたくなるようなタイトルであ…
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ドイツとウクライナの秘密協議がロシアに抜かれドイツ政界に激震 原因は長距離巡航ミサイルタウロスの供与問題
AFPの記事を読んだときには「リークされたことが問題なのかリークされた内容が問題なのか」がよくわからなかった。ドイツとウクライナの秘密の電子会議の内容がロシアにリークされショルツ政権に激震が走っている…
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自民党岸田文雄 vs 立憲民主党泉健太 政治とカネの問題でより深く傷ついたのはどちら
朝日新聞がいくつかの記事を出している。一つは岸田総理に関するものだ。岸田政権は元々は岸田・麻生・茂木の三頭体制だった。だが、最近の岸田さんは麻生さんと茂木さんに距離を置かれている。総理大臣のために泥を…
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「政府がデフレ脱却宣言を検討」との一部報道 岸田総理の支持率向上を狙った動きだが却って国民から反発される恐れも
衆議院の予算審議が終了し2024年度の政府予算の自然成立が確実なものとなった。立憲民主党は政治とカネの問題の対策が不十分だとして週明けの審議を求めていたが不発に終わったようだ。最終日に目立った混乱はな…
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支援物資を待っていた人が100人以上死亡 過酷さを増すガザ地区北部の飢餓状況
ガザ地区で支援物資を待っていた人たちにイスラエル軍が発砲し100名以上が亡くなった。日本でもニュースになっているのだが「一体何が起きたのか情報がなくてよくわからない」というようなあいまいな扱い方をされ…
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山井和則議員が衆議院最長演説記録を更新 ただし参議院の最記録には及ばず
山井和則議員が衆議院の小野寺予算委員長の解任動議演説で衆議院最長となる2時間54分の演説を行った。枝野幸男議員の衆議院での記録を更新したが参議院の森裕子氏の記録3時間1分には及ばなかった。この後、政治…
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静かに進む少子化対策における国民の負担増議論 政府の説明のどこに「嘘」があるのかを調べてみた
国会が劇場化している。与党は政治とカネの問題について説明するつもりがなく野党も本気で戦うつもりはなさそうだ。実はその裏で少子化対策費用の負担増議論が進んでいる。議論がわかりにくいこともあって人々の関心…
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武田良太氏の言い訳は「二階俊博氏は象徴だから悪くない」 政治倫理審査会初日はやはりパフォーマンスに終わる
政治倫理審査会の第一日目が終わった。当初予想されていた通りのプロレス試合になった。岸田総理はパーティーを野田元総理に叱られて「在任中にはやりません」と誓わさせられたことだけが新しかったが、後は従来の見…
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ミッチ・マコネル上院議員が院内総務を退任 共和党のトランプ化が進行
ミッチ・マコネル上院議員が11月に院内総務を退任する。上院議員の職には止まるとしている。ロイターやCNNが伝えている。共和党の穏健保守の最後の砦という印象の人物であり結果的にトランプ化がより一層加速す…
