月: 2024年1月
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実はしたたか 上川陽子外務大臣がWPSを掲げて女性活躍の新組織を立ち上げる
連日「政治と金」の問題を考えていると一つの問題が浮かび上がってくる。金権政治から政策ベースの政治に脱却すべきだというが「そもそも政策って何だろうか?」という問題だ。 例えば池田勇人の「所得倍増」は政策…
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今までの政治改革議論は何だったのか? 岸田総理に新たに浮上した偽装パーティー問題
予算編成を前に政治と金の問題を解決しておきたい岸田総理だが、自身の事務所に新しい「疑惑」が出てきた。元々は週刊ポストが発掘した話題だったが立憲民主党が取り上げ国会で質問が行われている。 この手法がまか…
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なぜここから始めなかったのだろう? 政府が子育て関連業務のオンライン化を推進 まずは出生届のオンライン提出から
時事通信が「出生届がオンライン提出できるようになる」と伝えている。マイナポータル経由なのでマイナンバーカードを作る必要がある。例によってケチをつけようと思ったのだが、子育て世代はスマホに慣れているのだ…
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岸田総理の「政治活動の自由と国民の知る権利のバランス」発言は、実は論理的なおかしさが簡単に説明できる
政治と金の問題をめぐり集中審議が行われた。野党は激しく岸田総理を追求していたが結局中身のある回答は引き出せなかったようだ。この中で盛んに「政治活動の自由と国民の知る権利のバランス」という言葉が使われて…
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桐島、保険証持っていなかったってよ 次第に明らかになる桐島聡容疑者の49年
神奈川県鎌倉市の病院に運び込まれた男が「自分は桐島聡だ」と名乗り大騒ぎになっている。中には「マイナ健康保険証に反対する人は偽造保険証がないと困るという人なんだろう」という見当違いの批判をする人もいた。…
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麻生太郎副総裁は今日も上機嫌 上川外務大臣を「カミムラは美しくないがそこそこやりおる」と評価
麻生太郎副総裁がホームグラウンドの福岡県(遠賀[おんが]郡)芦屋町で講演を行い上川外務大臣を評価した。ただしこの時に「美しいとは思わない」と発言している。普通の人なら「女性の容姿をイジっている」として…
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ドイツに続きフランスの農民もトラクター反乱 一部はパリ封鎖を目指す
先日ベルリンがトラクターで封鎖されるというニュースを見た。どうやらこの動きはパリにも広がっているようだ。「パリを封鎖する」と息巻く農民たちがトラクターに乗って反乱を起こした。先日首相になったばかりの「…
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河野太郎が嫌われているのかマイナンバーカードが嫌われているのか 能登半島地震における大臣の情報発信が物議
SNSのXのタイムラインにマイナンバーカードと能登半島地震に関するコメントが多く流れてきた。おそらく一部の人なのだろうが、とにかくとても怒っているようだ。「逃げる時にはマイナンバーカードを持って逃げろ…
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森喜朗氏が麻生太郎氏にどなりこみ 「平成の妖怪」が混乱させる政党改革議論
「森喜朗氏が麻生太郎氏に怒鳴り込んだようだ」としてニュースになっている。森喜朗氏が麻生太郎氏に怒鳴り込んだらしいと最初にテレビで話したのは田崎史郎さんだった。森喜朗氏が首相だったのは2000年から20…
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国際司法裁判所(ICJ)がイスラエルのジェノサイドの可能性を認定 一ヶ月以内の報告を求める
南アフリカが提起していた「イスラエルのジェノサイド(大量虐殺)」に対して、国際司法裁判所(ICJ)はその可能性を認め防止策を講じるようにイスラエルに命令した。一ヶ月以内に対策を報告するように求めている…
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通貨秩序崩壊 アルゼンチンの狂乱物価はハイパーインフレーションと言えるのか?
新しい大統領の元で導入された金融経済政策が原因となりアルゼンチンの物価上昇が天井知らずになっている。ついには200パーセントを超え「アルゼンチンはハイパーインフレーション状態に入った」と言う人もいる。…
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「五人衆斬る斬らない問題」の影で失われる政策立案機能 自民党は内部崩壊寸前だが立憲民主党も「プロレス」に夢中
政治と金の問題は脆弱な岸田総理のリーダシップのもとで着実に迷走を続けている。形式的には政党の体裁になっているが内部統制は崩壊しかけている。とにかく現状把握ができなくなっているのだ。一方の立憲民主党の攻…
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果たしてイスラエルはガザ侵攻を終わらせるつもりがあるのか 錯綜する報道
このところ「イスラエルが一時停戦するのではないか」という報道が盛んに出ていた。結果的にイスラエル側がこの報道を否定し今も戦闘が続いている。なぜ停戦報道が出て否定されたのか。 背景はおそらくアメリカの大…
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私を探さないでください 末松参議院予算委員長が委員会開始前に突然いなくなる
安倍派に所属する末松信介参議院予算委員長が委員会会前にいなくなった。記者たちには「後で会見しますから話を聞きたい人はこの紙に名前を書いてください」という紙が配られたそうだ。急遽与党の筆頭理事が議長席に…
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マイナス金利の解除は3月かそれとも4月以降か 本格的なインフレスタートで助かる人と切り捨てられる人
今年初めての日銀政策会合が開かれた。内容はマイナス金利の維持だったがロイターが「コラム:3月のマイナス解除、否定しなかった植田総裁会見の本音」というコラムを書いている。年度明けを待たずに3月にもマイナ…
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ニューハンプシャー州でバイデン大統領のAI偽電話が広がる
ニューハンプシャー州の予備選挙でバイデン大統領の声色に似せた自動音声通話が流されて混乱が広がった。もはや何でもありになったアメリカ大統領選挙だがついに何者かがフェイクのAI音声電話をかけて選挙を混乱さ…
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誰の金で何のために防衛戦争を続けるのか ロシアの資産没収をめぐる議論
ロイターに「コラム:ウクライナ支援金の捻出、有力な次善策は「賠償担保債」」という記事を見つけた。落ち着いて読んでみると「オピニオン」なので単なるアイディアの一つなのだが、そもそもなぜそんな議論が出るの…
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ある意味では予想通り 岸田総理の政治改革案は麻生太郎氏らに配慮して骨抜きに
「岸田総理のリーダーシップの元に」という触れ込みで始まった自民党の政治改革案が発表された。もう少しやったふりをするのかなと思ったのだが、かなりわかりやすく骨抜きにされた提案となった。自民党の人たちが食…
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派閥解消を目指す 「政治(まつりごと)変革会議」の創立メンバーの横顔
派閥解消議員連盟というものが立ち上がった。法律改正による派閥の全廃を目指しているとされている。まずは一度全ての派閥を解体してから再編成すべきだという主張のようだ。どういう人たちが集まるのかが気になり横…
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モスクが破壊され跡地にヒンドゥー教寺院が建設される アヨーディヤで寺院建立の記念式典が行われモディ首相も参加
民主主義は成長と繁栄を求める。ではそれが民主主義が与えてくれる唯一の報酬なのだろうか。それがわかる事例がある。インドデモスクが破壊されヒンドゥー教寺院が建設されている。再選を狙うモディ首相はここから再…
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民主主義とジャーナリズムの危うい関係 松本人志氏に対する週刊文春記事は「書いたもん勝ち」なのか?
松本人志氏が文藝春秋社を訴えて裁判を起こした。名誉毀損の賠償金の相場は200万円から300万円程度とされているそうだが、松本さん側の請求額は5億5500万円だ。「書いたもの勝ち」の抑止が念頭にあるもの…
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トランプ氏が日本の原爆投下を引き合いに「アメリカの大統領は何をやってもいいんだ」と主張
時事通信が「トランプ氏、原爆例に大統領免責主張 特権なければ「落とさなかった」」という記事を書いている。被爆国の日本としては「なんというひどいことを言うのだ」と言う気持ちになる。ましてやそのような認識…
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自民党の支持率が下野前夜? 党を焼き捨ててでも生き残りたい岸田総理は麻生太郎氏から逃げ切れるか
自民党の政党支持率が1960年6月の調査開始以来最低の14.6%に下落した。Xのタイムラインではタイトルの中にある「下野直前を下回る」がトレンドワード入りしていた。不思議なことに内閣の支持率は微増して…
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フランスの警察労組が「パリオリンピック割り増し手当」を要求しデモを敢行
オリンピックや万博はかつては国家の威信を示すために有効な手段だった。だが今ではどういわけか問題を引き起こすことの方が多くなっている。日本の東京オリンピックや大阪・関西万博を見ればそれは明らかだが、同じ…
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大阪関西万博に新しい懸念が浮上 地震などの災害時に夢洲に閉じ込められる恐れ
大阪・関西万博に新しい懸念が浮上した。そもそも地震に弱く建物を建てるのにふさわしくないそうだが地震が起きると夢洲の外に出られなくなる可能性があるそうだ。 もちろん技術的な問題もあるのだが、心配なのは政…
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JAXAの自己採点は60点だがBBCは高評価 おもちゃ技術も使い日本が5番目の月面到達国に
JAXAのSLIMプロジェクトが成功し日本が世界で5番目の月面到達国になった。日本の評価は辛口で「ぎりぎりの60点」だった。大学の試験で言えばかろうじて単位は落とさずに済んだというレベルだ。だがなぜか…
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パキスタンとイランが殴り合いの後で手打ち 中央アジアは「喧嘩上等」の世界に逆戻り
今の民主主義には色々と無理がありすぎる。その点「殴ったら殴り返す」というやり方は明快でどこか安心感を感じさせる。パキスタンが閣議決定を行いイランと仲直りすることを決めた。お互いに殴り合って程良きところ…
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「岸田の乱」の自民党流アンサーは「派閥ロンダリング」 早くも福田達夫氏が新しい政治集団を立ち上げ
岸田の乱から一夜明けて自民党の落とし所が決まった。悪いイメージがついた派閥を焼き捨てて新しい集団を作る。お正月の飾りを毎年焼く「どんど焼き」のようなイメージで日本の伝統的な落とし所と言える。マスコミは…
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計画された岸田の乱ではなく「殿のご乱心」だった可能性
先日は岸田総理が用済みになった派閥を焼き捨てたというラインで記事を書いた。その後TBSの情報番組で田崎史郎氏と伊藤惇夫氏の情報を聞いたので答え「合わせ」を兼ねておさらいしておきたい。 番組が朝日新聞の…
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イランに予想外の反撃 外交関係も途絶し「強いパキスタン」をアピール
【お詫びと訂正】当初タイトルを「イランに予想外の反撃 イラン大使も人質に取り「強いパキスタン」をアピール」としていましたが、記事をよく読むと「イラン大使がパキスタンに戻れなくした」ということでした。お…
