月: 2023年11月
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中国発の化学物質がアメリカ人を蝕む アメリカで社会問題化するFentanyl(フェンタニル)とは
アメリカのニュースを見ていると、最近Fentanylという言葉を聞くことが増えた。日本語ではフェンタニルと表記されるそうだがTBSは「アメリカでは年間11万人の死者が出ている」という。米中首脳会談でも…
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「日本人が変われない理由」がもれなく網羅された、宝塚歌劇団の0点記者会見
「名ばかり管理職」となっていた25歳の宙組劇団員が亡くなった事件が発端となり、宝塚歌劇団が会見を行った。予想されていたことではあるが「日本人が変われない理由」が全て網羅されていると言っても良いダメな会…
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イギリスでブラヴァマン内務大臣が解任される 横滑りでキャメロン元首相が貴族になり外務大臣に就任
イギリスのブラヴァマン内務大臣が解任された。もともと右寄りの発言で知られていたが、パレスチナ問題における過激な言動が特に問題視された。ロンドンでは30万人規模の親パレスチナデモが行われており世論が揺れ…
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そもそもなんでこんなでたらめな人が国会議員で居続けることができるのだろうか 神田憲次財務副大臣が事実上の更迭
仮にマスコミで報じられていることが事実ならという前置きはすべきなのだろうが、そもそもよくこんな人が国会議員で居続けることができたなあというのが正直な感想だ。神田財務副大臣が辞表を提出した。事実上の更迭…
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移民奔流 中南米からアメリカ合衆国への移民の流れが止まらない
ロイターがグアテマラからアメリカ合衆国に流れてゆく移民の問題について書いている。土地を売ってブローカーにお金を払いアメリカ合衆国に渡る人についてのルポである。 成功すれば故郷に立派な家が建てられるが無…
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岸田政権の新たな「改革」で過疎地から電話が消えるかもしれない NTT法の廃止議論
西日本新聞が「NTT法見直しに地方危機感 自民PTは完全民営化も視野 過疎地のインフラ「不採算で撤退」懸念」という記事を出している。西日本にはJRの悲劇を体験している自治体が多く、NTTでも同じような…
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高まる反発を背景に フランスのマクロン大統領がガザ地区の停戦を提案
10月7日にハマスがイスラエルを攻撃してから一ヶ月が経過した。日本のメディアの扱いは徐々に減ってきている印象だが、欧米のニュースではガザ地区におけるイスラエルの容赦ない攻撃が連日報道されている。欧米に…
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令和の明智光秀になりたくない茂木幹事長と藁人形化する岸田総理
岸田政権がいよいよピンチを迎えている。「今は何をしても裏目」とTBSが指摘するとおり「全てが政権維持のための買収策」と思われている上に「ゆくゆくは負担増だろう」という疑念が重なっている。岸田総理は「解…
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「名ばかり管理職放置」で宝塚歌劇団が内部崩壊の危機 ヘアアイロンで顔に傷までつけられていた
9月末に起きた宝塚歌劇団の25才の娘役の事件をきっかけに宝塚歌劇団が揺れている。遺族側が会見を開き歌劇団の「ブラック企業ぶり」を告発した。歌劇団の内部には動揺が広がっているようで公演の継続は見通せない…
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「割り箸でできた巨大な木の輪っか」に350億円 大阪関西万博は誰のためのイベントなのか
自見英子万博担当大臣の発言が物議を醸している。350億円の木造リングが問題視されているのだが「夏の日除けで大きな役割」と発言。じわじわと波紋を広げている。すぐに壊される日除けがなぜ350億円もかかるの…
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岸田政権の補正予算案で「みんなの給料」が上がらない理由
補正予算案が閣議決定された。NHKなどは物価高対策に限って報じているため主流は賃上げと賃上げ要請になるように思われがちだ。だがTBSは物価高対策は全体の2割を占めるに過ぎないと言っている。 この補正予…
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結局は国民の拠出が増加 少子化財源は健康保険料などに混ぜ込んでこっそり徴収する方向に
岸田総理が「国民の負担が増えない形を考えている」と説明していた少子化財源だがやはり負担が増える方向で検討が進んでいる。負担増を目立たなくするためなのか健康保険などに混ぜ込んで徴収する方針が決まった。さ…
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経済の主役である国民をさしおいて なぜ国民は総理大臣の給料アップに怒っているのか
総理の賃上げに対する反発が広がっている。経済の主役として日々頑張っている国民を差し置いて自分達だけ待遇改善をするのかという反発なのだろう。岸田総理に「国民と共に成長してゆきたい」という姿勢が感じられな…
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やはりSNSが正しかった 会計検査院がガソリン補助金の価格抑制効果を疑問視 広告代理店に流れる調査費62億円も有効活用されず
SNSではガソリン対策において補助金ではなくトリガー条項や税金の二重取りを止めるべきだという意見が多かった。この度、会計検査院が補助金の効果を疑問視する調査報告書を出した。2022年2月から2023年…
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これぞ岸田政権流の適材適所 税金を担当する財務副大臣が地方税をたびたび滞納していた
柿沢法務副大臣が公職選挙法に違反しているのではないかとして東京地検特捜部の捜査が続いている。そんななか「負けてはいられない」とばかりに新しい文春砲が出た。ターゲットは神田財務副大臣の税滞納疑惑だ。法令…
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現役世代支援よりもゾンビ企業救助を優先したのに ゼロゼロ融資1兆円が焦げ付きそうだ
現役支援と企業救済は両立できる。だが、企業救済を優先させてしまうと子育てなどの現役世代支援の原資がなくなりなおかつ支援すべき困窮企業も増えてゆく。順番を間違えるとどちらも救えなくなってしまうのだ。 ゼ…
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何度も修羅場をくぐったネタニヤフ首相がアメリカ合衆国の籠絡(ろうらく)に成功 ガザ攻撃の継続と戦後統治の意欲を語る
ネタニヤフ首相がアメリカのテレビ局ABCのインタビューに応じ「戦後のガザ地区は我々が管理する」と宣言した。日本でもYouTubeで映像を見ることができる。何度も修羅場をくぐってきたネタニヤフ首相にとっ…
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国民は将来不安から食べ物を控え、経団連は防衛費の追加支出を要望
日本は長い長い低成長時代を抜けコストプッシュ型のインフレ期に移行した。だが、岸田政権が状況を説明しないため「今日本はインフレなのかデフレなのか」という不毛な議論が続いている。インフレは輸入品の価格を押…
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全銀ネット障害の原因はAIによる自動化推進だった可能性 生成プログラムの不具合をNTTデータが謝罪
10月の連休明けに障害を起こし2日間銀行間振替が止まった問題に進展があった。NTTデータが謝罪会見を開き「生成プログラムに異常があったようだ」と謝罪した。記事の中には詳しい記述はないがプログラマー不足…
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インフレ=隠れ所得増税の仕組み「ブラケットクリープ」とその簡単な対策
少し前に「106万円の壁」について書いた。インフレが進むと給与は自動的に上がる。このときに税金の計算や年金の計算基準をインフレさせてゆかないと結果的に負担増になる。これは累進課税の徴税テーブルに関して…
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岸田総理の命運は既に尽きている あとはどれだけ延命できるか、だ
政治記事を継続的に書いていると面白いことに気がつくことがある。同じことを書いても読まれたり読まれなかったりする。今回「中国の脅威を念頭」に準同盟を準備しているという記事を書いたが全く読まれなかった。主…
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やっぱりイスラエルは原爆を持っていた ガザ地区での使用を主張した閣僚が政府会議を出禁に
イスラエルの暴走が止まらない。既に戦争犯罪との評価も出ているイスラエルだが、ガザ地区への侵攻は続いている。ついにイスラエルはガザからパレスチナ難民を追い出そうとしているという記事まで出てきた全てネタニ…
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「誰も私のようには我々の勝利を信じていない。誰もがだ」焦りを募らせるゼレンスキー大統領と滞るアメリカの支援
世界の関心がイスラエルに向かう中、ゼレンスキー大統領が焦燥感を強めている。関連記事を集めウクライナの現在地を確認しておきたい。秋の泥濘期に入りこれまでの支援と徹底抗戦のあり方を再考する動きが出ている。
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岸田総理の提案よりも消費税軽減税率0%や防衛費増税中止宣言の方が経済合理性が高い理由
数日に分けて岸田総理の経済政策がなぜ分かりにくいのかについて考えてきた。岸田総理は個人的な信念に基づいた経済政策を立てているが現状認識があやふやなために空中にお城を立てた状態になっているという考察にな…
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岸田総理がフィリピンの準同盟化を推進 覇権主義的に動く中国への抑止力強化を念頭に
カナダのヘリコプターが中国からフレア弾を打ち込まれたとCNNが伝えている。信憑性は確かではないが独自記事扱いだ。記事によると墜落の危険性もあったという。偶発的な軍事衝突の可能性が高まっていて、日本も対…
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ジョンソン下院議長のきわめて政治的なイスラエル支援提案とウクライナに広がる厭戦気分
ジョンソン下院議長が新しいイスラエル支援策をまとめた。上院で抵抗されることは間違いがない。だがこの動きは極めて政治的だ。上院を通らないことでジョンソン下院議長の政治的なメッセージを浸透させる効果がある…
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岸田総理の経済政策のわかりにくさの根底にある「今はインフレなのかデフレなのか」問題
前回のエントリーにおいて、岸田総理の国会答弁において定額減税と賃金上昇の関係について検証した。政府が思い切って可処分所得を上げる対策を打ち出せば産業界・労働界がこぞって感謝し賃上げが起こり景気の好循環…
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初日の憲法審査会はわずか1分で解散に 岸田総理大臣は本気で憲法改正のつもりがあるのか?
11月3日は憲法公布の日として知られている。時事通信が「憲法改正「首相の本気度」問う声 衆院審査会、初日は1分」という記事を書いている。岸田総理は憲法改正への意欲を示しているが衆議院の初回会合は1分で…
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うっすらとした笑みも浮かべ「もうSNSは気にしない」 岸田総理の定額減税と賃上げの説明を今一度整理してみる
補正予算をめぐる最初の説明が終了した。自民党の中からも「もう好きにやってもらうしかないが結果責任は取ってほしい」と言う声が聞かれるようになったそうだ。とにかく説明がわかりにくく岸田総理が一人でボールを…
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木村江東区長事件から柿沢未途事件へ発展の兆し 問われる法務副大臣就任の経緯と議員の資質
江東区長選挙でネット有料広告が使われたという事件が新しい進展を見せている。撮影場所が議員会館の会議室であり柿沢氏が関与していたことがわかった。さらに柿沢氏が区議達に現金を配っていたことも明らかになった…
