月: 2023年7月
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岸田政権は「自衛隊も台湾有事にぜひ参加してほしい」とのアメリカ政府の強すぎるお誘いに態度を決めかねている
なぜか中央日報に「米紙「日本、中国が台湾を侵攻しても自衛隊投入しない」」という記事がでている。日本人は「そんなの当たり前だろう」と思うのだが、実はアメリカはかなり苛立っているようだ。これまで積極的に関…
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なぜかワイドショーでは完全黙殺。ビッグモーター保険金不正請求事件のモヤモヤ。
「ビッグモーターで不正が起きているらしい」ということはネットニュースで見て知っていた。損保業界全体で水増し請求が見逃されていたとなれば社会的な影響は極めて大きい。にもかかわらず全くワイドショーは積極的…
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脚本組合と俳優組合の同時ストライキでアメリカのエンターティンメント業界は終わりの見えない混乱に突入
ハリウッドの俳優組合(SAG-AFTRA)がストライキに入った。既に脚本家組合(WGA)は5月からスト入っておりアメリカのエンターティンメント業界は大混乱している。両方の組合がストを決行するのは63年…
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「終わりの始まり」に突入した岸田政権はマイナ健康保険証と抱き合って落ちてゆくのか?
日本の抵抗勢力には変化を拒む高齢者と負担増を拒む現役世代がいる。現役世代は岸田政権のサラリーマンいじめに大きく反応するが、高齢者はマイナ健康保険証に不安を感じ始めているようだ。岸田政権の支持率がジリジ…
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LGBT問題より優先度が高い「普通の女性」の困窮問題
LGBTに関する差別の問題が話題になった。G7サミットで政府が「西洋と価値観を揃えなければならない」と対応を急いだことで社会に不要な波紋が広がっている。ここに既に急進化しているアメリカの過激な運動の情…
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吉村大阪府知事曰く「僕は総理大臣になりたくない」
日経新聞の国会議員は3割減らせる 大阪知事が唱える国政改革を読んだ。吉村大阪府知事・維新共同代表のインタビューだ。 吉村府知事の戦略には学ぶところが多い。 日本のマジョリティが今何を考えているのかがよ…
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岸田政権の「サラリーマン増税」にいまさら戸惑う人々
今朝書いた記事をアップしてTwitterを見たところ「サラリーマン増税」という言葉が飛び交っていた。zakzak(夕刊フジ)の記事がフィーチャーされたようだ。「何を今更驚いているのだろう」と思った。全…
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ワグネルは存在したが法的には存在しなかった。だからワグネルは存在しなかった。
プーチン大統領がついに訳のわからないことを言い出した。ワグネルは存在した。だがワグネルを規定する法的根拠はなかったからワグネルは存在しなかった。今後議会がワグネルの法的根拠を規定するのだろうという。普…
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なぜryuchellさんはSNSの悪意の標的になったのか
Twitterでもネットニュースでもryuchellさんの自殺騒動が大きな話題になっていた。そもそも性自認というアイデンティティが揺れているにもかかわらずSNSのバッシックにさらされていたことがわかっ…
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現在のマイナカードが健康保険証として粗悪な不良品である可能性について考える
マイナ健康保険証について面白い話を聞いてきた。ICチップにアクセスする前にもう一段階処理があるのではないかという。この読み取りがシビア過ぎて読み込みエラーが多発してる可能性があるそうだ。仮にこれが本当…
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ヒップホップスターの50 Cent氏曰く「ロスアンゼルスはもうおしまい」
Quoraで「50 Centがカリフォルニアはもう終わりと言っている」がどう思うか?という質問を見つけた。正確にはロスアンゼルスはもう終わりと言っている。保釈金制度が部分的に廃止されの話になった人たち…
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既に世界が「新たな戦前か戦中」に入っていることを印象付けたNATO共同コミュニケ
NATOの共同コミュニケ(声明)が出された。新しい戦前が始まったのだなと思った。第二次世界大戦は侵略戦争なき世界を実現したが、この体制が実上崩壊したことで新しい仕組みが求められている。NATOはその有…
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マイナ総点検から逃げ出した岸田総理と河野太郎大臣 河野さんは宿題を放り出しておでかけ
どうでも良いといえばどうでも良い話なので短く済ませたい。岸田総理はマイナ総点検を河野太郎大臣に丸投げした。だが河野太郎大臣も外交でお出かけするそうだ。事実上の更迭報道があるので大臣でいることができる間…
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トルコがスウェーデンのNATO加入承認 トルコが勝ち取ったものと言いたかったこと
トルコがスウェーデンのNATO加盟を承認することになった。ギリギリまで返事を引き延ばし、最後にはEU加盟交渉を再加速させるという約束を取り付けた。今回のディールでトルコが何を得たのかはおいおい考えると…
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歓迎か事実上の拒否か ウクライナのNATO加盟問題に異なる2つのニュース
ウクライナのNATO加盟に関して2つのニュースが飛び込んできた。1つはNATOがウクライナの加盟に向けて積極的に前進しているというニュースだが、もう一つはゼレンスキー大統領が「まだ足りない」と反発して…
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大阪万博の海外パビリオンの申請ゼロの理由を散漫に考える
Twitterを見ていると「大阪万博の海外パビリオンの申請がゼロだった」などとちょっとした騒ぎになっていた。最近お馴染みの光景である。何だかよくわからないが「兆候」は出ていたが、問題が解決されないまま…
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玉城デニー沖縄県知事の訪中はなぜ危険で軽率なのか 「沖縄の主権」という戦後の積み残し課題
玉城デニー沖縄県知事が中国を訪問した。格式にこだわる中国は地方自治体の長に過ぎない玉城知事を李強首相が迎えるなど歓待ムードだった。中国の厚遇の裏にはもちろん日本政府に対する揺さぶりの意図がある。だが、…
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なんとも不思議なオランダのルッテ政権崩壊。争点は優しすぎる移民政策の是非。
またしてもオランダのルッテ連立内閣が崩壊した。11月に総選挙が行われる。崩壊の理由は移民政策だった。現実的な対応を求めるルッテ氏とお花畑的な左派の間で折り合いがつかなかった。 オランダの政治事情は極め…
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マイナ健康保険証において、なぜ経済産業省は顔認証システムに頑なにこだわるのか?
マイナンバー健康保険証の問題について継続的に書いている。Quoraなどで話をすると意外と基本的なところがよくわからないという人が多いようだ。そこで今回は経済産業省主導の顔認証システムについて主にフォー…
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自衛隊で「支配欲の暴走」が起きている可能性について漫然と考える。
先日、五ノ井里奈さんの事件を取り上げて「これは性被害ではないのではないか?」と書いた。女性運動家の人に言わせると「男性側からの矮小化」だ。 だが、文章の趣旨は おそらく自衛隊の中に何らかの不安定さが存…
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NATO首脳会談を前に浮かび上がるバイデン政権のウクライナ戦後処理構想
NATOは11〜12日にリトアニアのビリニュスで首脳会議を開く。この首脳会談を前にアメリカが「ウクライナ処理」をどう考えているのかがうっすらと見えてきた。ある程度の膠着状態を作った上でロシアに介入し抑…
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安倍晋三氏の一周忌 後継者候補たちは支持者たちが何を期待していたのかを掴みかねている
7月8日で一周忌を迎える安倍派だが後継者が決まらない。現在は5人の有力候補がいるそうだが集団指導体制を希望しているという。岸田総理もまた「安倍氏の意志を受け継ぐ」と言っている。「意志を受け継ぎたい」人…
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マイナ健康保険証問題で受け答えが不安定化する河野太郎大臣はあとどれくらい「持つ」のか
読売新聞が再び内閣改造報道を出した。読売に報道させて総理が「何も考えていない」と否定するのは国会会期末の解散騒ぎの時にもみられた岸田総理の手法だ。読売新聞の焦点は河野太郎大臣の処遇である。総理は「おそ…
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返納運動の影で47万枚ものマイナカードが本当に失効している
「事実上の撤回」はしたものの、いぜんマイナンバーカードの健康保険証化に反発が広がっている。過敏に反応する人もいて一部では返納運動に発展しているという。 そんななか、デイリー新潮が「マイナンバーカードの…
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「公募祭り」を盛り上げるはずが大阪自民党府連の支部長たちが血祭りに
自民党の大阪府連で支部長の公募が行われる。このニュースにおいて時事通信は「茂木派と岸田派が入っていないのは不公平である」と伝えている。本当にそうなのか調べてみた。実際にはこのニュース「事実上の更迭」な…
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高い目標を掲げすぎたマイナンバーカード健康保険証構想は事実上の撤退へ
連日マイナンバーカードについて書いているので、行きがかり上、閉会中審査を見た。公明党が「プッシュ型で資格確認書を送れ」と政府に要望認め事実上政策は破綻している。現在のマイナ保険証普及率は7割なので3割…
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税収は好調だか、それでも主要新聞は消費税増税を望んでいる。
税収が好調だという記事を見つけた。ヤフコメには「税金を下げてくれ」という悲痛なコメントが並ぶ。これについて主要新聞はどのような整理をしているのだろうと思い社説を読んでみた。 実は「消費税を上げる議論を…
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マイナカード問題はついに「笑えないギャグ」の領域に突入した。
閉会中審査を前に「暗証番号のないマイナカード」の話が出てきた。事実上の電子キー配布プロジェクトの断念だが、Twitterでの反応を一通り見る限り「だったら健康保険証でいいじゃん」というものが多かったよ…
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バイデン大統領の「アルカイダはもういない」にタリバンが大喜び
時事通信がタリバンがバイデン大統領の発言を歓迎していると書いている。記事が短いのでよく意味がわからない。調べてみると「アメリカはもうアフガニスタンに興味はない」ので結果的にタリバンの支配を容認している…
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「ウクライナは秋頃までにロシアと和平交渉に入るのではないか」との報道は泡のようにしぼんだ
このニュースを最初に知ったのはTBSニュースの短い一文だった。疑い深い性格のため「アメリカが落とし所を探しているのでは?」などと思ったのだが、こういう思い込みは失敗するなと考えてしばらく待つことにした…
