月: 2023年5月
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名古屋地裁が憲法24条も根拠とし「同性婚を認めないのは憲法違反」と認定。
名古屋地裁が「同性婚を認めないのは憲法違反だ」と認定した。今回は憲法24条の「両性」を「男女」と見なさなかったのが特徴である。国に対する請求権は認めなかったため国は控訴できないという。だが地裁判決によ…
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ムラの監視団に負けた岸田翔太郎秘書官。最後の注目点はボーナスを受け取るかどうか。
岸田翔太郎秘書官が事実上の更迭処分を受けた。きっかけになったのは週刊誌報道の「内閣就任式ごっこ」だったのだが、最後のネットの注目点は「ボーナスを受け取るか」だったようだ。ネット世論に「6月1日まで在職…
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自民党が公明党に完全平伏宣言し2つの選挙区を「献上」
自民党と公明党が党首レベル・幹事長レベルで会談した。「埼玉14区と愛知16区で公明党さんの応援に回りますからどうか見放さないでください」という宣言だった。これを記者たちが見守る中でやってみせた。ただ、…
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アメリカ債務上限問題の最初の関門は火曜日の規則委員会
バイデン大統領とマッカーシー下院議長の間で交渉がまとまり債務上限問題が一歩前進した。このニュースによって日経平均は600円ほど値上がりしたそうである。ただこれで問題がすべて解決したと考えるのはまだ早い…
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青木政憲容疑者に猟銃所持の許可を出したのは適切だったのか
長野県中野市で警官を含む4人が殺害された事件が起きた。週刊誌でいろいろな報道が出ているのだがどうも媒体によって書き方が異なる。芥川龍之介の短編小説「藪の中」のような状態になっているので。この問題は「承…
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ベラルーシのルカシェンコ大統領が新しい核保有国「ロシア・ベラルーシ連合国」構想を明らかに
今日「ルカシェンコ大統領がプーチン大統領と会談した後に倒れた」と言うニュースを伝えた。この記事では反体制派のツェプカロ氏の情報であるため「すぐには飛びつかないほうがいい」と言うようなことを書いた。 だ…
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「ルカシェンコさんがクレムリンで倒れたってよ」
ロシアに近い立場にいるルカシェンコ大統領がクレムリンで倒れたという「ニュース」が広がっている。ロシアでは要人が不審死がたびたび起きているため「ついにルカシェンコ氏もプーチン大統領の毒牙にかかったのか」…
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トルコのエルドアン大統領が大統領選挙に勝利宣言
トルコのエルドアン大統領が勝利宣言を行ったと複数のメディアが伝えている。トルコはNATOの枠内にありながらEUの外にある。この特異なポジションのため、エルドアン大統領はたびたび「親ロシア的」な発言で欧…
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マイナンバーカード問題の源流にある「左派の被害者幻想」と住基ネット訴訟
テレ東BIZの「相次ぐ“マイナ”トラブル 複雑怪奇な政府のデータ管理 真のデジタル化は遠く…【日経プラス9】(2023年5月26日)」というYouTubeを見た。中に「若い人は知らないでしょうが」と言…
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自民党と公明党の「全面戦争」で見えた小選挙区制度の2つの弊害
先日、公明党と自民党の「全面戦争」について書いた。都連レベルの揉め事だととらえた上で、公明党と萩生田自民党都連の会長という構図を作り創価学会と萩生田さんを取り持ってくれる人がいないようだという筋書きに…
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アメリカ合衆国がウクライナの動きを不安視しはじめる
「マスコミが伝えない真実」という言葉がある。ウクライナで進行しつつある出来事に対してアメリカ合衆国サイドの懸念が強まっている。だが地上波を見ていてもあまりそのような報道は見られない。もちろん丹念に情報…
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長野県中野市で警官を含む4人が殺害される。理由は「悪口を言われたと思ったから」
夕方から早朝にかけて一帯は大騒ぎだったようだ。警官2名が犠牲になった事件ということもありテレビは盛んに事件の概要を報道していた。だが、肝心の動機が全く見えてこないため番組の構成に苦労していた。後になっ…
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東京都で公明党と自民党が落とし所のない「全面戦争」に突入。最後に泣きを入れるのはどちらか?
東京都で自民党と公明党が全面戦争に突入した。「落とし所」がなさそうな「決別の最終宣言」だが連立関係は維持されるという。つまり「最後に泣きを入れるのはどちらか」というような事態になっている。公明党の石井…
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フィッチがアメリカの格付けを引き下げ検討対象(レーティング・ウオッチ・ネガティブ)に 債務上限問題の期限内合意は絶望的に
NHKなど国内メディアが一斉にフィッチ・レーティングスがアメリカ国債の格付けを「安定的」から「ネガティブ」に引き下げたと伝えている。ロイターなどはあまりこのニュースを大きく取り上げておらず、Bloom…
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「マイナンバーカード関連でいろいろ起きている」の「いろいろ」とは結局のところなんなのか?
G7が終わりテレビは一斉に「マイナンバーカード関連のトラブル」を報道し始めた。どうも「なんかいろいろ」起きているようだ。総理大臣じゃ「重く受け止める」と発言しているが、おそらくこの手の問題はしばらくは…
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ウクライナからロシア側に侵入した自由ロシア軍団(The Liberty of Russia Legion)とはどんな人たちなのか
ゼレンスキー大統領のG7訪問と時を同じくして「ロシアによるウクライナ侵攻」が新しいフェイズに入った。The Liberty of Russia Legionと呼ばれる集団がロシア領内に侵入したのである…
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田崎史郎氏が「日本はゼレンスキー氏招待に積極的役割」と主張
田崎史郎氏がTBSの情報番組「ひるおび」で「ゼレンスキー大統領の広島訪問は前々から決まっていた」と説明した。「ひるおび」は岸田総理は一歩後ろに引いてゼレンスキー氏を主役に据えることでプロデューサの役割…
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結局のところアメリカの債務上限問題は何を話し合っているのか?
バイデン大統領とマッカーシー下院議長の間で債務上限問題に関して激しい議論が行われている。だが冷静に考えてみると「一体何を話し合っているのか」がそもそもよくわからない。あらためて調べてみた。
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干ばつの影響で北米の冬小麦は不作
2023年3月ごろ小麦価格に関しては二つの異なる見方があった。小麦価格が落ち着きつつあるという報道と今後値上がりするかもしれないという報道だ。アメリカ大陸では干ばつがあり冬小麦の不作が予想されている。…
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バフムトにはもうなにもないのです
G7広島サミットではセンターステージに立ったゼレンスキー大統領のある発言が話題になっている。バフムトの状況についての発言が二転三転しているようなのだ。G7広島サミットは「原爆ドーム」を背景にして行われ…
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予定調和のG7広島サミット閉幕記者会見が記者の「逃げるんですか?」でぶちこわしに
G7広島サミットが終わった。岸田総理は広島で非核化に大きな一歩を踏み出したということにしたいようだった。マスコミもそれにおつきあいし予定調和的な閉幕を迎えるはずだった。ところが予想もしない出来事が起き…
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なぜ日本の国会はG7首脳声明の前にLGBT理解増進法を成立させられなかったのか
「何でも先送りにする国」という印象の日本だがG7広島サミットが思わぬ形で我々に投げかけたものが二つある。それが資本主義のあり方と価値観の共有である。資本主義・民主主義のあり方については「チャイナ・デリ…
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G7首脳宣言であらためて注目される「チャイナ・デリスキング」とは何か
G7首脳宣言が早めに発表された。その中であるワードが注目されている。それが中国を念頭に置いたデリスキング(リスク軽減・リスク低減化)である。まずは中国を念頭に置いた経済威圧・経済的威圧という言葉を概観…
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【概要のみ】アメリカの債務上限問題とFRBの利上げ問題についてロイターの記事を拾い読みする
G7サミットが行われている最中、おそらくアメリカの債務上限問題とFRBの利上げ問題については(少なくともランキング上は)報道が少なくなる。いろいろ動きは起きているので、ロイターの記事を拾い集めてみた。…
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日本の新しい問題「デジタル赤字」をロイターが紹介
ロイターが「コラム:日本の新たな外貨流出、デジタル・コンサル・研究開発に弱点=唐鎌大輔氏」というコラムを出している。デジタル赤字という概念を提唱しつつ「研究開発が投資に消極的だったためサービス分野での…
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ゼレンスキー大統領の広島訪問で、G7は「悪の専制主義との戦い」の司令塔に生まれ変わる。
ゼレンスキー大統領が広島を訪問する。被爆地広島から戦争の悲惨さを訴えロシアの非道ぶりを世界に発信する予定だ。既に声明が出されておりロシアが名指しで批判されている。また宣言では「経済的威圧」の牽制が盛り…
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「市川猿之助さん一家」に起こった悲劇にマスコミはただただ戸惑う
市川猿之助さんが意識朦朧とした状態で見つかった。ご両親は亡くなったそうだ。このニュースを聞いて歌舞伎に詳しい人はかなり動揺したのではないだろうか。「父親」として紹介された段四郎さんもまた歌舞伎界の重鎮…
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バイデン大統領はなぜ広島で「絶対に謝らない」のか
毎日新聞が「バイデン氏の広島訪問 原爆巡る「発言機会はなし」と米高官」という記事を出している。バイデン大統領が広島で原爆に関して言及することは絶対にないということをあらかじめはっきりさせたというのだ。…
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「日本株(TOPIX)バブル後最高値は一部の個人投資家が牽引か」とロイターが指摘
日本株がバブル崩壊後最高値を更新したとニュースになっている。Bloombergは「日本がいよいよデフレを脱却しようとしている」と書いているのだが、ロイターはJPモルガンのストラテジストの声を引用し「バ…
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「汚職撲滅」ウクライナ政府が直面するもう一つの戦い
ウクライナで最高裁判所のトップが逮捕されたというBBCのニュースを見た。ウクライナは現在ロシアの一方的な侵略と戦っているのだがEUに加盟しヨーロッパに迎え入れられるためには国内の汚職とも戦い続けなけれ…
