月: 2023年4月
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「監視の人手不足」がシリコンバレーバンクなど2行の破綻要因の1つと当局が発表
「シリコンバレーバンクとシグネチャーバンクが破綻した時「当局の金融政策は適当だったのか」と話題になっていた。このほど調査報告が出された。原因の一つは人手不足なのだという。
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BBCシャープ理事長がジョンソン元首相との関係を疑われて辞任
BBCのリチャード・シャープ理事長がジョンソン元首相への融資仲介疑惑で辞任した。時事通信によればシャープ氏はゴールドマン・サックス出身でジョンソン元首相の融資に保証人を手配したという疑惑を持たれている…
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韓国外交の「誇大広告病」が今回も発動。「事実上の核共有」を主張しアメリカにやんわりと否定される。
米韓首脳会談の日本での報道は「尹錫悦大統領のカラオケは意外に上手だった」というものが多かった。だが、欧米系のメディアの論調は全く異なる。アメリカの対北朝鮮政策が破綻し韓国人は何らかの対案を必要としてい…
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植田総裁の慎重な「現状維持宣言」を受け、1ドル136円台、1ユーロ150円台で取引
特に目新しい話はないのだが、昨日から今日にかけて起こったことをおさらいしておきたい。既に経済ニュースを読んでいる人は改めて読まなくていいような情報ばかりである。 植田総裁の元で初めて会合が行われた。こ…
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アルゼンチン経済がまたまた破綻の危機
アルゼンチンの経済がまた破綻寸前になっている。普通このような状態になると「国家デフォルトの危機」が囁かれたりするのだがアルゼンチンにはその不安はない。そもそも海外で起債ができないからだ。 だが国民生活…
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「スリーアウトで本国に送還」が可能となる入管法改正案がまとまる
入管法改正案が28日も衆議院法務委員会で採決されることとなった。「3回申請してダメだったら帰ってもらう」という制度になっているそうだ。激しい政治迫害がある地域への強制送還が予想されているために一部に根…
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BMWはアイスをくれない!で大炎上 「中国人の高すぎるプライド」という新しいチャイナリスク
習近平国家主席が中国国内で権力を奪取する上で非常に重要な役割を果たしたものがある。それが「中国人ナショナリズム」だった。習近平国家主席は地方に住むあまり政治意識の高くない人々にナショナリズムを浸透させ…
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米韓ワシントン宣言を欧米/日本/韓国のメディアはどのように伝えたか
米韓首脳会談でワシントン宣言が採択された。「韓国はアメリカを完全に信頼する」という唐突な内容を各メディアはどう伝えるのだろうかと思い読んでみた。欧米のメディアは対北朝鮮政策の破綻と韓国世論の怒りについ…
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【速報】韓国は独自の核兵器保有を追求せず 米韓ワシントン宣言
先ほど訪米中の尹錫悦大統領とバイデン大統領の間でワシントン宣言が発表されたと聯合ニュースが報じている。おそらく日本のメディアも報道し欧米メディアの論評の日本語記事も追随するものと見られる。 まずは聯合…
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読売新聞が「防衛費増額はぜひ増税で」と主張
各紙が「財務大臣が防衛費増額を寄付で賄うのには問題がある」とする鈴木財務大臣の発言を伝えている。否定からニュースが広がるのは珍しいなと感じた。各紙の反応を見ていたところ、読売新聞が「増税拒否はポピュリ…
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アメリカの保守論壇に大きな影響があったFOXニュースのタッカー・カールソン氏が突然姿を消す
日本のネット保守論壇は元総理大臣をはじめとする政治家の主張がネット経由で拡散するという形式だった。アメリカはケーブルテレビのキャスターが「問題」を作り出し、ネットで広がり、それを政治家が採用するという…
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戦狼外交で名を馳せた駐仏中国大使が空気を読み間違えて大失敗 習近平外交に泥を塗る
盧沙野駐仏中国大使が空気を読み間違えてちょっとした外交惨事になっている。習近平国家主席は戦狼外交からのシフトを図っているのだが、かつての「戦狼外交の寵児」はそれが理解できなかったようである。どこにでも…
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ラブロフ国連安全「破壊」理事会議長が大暴れ
国連の安全保障理事会は理事国が持ち回りで議長を務める。4月の議長はロシアのラブロフ外務大臣だがグテーレス国連事務総長に批判されるなど異例の開幕となった。ラブロフ氏は依然西側に対する被害者意識をフルスロ…
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バイデン大統領が推進する新しいリベラル用語「環境正義」とは何か?
バイデン大統領が「環境正義」を実現するためにホワイトハウスが積極的に関与するとの宣言を出した。あまり聞きなれない上に「正義」と言う言葉には何か胡散臭いものを感じる。今回はこの環境正義について調べた上で…
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「フロリダ州知事が岸田総理に何の用だ?」とNHKが指摘
フロリダ州のデサンティス知事が岸田総理を訪問し日米外交について意見交換した。NHKが面白い2つの記事を書いている。一つ目の記事は極めて穏健だがもう一つはデサンティス氏をミニトランプ呼ばわりし「何しに日…
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目黒区議会選挙で政女48党の大津綾香氏が落選
考えてみれば不思議な話だ。普段注目されることがない目黒区議会議員選挙の結果を調べることになるとは思わなかった。政治家女子48党の大塚綾香「党首」が目黒区議会議員選挙で落選した。得票は1,008票だった…
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スーダンからの邦人退避 タイムリミットは24日午前
混乱が続くスーダンから各国民を退避させる動きが始まった。両陣営とも停戦には合意しているがタイムリミットは24日午前(現地時間)だそうだ。現地情勢はかなり危険なようで民間人の退避ができていないところや負…
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「岸田総理の中間評価」の衆議院と参議院の補選は自民党がかろうじて逃げ切る
衆議院と参議院の補選が終わった。 マスコミでは岸田総理の中間評価だなどと言われていた。自民党に勢いがあればそのまま総選挙に突入するのではないかという声もあったが、結果的には自民党の「逃げ切り」に終わっ…
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部下の官僚に恨まれたラーブのイギリス副首相が辞任 高市元総務大臣との違い
BBCで「首相がいじめ報告書を受け取った」というニュースをやっていた。一体何のことなのだろうか?と思ったのだが、実はラーブ副首相兼司法大臣が部下の公務員をいじめていたと告発されておりそのレポートをスナ…
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実は拳銃の弾なみの威力だった 木村隆二容疑者が政治にもたらした影響
地方選挙後半戦と衆参補選の投開票日を迎えた。各政党の浮沈をかけた戦いの結果がいよいよ判明する。一方で岸田総理を襲撃した木村隆二容疑者のパイプ爆弾の威力が「実は拳銃弾並みだったのではないか」とする報道が…
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伊吹文明氏が「今は政権を失った前夜に似ている」と維新の躍進を警戒
共同通信が伊吹文明氏の「維新の勢いはすごい。全国に及んでいく可能性もある。われわれが政権を失った時の前夜と非常によく似ている」という発言を紹介している。この言葉の意味を調べた上で、維新の躍進がどのよう…
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「Xデー想定」が予想よりも早まり米国短期Tビルへの不透明感が高まる
アメリカのXデーが想定より早まりそうだという予想が出ている。まず最初に「人々がアメリカの短期国債(Tビル)を持ちたがらなくなっている」という趣旨のロイターの記事を読む。その上でXデーとはなにか、アメリ…
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トランスジェンダーを起用したバドライトの広告でアンハイザー・ブッシュの株価が大幅下落
FOXニュースのYouTubeチャンネルで興味深いプレゼンテーションを見つけた。バドワイザーで知られるアンハイザー・ブッシュが「政治化」しているというのである。アンハイザー・ブッシュはこの「政治化批判…
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ChatGPT開発競争は「真実」をめぐる戦いに突入
岸田総理がG7でChatGPTを議題にするという意向を示している。著作権やプライバシー保護について議論する予定なのだそうだ。ところが実際のChatGPTをめぐる動きは「真実」を誰が握るのかという次のフ…
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邦人保護か自衛隊の安全確保か。スーダンの自衛隊派遣はかなり危険な任務に。
松野官房長官はスーダンにいる60人余りの邦人を救出するために自衛隊機をハルツームに派遣すると発表した。スーダン情勢は落とし所が見つからず被害が拡大し続けている。ハルツームでは空爆も確認されているという…
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麻生太郎氏の「戦える自衛隊」発言が愚策である理由
麻生太郎氏が福岡で講演をやり「自衛隊は戦えるようにすべきだ」と発言した。今回はこの発言の是非を考える。結論は「どっちでもいい」になる。この発言が政治的に意味のあるものかと問われれば「それはない」という…
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木村隆二容疑者の岸田総理襲撃が「テロ型」であっても「テロ」ではない理由
マスコミは木村隆二容疑者をテロ犯と印象付けようとさまざまな背景事情を探っている。だがその試みは今のところ成功していない。「実は木村隆二容疑者はテロ犯ではない」と主張する人が出てきた。 犯罪学者の小宮信…
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中国のスパイ容疑拘束に「公安調査庁」絡みの可能性が浮上
中国当局に拘束された日本人2名の判決文をTBSが独自に入手した。この記事によると中国当局は拘束された2名を公安調査庁の協力者と見ていたようだ。松野官房長官は記者からの質問に対して「公安調査庁に直接聞い…
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処理水の海洋放出にG7の「お墨付き」を得られなかった西村経産大臣が根本的に見逃していたこと。
札幌においてG7気候・エネルギー・環境会議がおこなわれた。基本的には合意したようだがいくつかの点では合意に至ることができなかった。原発処理水の海洋放出問題は失点と言って良いだろう。経済産業省は省の利益…
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軽井沢のG7外相会議は日本のリーダーシップで対中国の結束を確認
広島でのG7首脳会談を前に軽井沢で外務大臣会合が行われた。新幹線で仲良く軽井沢入りした外務大臣たちが早速話し合ったのは対中国についての意見の擦り合わせである。マクロン大統領が中国融和の姿勢を見せたため…
