月: 2023年3月
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今度はクレディ・スイス騒動 「感染性金融破綻不安症」がヨーロッパに飛び火しニューヨーク株が大きく下落
アメリカ財務省など金融当局の初期対応が効果を示しアメリカの金融不安はおさまったかに見えた。ところが一拍おいて今度はヨーロッパに飛び火している。今度はクレディ・スイスに経営問題が浮上した。ニューヨークの…
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2月CPIの評価はまちまち これまでの金融市場の読みはいったん白紙に
シリコンバレーバンクの破綻をきっかけに市場が動揺している。これまでのように急激には金利は上げられないだろうとする意見がある一方でインフレ対策を先行させるべきだという意見もある。仮にインフレが収まったと…
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蓮舫さんは「辟易する」と一刀両断 衛藤晟一元少子化対策担当相の「出産で奨学金減免」発言
蓮舫議員が衛藤晟一元少子化担当大臣のある発言を「辟易する」表現している。蓮舫議員らしい言い切りだなと思ったのだがなぜこれが「辟易するか」を考えてみるのも面白いと感じた。個人的の衛藤さんの「おっさん政治…
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シグネチャーバンクの破綻は新たな金融危機を引き起こすのか
シリコンバレーバンク破綻の驚きが冷めやらぬ中、関係者を驚かせる新たなニュースがあった。共同プレスリリースで「シグネチャーバンクが破綻した」と伝えられたのだ。中には「新しい金融危機が起きる」などと不吉な…
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岸田総理は高市早苗大臣を救済しなかった
参議院予算委員会で総務省から「大臣レクはあったようだ」と言う見解が出された。岸田総理は高市早苗大臣を救済しなかったのだと思った。共同通信の世論調査では高市さんの発言に納得できないという人が73%もいる…
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中国がイランとサウジアラビアを仲介 アメリカにとっては外交失点に
イランとサウジアラビアの外交が7年ぶりに復活した。アラブ・スンニ派とペルシャ・シーア派の関係改善は地域の安定化に大きく貢献するだろう。だがその仲介をしたのはアメリカではなく中国だった。習近平国家主席に…
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なぜ今になって高市早苗さんの名前入りの文書? なぜマスコミはそれを伝えられないの? について考える。
先日来、高市早苗さんの名前も入った総務省からの文書が発掘されて話題になっている。今回の議論の中で「なぜ今になって文書が出てきたのだろうか」という疑問がある。誰もが気になる話題だがテレビや新聞は全くと言…
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今週はシリコンバレーバンク破綻の後処理とアメリカのCPIに注目
先週末はFRBのポジションに対しする評価が二転三転し円相場が大きく動いた。現地時間金曜日にはシリコンバレーバンクが破綻し激震が走っている。明けて月曜日には処理の内容が発表される。さらに14日にはアメリ…
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政治に真面目な人が増えているから旧N国(政治家女子48党)が支持されてしまうのではないか?
立花孝志氏が率いる旧N国がまた名前を変えた。マスコミでは「あんなのは政党ではない」という評価が一般的だが、実は有権者が政治を真面目に考え出したからこそ「あんな政党」が躍進しているのではないかと感じた。…
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シリコンバレーバンクの破綻と今後の影響について 金融メディアを簡単にサマリー
シリコンバレーバンクが破綻した。リーマンショックの時のようなシステムの失敗ではなく単独銀行の失敗と見做されている。つまりシステミックリスクはないものと考えられている。だがそれなりに大きな銀行の破綻であ…
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牛乳の価格が上がっているのに乳牛殺処分が議論されているのはなぜなのか?
維新の議員が「乳牛の殺処分問題」について質問しているのを聞いた。岸田総理は全く興味がないらしくなんとなくダラダラと答弁を続けている。こんなことでは牛も酪農家もかわいそうだなとまずは憤った。後になってこ…
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円が137円近辺から134円に急変動、アメリカの雇用統計を受け
円の価格がドルに対して急変動を続けている。背景にあるのは日銀の政策維持とアメリカの経済指標だ。ただここでドル円相場が落ち着いたわけではない。次の指標は消費動向になる。すでに状況が分かっている人には既知…
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バイデン大統領の予算教書と演説のポイントまとめ
バイデン大統領が予算教書演説を行い分析記事が出揃った。ポイントは次の通り。 参考資料
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高市 vs 小西 放送法解釈変更問題の論点を箇条書きしてみた
あっという間に話題が拡散した。今一体何が話し合われているかわからないという人がほとんどだろう。どちらかに参戦してみたいという人もいるだろうし、テレビで取り上げられているのだからきっと真面目な論点がある…
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立憲民主党の泉代表が5万円給付批判で派手に「自爆」。自分達も提案予定だった。
立憲民主党の泉代表が「自爆」した。与党の5万円給付提案を批判したのだが、実は立憲民主党も提出予定だった。自ら笑いをとり場を和ませようとした可能性もなくはないのだがおそらく自分達が何を提案するかをよく理…
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ジョージアのレジャバ駐日大使はなぜ「いーゆーおんどはちょちょいのちょい」とTweetしたのか
ジョージアのレジャバ駐日大使が「いまのじょーじあは、いーゆーおんどでよよいのよい、ちょちょいのちょい。 あそーれ、あ、よいしょ。」とTweetした。ほとんどの人はネタだと思ったようで続きをせがむ人もい…
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バイデン大統領は徴用工問題を「解決」した尹錫悦大統領を国賓待遇で招待。ただ韓国では火種もくすぶる。
徴用工問題を「解決」した尹錫悦大統領が国賓級で訪米することが決まった。岸田総理の訪米よりも格が上であり、尹錫悦大統領は大きな外交的成果を手に入れたことになる。ただこの「解決策」は韓国内でかなり反発され…
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そもそも放送法は「けしからん番組を懲らしめるため」にあるのか? 放送法の複雑な歴史
放送法の議論が泥沼化している。現在は高市vs小西と言う図式で語られているが政治家vs官僚の闘争であろうと思う。小西さんはその意味では役者の一人にすぎない。だが、この話を組み立てる前に一つ気になることが…
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トルコ野党がクルチダルオール氏を統一候補に選出し西側メディアもほっと胸をなでおろす
トルコで野党系の候補がクルチダルオール氏に決まった。BBCなどはトルコのガンジーだなどと持ち上げており本音ではエルドアン大統領を好ましく思っていないことがわかる。一時優良党が離脱していたのだがこの離脱…
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BBCは日本のテレビが触れなかった某芸能事務所の例のタブーをいとも簡単に暴露
ついにその日が来たかと言う気がする。BBCがジャニーズ事務所を扱った番組をイギリスで放送した。日本でもBBCワールドニュースで放送されるそうだ。「加害が明るみに……それでも崇拝され 日本ポップス界の「…
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辞任はしないだろうが、高市早苗さんは大臣としては終わった
松本総務大臣が例の文書について「行政文書である」と認めた。全文を公開し内容を精査すると約束した通り全文が公開された。高市早苗さんは「大臣としては終わったな」と感じる。高市さんも犠牲者という気はするがマ…
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トランプ前大統領が「私なら第三次世界大戦を防げる」と豪語したCPACとはどんな大会なのか
トランプ前大統領がウクライナへの支援停止を主張したとか第三次世界大戦を防げると叫んだなどとニュースになっている。あまりにも断片的な情報が多かったため「一体どこでどんな文脈で?」と疑問に思った。そもそも…
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なんだ日本はやはり徴用工問題解決のためにカネを払うのか……
徴用工問題が「解決」し日韓関係が正常化に向かう。そんな流れになっている。すでに議連トップに菅義偉元首相が就任し日韓の首相会談も予定されているようだ。バイデン大統領も日韓の雪解けを歓迎した。しかしその裏…
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ナイジェリアの大統領選挙は予想通り法廷闘争に突入
ナイジェリアで大統領選挙が行われた。現職が退任したことで三つ巴の争いになっていたが一応選挙結果が確定しているが、得票数3位のピーター・オビ氏がホラ・ティヌブ氏の勝利を認めず「法的手段に訴えた」ことがニ…
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小西洋之議員の「ゲリラ戦」が予想外に相手陣営を混乱させたのはなぜか
小西洋之参議院議員が持ち出した「真偽不明」の内部文書の波紋は広がり続けている。そもそも、立憲民主党の泉代表は文書の真偽についてのコメントを避け続けておりこれが立憲民主党を挙げた動きではなかったことがよ…
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岸田総理が日韓関係正常化に向けて「保守離れ」を試みる
唐突な記事だった。「在日コリアンへの連帯表明検討 首相、宇治市のウトロ祈念館巡り」と共同が書いている。支持率アップを目指して子育て支援を表明したり、LGBT問題について触れてみたり、何かと忙しい人だな…
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エルドアン打倒の機会を生かしきれない。トルコの野党連合が分裂。
トルコの野党連合が分裂した。「やっぱり」という気もするのだがやはり「なぜチャンスを生かしきれないのだろうか」という残念な気持ちもある。あまり地味で人気のない人が統一候補になり「それでは勝てない」と一部…
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高市早苗大臣が暴走する正義にハシゴを外される
おそらく運が悪かったのだろう。高市早苗大臣はセンターステージに上がったまま梯子を外されて降りられなくなっている。すっかり放送法解釈変更問題の主人公のような扱いになっている。
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「価値観」を軽視する岸田総理はそろそろ外交上も問題になり始めているのかもしれない
BBCが「岸田首相、同性婚を認めないのは「国による不当な差別でない」と発言し批判される」という記事を掲載している。国内から批判の声が相次いでいるという書き方なのだがこれはBBCが批判的に見ているという…
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イスラエル財務大臣の「村ごと消滅」発言にアメリカ合衆国が慌てる
アメリカの報道官がイスラエルの財務大臣を批判したというロイターの小さな記事を見つけた。確かにイスラエルは最近右傾化しているがなぜ財務大臣が批判されたのかと違和感を感じる。 発言の内容は「西岸の村の消滅…
