月: 2023年1月
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黒田日銀の金融緩和政策に修正観測。為替はやや円高に触れるが市場は来週の日銀政策決定会合を見極め。
先日のアメリカの12月のCPI発表を受けて円高が進んでいる。FRBの政策変更意向だけが原因とは考えられないため「日銀が金融政策を変更するのではないか」という観測が広がっているようだ。だが確定情報ではな…
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山上徹也容疑者の主張は長い鑑定留置を経ても変わることはなかったようだ
山上徹也容疑者の異例の「170日鑑定」が終わりいよいよ裁判が始まる。この長い鑑定にも関わらず山上容疑者の主張は変わらなかった。つまり長い時間をかけて主張が形成されており信念が固まっていたことが異例の長…
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アメリカ12月のCPIが発表。予想通りの結果に安堵と失望が交錯。
アメリカ合衆国の消費者物価指数(CPI)が発表された。6.5%の上昇率で景気加熱が鈍化している。この発表に伴って安堵と失望が交錯している。関連する記事を短くまとめた。
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鳥インフルエンザによる鶏卵価格高騰は自然災害か人災か
鳥インフルエンザが大流行している。一シーズンで1,000万羽以上が処分されるのは初めてのことなのだそうだ。鶏肉への影響は限定的だが鶏卵の価格高騰が心配されている。政府・マスコミは「そのうち鶏卵価格高騰…
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アメリカの国内線が運航停止。原因はサイバーテロではなく老朽化したシステムの改築に失敗の可能性も。
アメリカの国内線が全て運航停止になり混乱が広がった。人々が最初に想起したのは外部から何者かに攻撃されることだったようだが「それはないだろう」というのが基本的な報道のトーンになっている。ではなぜ止まった…
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土地バブル汚職疑惑渦中の李在明氏が配下の議員50名を引き連れて検察支部に乗り込む
韓国の政治は保革対立ということになっている。軍事政権時代と民主化要求の時代が長かった。民主化を求めた勢力が「革新系」ということになっている。朴槿恵大統領の疑惑追及から生まれた文在寅政権は革新系になる。…
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菅義偉元総理が派閥嫌いなワケ
文春オンラインに一つの小さな記事が出ていた。菅義偉元総理が自民党に「派閥の解体」を呼びかけている。文春オンラインとしては改革者の菅義偉総理が行き詰まりを見せつつある宏池会の派閥依存政治を打破してくれる…
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日本・韓国向けのビザ発給停止 中国政府の感覚はなぜ世界とずれ続けるのか
話がおかしい人が一人混じっていると全体の空気が微妙になることがある。国際コミュニティにおける中国政府の対応にはどこかこうしたチグハグさがあり世界を困惑させる。日本と韓国向けのビザ発給を停止したようだ。…
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陰謀論に煽られた暴徒がブラジル議会などを襲い大勢の逮捕者が出る
ブラジルで議会襲撃が起きた。以前から危険性は指摘されており「ああやっぱり」という印象を持つ人が多いようだ。アメリカのメディアの論評は二つに分かれているがイギリスBBCが興味深い記事を書いている。アメリ…
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「先生に叱られたら銃で反撃すればいい」6歳の子供が実行し街は大騒ぎ
小学校に上がりたての子供にとって先生に叱られるのは恐ろしい体験だろう。中には攻撃とみなし防衛したいと考える子供もいるかもしれない。 バージニア州ニューポートニューズにあるリッチネック小学校で不幸な事件…
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昭和の「増税解散」は自民党政治をどう変えたのか
なぜ岸田総理は防衛増税に邁進するのだろうと疑問に思っている人は多いようだ。実は財政規律の維持は宏池会にとっては中核的な課題だ。中には政治生命を投げ打って財政規律を維持しようとした総理大臣もいた。それが…
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下院議長選挙にみるアメリカの「民主主義破壊願望」
アメリカの下院議長選挙が終わった。午後10時に再開されたにも関わらず議長は選任されなかった。これにキレたマッカーシー氏が一人の議員に詰め寄る姿も見られた。CNNは「実はこれこそが強硬派の狙いだった」と…
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今度は甘利氏の「消費税増税も検討」発言が周囲をざわつかせる
2022年末から岸田政権は増税問題で揺れている。今度は甘利氏が「消費税増税も」と発言し松野官房長官や鈴木財務大臣が火消しをするという事態になった。この狙いについて考えた。少なくとも心理的な防衛線をずら…
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アメリカ議会の下院議長闘争に見る「多数決民主主義」のバグ
アメリカの下院議長をめぐる闘争が第11ラウンドに突入したが議長は決まらなかった。10回を超えて決まらないのは1859年以来のことなのだそうだ。依然21名の造反者がおり、ついにドナルド・トランプの名前を…
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12月のアメリカの雇用統計を好感してダウが急反発。FRBタカ派政策解除の明るい兆しになるか?
アメリカの2022年12月の雇用統計の結果を受けてダウが急反発している。FRBのタカ派政策継続によって苦しめられている投資家は良い材料を見つけて積極的に反応しているようだ。このままタカ派政策が継続解除…
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岸田総理の「増税前解散宣言」がトーンダウンしたのはなぜか
あるいは「そんな宣言が出ているとは知らなかった」という人もいるかもしれない。報道によると、岸田総理大臣は年末のテレビで「増税前に解散する」と宣言したがその発言は年頭所感ではトーンダウンし「日程的には解…
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「落とし所なし」アメリカで下院議長不在という異常事態が継続中
アメリカ合衆国で下院議長が決まらないという事情事態が発生し現在も継続中だ。最初は何の気なしにQuoraの政治スペースに投稿したのだが、実は極めて深刻かつ異常な事態なのだそうだ。議長が決まらない限りアメ…
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「次の日銀総裁はもしかすると女性なのでは?」報道
なぜかデイリー新潮が「次の日銀総裁は女性になる可能性がある」と報道している。岸田総理が日銀人事に関心を示しているのだという。「岸田さんはこれまで関心がなかったのか」と思った。さらに「まだ決まっていない…
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尹錫悦大統領の「事実上の核共有」報道がバイデン大統領に秒で瞬殺される
やはり尹錫悦大統領の完全な勇み足だったようだ。先日、尹錫悦大統領が「事実上の核共有」を検討しているとする報道があった。これについて問われたバイデン大統領は「ノー」とだけコメントした。まさに「秒で瞬殺」…
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「尹錫悦大統領がアメリカと『事実上の核共有』について協議」との報道
尹錫悦大統領がアメリカと事実上の核共有について具体的に議論していると読める報道が時事通信から出た。「日本でも核共有を」という声が出てくるのだろうかと思い詳しく読んでみることにした。時事通信のタイトルは…
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再び燻り出した「コソボ問題」を大慌てで復習する
2023年の年明けにクロアチアがユーロを導入しシェンゲン条約に加入したというニュースがあった。通貨とパスポートコントロールでヨーロッパの中核圏に組み入れられたことを意味する。一方でセルビアではコソボ問…
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政治と若者の狭間でNHKが頑張れば頑張るほど嫌われてしまうのはなぜか?
たまたまNHK会長が出演する「会長ラジオ」という番組を見た。第三回目のテーマは「みなさんに届く番組を目指して」だ。NHKは若い制作者を起用してさまざまな番組を制作していると会長は主張している。これが少…
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ベネズエラでグアイド「暫定政権」が崩壊。行き詰まるアメリカの対ベネズエラ政策。
ベネズエラでグアイド氏が率いる暫定政権が崩壊した。背景を調べるとバイデン大統領の政策変更が影響しているようだ。バイデン大統領がベネズエラとの関係を見直した結果、合衆国が支援した「政権」が崩壊したことに…
